利島村(としまむら)は、太平洋に連なる伊豆諸島のひとつで東京都の一部だということはご存知かと思いますが、それぞれの島のことは、あまり知られていないので、この機会に詳しくご紹介します。ここは都心から2時間ちょっとで行ける自然豊かなリゾート地で、都会では体験できないドルフィンスイムや、スキューバダイビングなどのマリンスポーツのほか、満点の星空を鑑賞することができるんです。ここは休日にのんびり過ごして、癒されたい方に最適なスポットなので、ぜひチェックしてくださいね。
利島村とは?
砂浜はなく、断崖絶壁の島全体が椿林に覆われ、その本数は約20万本と言われており、冬になると島中で咲き誇る椿の花を見ることができます。
自然美が豊かな本島は、夜空もまた美しく、天気の良い日には、多くの星座や天の川を肉眼で見ることができます。 また近年は利島港周辺に離れイルカが棲みつき、イルカウォッチングも評判になってきています。
利島村の魅力
椿油の生産量日本一
江戸時代から今日までの200年以上に渡って椿油を生産しています。島内で取れた実を100%使った椿油は品質がとても高い評価を得ています。現在では島全体で20万本の椿があると言われています。伊勢エビの宝庫
巨大なサザエ
周辺海域の波が荒いことで知られる伊豆利島で採れる天然さざえは、荒波でもまれているため、身が引き締まってコリッという食感がたまらない美味なさざえです。しかも、利島のさざえは乱獲をしないので最低でも200g以上(通常は200g以上あれば特大サイズと呼ばれます)という大満足サイズです。利島村でできること
ドルフィンスイム
ドルフィンスイムとは、スノーケリングやスキンダイビング(素潜り)でイルカと一緒に泳ぐことです。利島には現在、複数頭のイルカが棲んでいて、島の周りを船で一周すればほぼ発見することができます。フィン、マスク、シュノーケルを着けて静かに海へ入れば、間近で彼らの泳ぐ姿を見ることができ、ライセンスがなくても野生のイルカと泳ぐことが可能です。予約は2ヶ月前から受け付け
寺田屋http://www.teradaya-yuuseimaru.com
利島ダイビングサービス http://homepage2.nifty.com/toshimads/
ドルフィンスイム・イルカマリンクラブ利島 http://www.irukamarine.com
スキューバダイビング
Cカードを持っている方はダイビングを楽しむことができます。利島ダイビングの目玉はウミガメと回遊魚です。島の周りは潮が流れていることが多いので、カンパチ、ヒラマサ、タカベ、イサキなど様々な回遊魚がやってきます。ダイビングは基本的にドリフトになりますが、経験に合わせたポイントを選んでもらえるので初心者でもOKです。・タンクレンタル:1本 2000円税別
・1ボート :1回 3000円税別
・施設使用料:1日1000円税別
・ウエイトレンタル:1日500円税別
・ガイド料 :1本2300円税別
・予約受付:利島ダイビングサービス http://homepage2.nifty.com/toshimads/
星空ウオッチング
日が暮れると、利島の空は天然のプラネタリウムとなります。晴れた月のない夜には、肉眼で天の川が見える夜空に、星座を知らなくてもいつまでも飽きることなく観賞していしまいます。利島でなければ決して見ることができない特別な星空を独り占めできます。利島の宿
利島は島の面積が小さく観光目的の渡航が少ないため旅館1軒と民宿6軒しかありません。小規模な宿が多いので連休などの行楽シーズンの予約は早めにしないととれません。民宿 寺田屋
ドルフィンスイムと宿泊の予約が一括で可能です。安全に、安心して泳ぐために水中ガイドが必ず同行しています。
■ 基本情報
- ・名称: 民宿 寺田屋
- ・電話番号:04992-9-0251(ドルフィンスイムの予約はHPからのみ)
- ・宿泊料金: 1泊2食¥7000~
- ・ドルフィンスイム乗船料:1名1回7000円税抜(中学生以上)
- ・公式サイトURL: http://www.teradaya-yuuseimaru.com/
民宿 そうだいも
ドルフィンスイムと宿泊の予約が一括で可能です。■ 基本情報
- ・名称:民宿 そうだいも
- ・電話番号: 04992-9-0039
- ・宿泊料金:1泊2食¥7000~
- ・ドルフィンスイム乗船料:1名1回7000円税抜(中学生以上)宿泊客6500円
- ・ドルフィンウオッチング(船の上から):中学生以上4500円 小学生以下3500円
- ・公式サイトURL: http://www13.plala.or.jp/soudaimo0039/index.htm
利島を訪れた人の声
利島の今日の星空です。天の川に流れ星、衛星も見えました。 α7+FE16-35mm+プロソフトンA pic.twitter.com/MDB64mbZje
— 水中写真家 高縄 奈々 (@Aduncus7) 2015, 7月 14
利島沖航行中。まだ海はそれほど悪くない感じ。 pic.twitter.com/Q505kJwHrv
— 阿亮 a-liang (@suzuryosan) 2015, 7月 14
【利島活性化活動】 人口300人椿油生産量全国一位の利島で、高齢化で危ぶまれる椿林の保全育成活動を実施します。 日程:8/1~5(5次隊)、8/5~9(6次隊) 場所:東京都利島村 予定人数:各50人 pic.twitter.com/1zmxbZtChj
— IVUSA 神奈川白楽クラブ (@Jindai_IVUSA) 2015, 7月 7
利島へのアクセス
竹芝桟橋から夜発の大型定期船で行く(6時間)
週末で行くには、金曜日の夜22時〜23時(シーズンによって変わります)出港の大型定期船で行く方法が一般的です。6時間。問合せ先:東海汽船受付 Tel.03-5472-9999
竹芝桟橋から昼発のジェットフォイル(水中翼船)で行く(2時間30分)
海況が安定している時期であれば、乗船時間2時間半のジェットフォイルはいいかもしれません。土曜日の朝の便で島に渡り、日曜日の午後の便で帰ります。問合せ先:東海汽船受付 Tel.03-5472-9999
伊豆下田発の定期船で行く(1時間30分)
静岡県下田港よりあぜりあ丸で1時間半で行くことができます。問合せ先:神新汽船 Tel.0558-22-2626
利島・基本情報
■ 基本情報
- ・名称:東京都利島村
- ・面積:4.12k㎡
- ・周囲:8km
- ・電話番号:04992-9-0011(利島村役場)
- ・公式サイトURL:http://www.toshimamura.org/
利島村へは、竹芝桟橋からジェットフォイルを利用して、たったの2時間半で到着するので、「都会の喧騒を離れてのんびり過ごしたいけど、何日も休みを取る訳にはいかない」という方でも、週末に気軽に訪れて、海や山のレジャーを楽しむことができます。長期休暇を取って海外まで行けなくても、こんな近くに、野生のイルカと泳げる場所があるのなら、この貴重なチャンスを活かして、いろいろなアクティビティに挑戦してくださいね。天気のいい日の夜はゆっくり天然のプラネタリウムを鑑賞して素敵な思い出をつくりましょう♪