浅間温泉に行く方は要チェック！出かける前に知っておきたい基礎知識まとめ！

浅間温泉はこんなところです！ここは長野県の松本市北東部にあり、1300年の歴史を誇る、信州でも有数の湯場です。若山牧水や与謝野晶子、徳田秋声らの文人が訪れたことがある場所としても知られています。そんな歴史と文化と、信濃の大自然があるにもかかわらず、中心市街地からは車で10分というアクセスの良さです。周辺の高原などへ行く際の拠点としても便利で、質のいいお湯も嬉しいポイント。今回はその魅力について、お伝えします。

１．浅間温泉とは～その歴史と魅力～

長野県松本市の浅間温泉は、長野県のほぼ中央に位置する温泉です。源泉数は８ヶ所、飲泉所も２ヶ所あり、信州でも有数の温泉地です。
その歴史は1300年に及び、古くは飛鳥時代、日本書紀に登場した束間は、浅間温泉のことを指すと考えられています。 江戸時代には松本藩の御殿湯として、松本城の城主がここに通い、また明治時代には与謝野晶子や竹久夢二ら多くの文人に愛されました。
泉質は、無色透明のアルカリ性単純温泉。お肌がツルツルになる、「美人の湯」です。やわらかいお湯はお子さんからお年寄りまで楽しめ、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・冷え性・疲労回復・健康増進…etc.に効果があります。源泉温度は約50℃で湯量も豊富なため、掛け流しで入れるお風呂が多いことも特長です。
浅間温泉の魅力は、周辺の豊かな自然と、「松本の奥座敷」としての歴史と文化にあります。 安曇野や上高地、乗鞍高原・美ヶ原高原へのアクセスもよく、また、松本城とその城下町へは車でわずか10分。信州観光の拠点としても、オススメの温泉です。

２．浅間温泉でハンドメイドと日帰り入浴を楽しむ

■メニューが豊富！日替わりの手仕事教室 「浅間温泉 手しごと館」

和紙の人形作り、シャドーボックス、スクラップブック作り…様々な手しごと教室を通して、浅間温泉の魅力を発信している「浅間温泉 手しごと館」。 教室のメニューは日替わりで、寄せ植から英会話教室までジャンルも豊かです。併設された喫茶店は地元の人々の憩いの場にもなっています。

■浅間温泉会館 ホットプラザ浅間で日帰り入浴を楽しむ

松本市の観光帰り、スキーや登山の帰りにもよく利用されている、きれいで入りやすい温泉です。大浴場、露天風呂のほか、サウナや水風呂、足湯も備えており、色々なお風呂を日帰り入浴で楽しめます。松本城主や文豪たちも愛でた上質のお湯で、ゆったり疲れを癒してみませんか。

３．浅間温泉周辺のおすすめ観光スポット

■国宝　松本城

その黒壁が特徴的な、国宝のお城、松本城。見事な五重天守は、現存する中では日本最古です。戦国時代に造られたこの大天守と、江戸時代になってから造られた辰巳附檜、月見檜は、それぞれの時代の趣が反映されていて興味深いものがあります。そして、これらの「連結複合式天守」もまた、松本城だけに見られる特徴なのです。
城の庭園は四季折々の季節を映しており、時間を忘れてゆったりと散策できます。

■中町商店街

ぶらぶら散歩するだけで楽しい！
昔の松本の風情を感じさせる、白と黒のなまこ壁の土蔵が建ち並ぶ通りです。土蔵を改装した個性的な雑貨店や飲食店も多く、のんびり買い物を楽しむことができます。休日の朝に「蔵シック館」で開かれる朝市にも、是非行ってみたいものです。

■アルプス公園

信州の自然を手軽に楽しめるのがここ、アルプス公園。
松本市の丘陵部に位置し、西に北アルプス連邦や安曇野を、東に美ヶ原と松本市街を一望できるロケーションの良さ！ 小さな動物園や、大人気の遊具「ドリームコースター」などの設備も充実。無料で1日遊べ、お子さん連れにもおすすめのスポットです。

４．泊まってみたい！浅間温泉のおすすめの宿３選

■松本浅間温泉　ホテル玉之湯

バリアフリー貸切展望個室風呂が人気で、その他３種類の展望露天風呂が楽しめるのも特長です。料理が美味しく、サービスが良いと評判で、アットホームな気分でくつろいで過ごせるお宿です。

■浅間温泉　静保庵ホテル小柳（蔵のある宿　こやなぎ）

高台から安曇野と北アルプスを一望できる、景色の良さ。地産地消を追求したお料理や、質のいい温泉が人気、サービスも良いと評判のお宿です。

■星野リゾート　界 松本

モダンでありながら、日本の伝統美を感じさせる建物が、アート空間のような高級旅館。食事、サービス、お部屋全てに定評があります。毎夜催されるコンサート、８種類13通りのお湯が楽しめるお風呂など、日常を忘れて優雅なひと時を過ごせます。

５．お土産に！お茶うけに！浅間温泉のお菓子

■美月堂　宮田名産店の「浅間温泉まんじゅう」

浅間温泉でイチオシのお土産、浅間温泉の源泉を使いしっとりと蒸しあげた温泉まんじゅうです。永六輔さんデザインのパッケージもかわいい一品。
生地は黒糖入りとそば粉入りの二種類。つぶあん・こしあんのほか、季節限定の桜あん、栗あん入りもおすすめです。


■宮島商店の「おしんこ餅」

明治時代から受け継がれている、浅間温泉の郷土菓子。ぷるぷるとした口触りと、さくっと歯ごたえの良い食感が特徴の、素朴な味わいのお菓子です。

■アトリエMOOの「ふっくらおやき」

アトリエMOOは浅間温泉で唯一の「おやきcafe」。色々な具材を包んで丁寧に作られた手作りおやきは、ふっくらもちもち、やさしく懐かしい味わいで、浅間温泉の新しい名物として人気です。
店内は雑貨店も併設しており、毎月第4火曜日には講習料500円＋材料費で機織りが体験できる「機織りワンコインレッスン」も（要予約）。浅間温泉に行ったら、是非一度寄ってみたいお店です。

６．見てみたい！参加したい！浅間温泉のおすすめイベント３選

■ツール・ド・美ヶ原 (６月末)

６月末に行われる、全国的に名高い自転車レース、ツールド美ヶ原。浅間温泉の近くからスタートし、ゴールは美ヶ原になります。 標高差1270m、距離にして21kmの過酷なレースですが、子供からお年寄りまで、沢山の挑戦者が全国から集まります。

■たいまつ祭り(10月初旬)

浅間温泉で行われる日本三大奇祭の一つ、たいまつ祭り。
浅間の民の生活安泰きと五穀豊穣を守るために山中の奥宮から、浅間の宮に下られた神を、秋のとり入れの終わる頃に、松明の火と煙で、再び奥宮へとお送りします。
松明はわらで作られており、中には３mもの大きなものもあります。温泉街を50本～100本もの松明を背負った人々が練り歩く様は圧巻。祭りの目玉、豪壮な火炎太鼓も見ものです。 旅人の飛び入り参加可能。

■新そば祭り(11月初旬の週末)

長野の名産といえば、蕎麦！
蕎麦の収穫期を迎える11月初旬、浅間温泉では、新蕎麦祭りが行われます。
祭りのメインは、採れたての新そば粉で打った蕎麦の食べ比べ！地元のそば打ち名人や、人気の蕎麦店がブースで自慢の蕎麦を提供します。当日は地元のホテルなどで、割安に日帰り入浴も楽しめ、コンサートなどのイベントも、お祭りを盛り上げています。

７．浅間温泉へのアクセス

■公共交通機関利用

【東京方面より】
新宿→中央本線（特急あずさ）２時間30分→松本→タクシー15分/バス25分→浅間温泉

【名古屋方面より】
名古屋→中央西線（特急しなの）２時間→松本→タクシー15分/バス25分→浅間温泉

【大阪方面より】
新大阪→東海道新幹線＋中央本線（特急しなの）３時間30分→松本→タクシー15分/バス25分→浅間温泉

【北海道より】
札幌空港→飛行機１時間40分→信州まつもと空港→タクシー40分/バス50分→浅間温泉

【九州より】
福岡→飛行機１時間20分→信州まつもと空港→タクシー40分/バス50分→浅間温泉

■車利用

【東京方面より】
八王子IC→中央自動車道（約157ｋｍ）→岡谷JCT→長野自動車道（約22ｋｍ）
　　松本IC→20分→浅間温泉

【名古屋方面より】
小牧JCT→中央自動車道（約173ｋｍ）→岡谷JCT→長野自動車道（約22ｋｍ）
　　松本IC→20分→浅間温泉

【大阪方面より】
米原JCT→名神高速＋中央自動車道（約360ｋｍ）→岡谷JCT→長野自動車道（約22ｋｍ）
　　松本IC→20分→浅間温泉

＊詳しくは浅間温泉旅館協同組合HPへ→http://www.asamaonsen.com/access/



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浅間温泉について特集してきましたが、いかがだったでしょうか？ここのお湯は、長野県内でもトップレベルの量を誇り、また、温度が約50℃のため、加水や加温が不要で、「完全掛け流し」で入れる宿が多いのが特徴なんですよ。季節ごとのイベントもたくさん用意されていて、一年中、訪れる人を飽きさせることがありません。また周辺の観光スポットも盛りだくさん。各地からのアクセスも抜群に良いので、ぜひ今度のご旅行の拠点にして下さいね。