世界三大砂漠のひとつ・アタカマ砂漠に眠るのは、きょ…巨人!?砂漠から突き出した巨大な手は、まるでジブリ映画『風の谷のナウシカ』で登場した巨神兵のようだった…。
アタカマ砂漠の真っ只中に巨人が眠る?
チリの大西洋岸にあるアタカマ砂漠は、南北に約1000㎞に渡って縦長に細くのびる砂漠。世界三大砂漠のひとつで、降雨量はとても少なくまるで月面のような光景が広がっています。そんなアタカマ砂漠には、巨人が眠っているって知っていました?
砂漠から突き出た巨大な手、なんと大きさ11m!
砂漠に突如と現れる不思議な巨大な手。まるで地面の下に眠る巨人が、手をドーンと天に向かって突き出しているかのよう!
巨大な手の高さはなんと11mもあります。人と一緒に並んだ写真を見てみると、その大きさがよくわかりますよね!
その手の意味が深かった…
爪やシワまで再現されている巨大な手「Hand of the Desert」には、実は意味が込められています。水難の危険を警告しており、チリの彫刻家マリオ・イララザバル (Mario Irarrázabal)氏によって、1992年につくられたものなんです!
チリのアーティストMario Irarrázabal氏の作品です
セメントや鉄筋などでできているマリオ・イララザバル氏の作品は、地元の人から「La Mana(手)」と呼ばれているんだそう。また、その他にも同じようなテーマで巨大な手の作品を作っています。
こちらは、ウルグアイ・Brava Beachから突き出している巨大な手。
スペイン・マドリードのParque Juan Carlos Iにも彼の巨大な手の作品があります!
ところで、アタカマ砂漠と言えば…
5000を超える地上絵の宝庫
アタカマ砂漠には、約5000もの地上絵があります。地上絵と言うと、ナスカの地上絵を思い浮かべるかもしれませんが、アタカマ砂漠の地上絵は斜面に描かれているのが特徴です。
全長約85mの巨人絵「アタカマの巨人」が有名
中でも「アタカマの巨人」と呼ばれる地上絵が有名!まるで、宇宙人のような姿をしていますね。
世界屈指の天体観測スポット
アタカマ砂漠の平均標高は約2000m、雨はあまり降らず空気も乾燥しているため、世界屈指の天体観測スポット。日本の「なんてん」という天文台も、ここにあるんです!
砂漠だけどラグーンもある
砂漠の中には、アルトプラニックラグーン(Altiplanic Lagoons)と呼ばれる湖も!ここはフラミンゴ保護区にも指定されているスポットです。砂漠の中に現れる湖は、まさにオアシス♪