Kentaro Ohno
京都の東山にある『八坂庚申堂』(正式名称:大黒山延命院金剛寺)は、日本で最初に庚申信仰が始まったとされるお寺です。そんな、八坂庚申堂には、『くくり猿』というカラフルなおさるさんをモチーフにしたものがたくさんぶら下がっていて、圧巻です。
そんな、八坂庚申堂について、今回はご紹介していきたいと思います。
1.八坂庚申堂とは?
http://syogiku.blogspot.jp/2012/08/blog-post_29.html
庚申という言葉はあまり聞きなれない方も多いのではないでしょうか?庚申とは、カレンダーに書いてあることもある、干支の『庚(かのえ)と申(さる)』の日の事です。
庚申の日は、人間の体の中にいる三尸(さんし)という虫が寝ている間に体から出てきて、天帝さんという神様に人間の悪口を告げ口に行くという日なのだそうです。
告げ口をされた人間は天帝さんにより、寿命を縮められてしまうので、この日は、夜通し寝ないで過ごしたそうです。
2.八坂庚申堂の見どころは?

http://blog.goo.ne.jp/hanesan101/e/1ad7a4f194eb5daa0cfa8d876f581643
『八坂庚申堂』の見どころを紹介していきたいと思います。きっと、これを読んだら、『八坂庚申堂』に行きたくなること間違いなし!
くくり猿をぶら下げて、願いをかなえよう

http://blog.livedoor.jp/bochan693/archives/32841804.html
くくり猿は、手足をしっかりとくくられてしまい、身動きが取れなくなった猿を模してあります。お猿さんのように、欲望のままに行動してしまうことを戒める形を表したもので、人間の欲望をコントロールすることを表したものだと言われています。
欲望を一つ我慢することにより、自分が本当にかなえてほしい願いをかなえてもらうという意味もあるそうです。
くくり猿に願いを書いて、ぶら下げてくることにより願いがかなうと言われています。
こんにゃく焚きを食べて、元気になろう

http://kyoto-tabiya.com/blog_higashiyama/%E5%85%AB%E5%9D%82%E5%BA%9A%E7%94%B3%E5…
年6回ある庚申の日に、八坂庚申堂を尋ねるといい香りが漂ってきます。よくみると、猿の形をしているこんにゃくがたくさん焚かれています。
実はこの猿の形をしたこんにゃくは、庚申の日に北を向いて無言で3つ食べると無病息災になると言われているようです。
御心づけを渡すといただけるようなので、庚申の日に無言でたべて元気でいられるように願いたいですね。
いたるところに三猿がいますよ。

http://s.webry.info/sp/sei-ji.at.webry.info/200907/article_30.html
三猿と言えば、『みざる、きかざる、いわざる』で有名ですよね。実は、三猿は、庚申さまのおつかいとされていて、人間の行動に戒めを伝えてくれています。
八坂庚申堂には、あちこちに三猿がおいでになるので、探してみるのも楽しいかもしれませんね。
色々な御祈祷をしていただけます。

http://miseban-panda.seesaa.net/article/391442420.html?from_sp
八坂庚申堂では、色々な御祈祷をしていただけます。- 難病奇病を封じ込める、『こんにゃく封じ秘法』
- 家族や、他人に下の世話にはならない。『タレコ封じ祈祷』
- 一年間しっかり祈祷していただけます。『年間祈祷』
- 行方不明の方、家出人の方、失せ物をひきよせる。『鉤召祈祷』
- 色々な願い事をかなえる。『所願成就祈祷』
撫で仏さまで、体の辛い所を平癒してもらおう。

http://tama3.org/example436.html
撫で仏である『賓頭盧尊者』(びんずるそんじゃ)さん。ご自身の痛い所や辛い所があれば、賓頭盧尊者さんの体の同じところを撫でて、平癒してもらう仏様です。
頭痛でなやんでいれば、頭を、腰痛で悩んでいれば腰を撫でて平癒してもらいましょう。
3.訪れた人たちの声
個人的に大好きな八坂庚申堂。 pic.twitter.com/XQKeA7ecYX
— T.majus (@majus_t) 2015, 1月 28
@sekimomechan わ!そうだったんですか!ありがとうございます〜もしかしたら行ったことあるのかもしれないんですが、、清水寺あたりにある八坂庚申堂も小さいけどオススメです