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滋賀県、琵琶湖の北側に位置する長浜市は、戦国時代、羽柴秀吉のお城である長浜城とその城下町があった場所です。そんな長浜は、いったいどんな街なのでしょうか。
長浜の歴史とその魅力をご紹介します。
長浜とは?
戦国時代には羽柴秀吉の長浜城の城下町として、江戸時代には北国街道の宿場町として栄えた街で、今でもそこかしこにその面影が残っています。
長浜の魅力
戦国武将羽柴秀吉が初めて構えた城、長浜城の城址をはじめ、市街地の周辺には浅井長政の小谷城址、石田三成の出生地などの戦国時代の史跡だけでなく、江戸時代の宿場の名残の黒壁スクエア、日本最古の駅舎や慶雲館などの明治の建物も残る、歴史情緒豊かな街です。また、長浜港からは竹生島への遊覧船が出ていて、歴史だけでなく自然の豊かさも感じられる街です。
長浜の歴史
戦国武将羽柴秀吉が初めて城持ち大名となって城を構え、その城下町として整備したことで、湖北地方の中心地となりました。もともと「今浜」という名前でしたが、羽柴秀吉が主君である織田信長の名前から一字取って「長浜」としたと言われています。その後、長浜城が廃城となってからは、大通寺の門前町や、北国街道の宿場町、琵琶湖の水運の要衝として発展しました。
長浜でできること
城跡にある歴史博物館で歴史ロマンに触れたり、宿場町の街並みを残す黒壁スクエアではガラス工芸のお店や工房を見たり郷土料理に舌鼓を打つこともできます。長浜港から出ている遊覧船に乗って竹生島まで行けば、琵琶湖の湖上からの眺めを楽しんだり、日本の夕日百選にも選ばれた美しい夕陽を見ることもできます。おすすめの観光スポット
長浜城歴史博物館
長浜に行くなら、絶対に押さえておきたいのがここ。長浜城自体は江戸時代に廃城になっていて、当時のものはわずかに石垣の一部と井戸のみです。
現在のお城は昭和になって再建れたものです。
歴史博物館として公開されている展示室では、英世氏以来の長浜の歴史と文化が紹介されています。また、展望室からは琵琶湖の景色を一望できるだけでなく、戦国時代の長浜がいかに重要な土地であったかの解説を聞くことができます。
黒壁スクエア
長浜鉄道スクエア
長浜にある旧長浜駅舎は、現在残っている最古の鉄道駅舎です。当時の新橋駅の駅舎をモデルにした二階建ての洋風建築で、明治のモダンな建築を間近に見ることができます。長浜鉄道文化館には貴重な鉄道資料が展示されているほか、鉄道模型の運転体験もできます。また、北陸電化記念館では実際に使われていたD51などの鉄道車両を見ることができます。おすすめの宿泊場所
須賀谷温泉
小谷山のふもとに沸いた温泉で、浅井長政とお市の方も湯治に利用したと言われている、歴史ある温泉です。北国街道の宿 紗蔵
江戸時代から長浜浜ちりめんを営んでいた古民家を再生した宿。コテージのような感覚で宿泊できます。お野菜と豆腐がメインのヘルシーなお料理も魅力的です。
三谷旅館
2011年の4月にリニューアルオープンした老舗旅館。老舗名割に、リーズナブルなお値段で泊まれるのが嬉しいところです。
おすすめグルメ
焼鯖そうめん
長浜の伝統的な風習で、農家に嫁いだ娘のもとにその身を案じて実家の親が焼き鯖を届ける「五月見舞い」のときに、届いた焼き鯖とそうめんを炊き合わせて作る料理。また、長浜の伝統のお祭り「曳山祭り」のときにはお客様をもてなすために作られる、ハレの日の料理でもあります。それぞれのお店に、受け継がれる伝統の味があります。
湖北そば・伊吹そば
日本のそば栽培発祥の地と言われる伊吹山麓で育ったそばの実を使ったおそば。100パーセント地元産のそばの実を使っています。そば粉の配合は6割とちょっと少なめですが、コシのある食感が楽しめます。
堅ボーロ
100年の伝統をもつお菓子で、頑固な硬さと穏やかな生姜の風味が特徴です。大納言のあんこを使った、ボーロ最中というお菓子もあります。イベント
長浜曳山祭り
毎年4月に開催されるお祭りです。国の重要無形文化財であり、日本三大山車祭にも数えられる歴史あるお祭り。豪華な山車や子供歌舞伎など、見どころたっぷりです。
長浜盆梅展
昭和27年から続く、日本最大級の盆栽の梅の展示会です。会場の慶雲館は明治からある歴史ある建物。一見の価値ありです。