屋形船ってどんなイメージ？皆が知りたい22個のまとめ

江戸の粋な遊びとして今注目されているのが屋形船でしょう。この屋形船には、江戸情緒が凝縮され、今に伝わっています。東京観光の新たな発見につながるのも屋形船です。そんな屋形船の歴史と魅力を深く掘り下げてご紹介しましょう。

屋形船からの景色は地上からとは別物！

※写真は、屋形船「池上」の船から見た様子です。

隅田川から眺める桜はまさに春うらら。

屋形船での優雅な遊びは、平安時代からその原形はあったようですよ。貴族の遊びなどが、絵巻物にも描かれていますね。河川の整備が進んだ江戸時代には、庶民の間でも粋な遊びとして栄えたそうです。代表的ななものとしては、「隅田川の船遊び」でしょう。

船から眺める景色は一段と魅力があったのでしょう。春真っ盛りの頃には、桜の花が満開となり、その眺めは人をとりこにしたでしょうね。今でも屋形船に乗り、花見やクルージングを楽しむ人が多いのです。粋な遊びですね！その屋形船を案内してくれる便利なサイトがあります。ご紹介しましょう。

屋形船×東京の花火の美しさは格別！

桜咲く春の季節の船遊びも素敵ですが、東京の花火を屋形船で楽しむことも魅力的ですね。その美しさは格別でしょうね。打ち上がった花火の大輪が水面に映り、辺りは空の花火と水面の花火に包み込まれます。優しい風と一緒になって、そこは最高のロケーションとなることでしょう。

花火大会は夏の風物詩。東京湾華火大会などでも、屋形船は大活躍です。水上から眺める花火とおもてなしの料理で、普段では味わえない時間が最高ですね！数々ある屋形船の中から、ここでは「屋形船　あみ幸」さんをご紹介しましょう。

お台場、レインボーブリッジのロマンチックな景色

屋形船での周遊プランはたくさんあるんですよ。お台場、レインボーブリッジを巡るコースも人気があります！むしろ定番のコースと言ったほうが良いでしょうね。フジテレビ本社ビルなどの都会的なビルをはじめ、たくさんの高層ビルが立ち並ぶお台場。意外と多い緑とビル群のコントラストが素敵です！

夕方から夜にかけては、東京湾に反射するイルミネーションの美しさが最高！ここでは、「屋形船濱田屋」さんのプランでご紹介します。

葛西臨海公園やディズニーの花火が見られるコースも！

屋形船の周遊コースの中には、葛西臨海公園やディズニーの花火が見られるコースもあります。こちらのコースは、若い世代のカップルや家族連れの人たちに大人気！停泊ポイントはディズニーランド周辺になっていて、お目当ては、何と言ってもディズニーランドの花火でしょう。

花火はお天気によって見られない場合もありますが、それは事前にお天気情報をキャッチしておけば大丈夫です。打ち上げ時間に間に合う様に運行されれば、最高の屋形船の思い出となります。ここでは、江戸情緒を伝える「たかはし丸」さんのプランをご紹介します。

大宴会のイメージ？！少人数でも大丈夫！

※写真は、なわ安の屋形船での振袖さん、芸者さんの踊りです。

大体15名以上、予算10000円/1人くらいから貸切で利用可能

屋形船の醍醐味は、気の合った仲間や会社の同僚たちで心うち融け合って楽しむことでしょうね。屋形船には色々な形態があり、大人数で楽しむものから10人前後のものまでありますよ。ここでは少人数で乗れる貸切屋形船を紹介しましょう。

最少の貸し切り人数でみると、平日では８名ぐらいから乗れるものもあります。標準的なものでは大体10人から15人貸し切り人数となるようです。料金は10,000円/1人あまりでしょう。貸し切り屋形船は多くありますが、「深川　冨士見」さんの例を取り上げてみましょう。

乗り合い屋形船あり。2名から乗船できる！

屋形船での粋な遊びは、貸し切り船が楽しいものです。しかし、団体ではなく、親しい友人とかカップルで楽しむこともおすすめですね。そんな場合は、乗り合い屋形船が気楽で良いものです。最近では、お誕生日や結婚記念日など、お祝いを兼ねて屋形船を利用される人も多いようです。

乗り合い屋形船にも色々な形態があります。大体の場合、2名から乗船できます。ご夫婦やカップルが利用されます。ここでは、「屋形船と寿司の駒形」さんの例を取り上げてみましょう。

気楽に乗れるランチクルーズができる屋形船も！

屋形船でランチ。いつもと違う趣のあるランチタイムが楽しめると人気急上昇中です。しかも、屋形船でのランチが意外とリーズナブルなんです。お昼の時間にゆとりがあればおすすめですよ。ご家族連れやお友達との特別なランチが楽しめます。また、カップルには思い出づくりともなるでしょう。

屋形船でのランチも様々です。出される料理や所要時間、そして料金も違いがあります。ここでは、「船宿　釣新」のプランを取り上げてご紹介しましょう。

歴史ある屋形船。今の近代的な屋形船の設備は、、？

※写真は、屋形船濱田屋から見た「お台場レインボー花火」の様子です。

平安時代に貴族の遊びとして始まった

屋形船の歴史は平安時代にまで遡ることができます。かなりの歴史ですね。当時は一部の貴族たちの風流な遊びとして船遊びを楽しんでいたのでしょう。船の大きさや定員なども現在のようなものでなく、こじんまりとした船だったのでしょうね。

浮かべる場所も、限られていたと思いますよ。庭にある池などのような安全な場所がほとんどでしょうね。流れる川とか海に出て船遊びをするということは稀でしょうね。

それが、船の構造や船材がしっかりとし、安全が保たれるなかで、川や波静かな湾や入り江などに繰り出すことができたのでしょう。江戸時代になると、豪商だとか武士たちの間で粋な遊びとして浸透していったのでしょうね。

江戸の粋な遊びとしての歴史

江戸の屋形船が粋な遊び（文化）となっていったのは、川や堀が整備されていたからでしょう。至る所に川が流れ、堀がめぐらされていました。こうした事は、屋形船での遊びも、浮世絵などにも描かれてきました。文人の遊びや町民の遊びに、屋形船は必ず登場してきたようです。

また、江戸には地方からの人がたくさん集まってきました。全国から集まってくる武士やその他の人々が江戸の文化、江戸の粋を楽しむようになったと言う訳です。戦後、しばらくの間は中断したようですが、昭和の終わり頃から再び登場。その当時の屋形船は20名位の定員と小さな船が主流だったそうです。

現在では、大きな屋形船も登場し、船内設備も充実しています。現在では川に浮かぶお座敷といった感じにまでなっています。

現在はトイレあり、冷暖房あり、カラオケがある船まで！

現在の屋形船は、東京観光の人気スポットにもなっていますよね。多くの都民も楽しんでいますが、実は地方から東京観光に訪れた人たちが楽しんでいます。団体のお客さんも多いようですが、少人数のお客さんも利用しているでしょう。

このような屋形船ですから、船も昔ながらの姿を残すものからスタイリッシュなものまであります。また、船内はトイレはもちろん、冷暖房完備で最新式のカラオケまである船が多くあります。

畳敷き、テーブルスタイル、掘りごたつなど席も多様化

屋形船の人気は、船上でもゆっくりと寛げるところにあるのでしょうね。畳敷きはお座敷感覚で人気があります。畳敷きが苦手という人には、テーブル席もあります。もっと楽な掘りごたつ席も準備されています。お好みに応じて選べるところも人気なのでしょうね。

船の周遊コースも川から堀、そして湾に進む場合があります。波や揺れが気になるでしょうが、不思議なことに安定感があるのですよ。お料理や飲み物に影響が出ることはほとんどありません。もちろん、悪天候などの場合は、安全優先で休航となります。

景色や宴会だけじゃないこんな楽しみ方もあった！

※写真は、ハゼ釣りのできる屋形船です。

潮干狩り

屋形船と言えば、景色を楽しんだり宴会で寛ぐというイメージが強いでしょう。もちろん、それが魅力だからですよね。しかし、そればかりではありません。その他の楽しみ方があるんです。その一つが、屋形船で潮干狩りを楽しむと言うものです。

周遊を楽しみ、景色を楽しみ、その上潮干狩りという体験ができるのです。ここでは、「あみ弁」さんの例を紹介して、その魅力に迫ってみましょうね。

「あみ弁」さんでは。4月下旬より、ゴールデンウィークを経て８月末までの大潮の日中、屋形船で潮干狩りを楽しむプランがあります。キャッチコピーは、「濃厚にして超美味、幻の江戸前アサリを獲りにゆこう！」です。

漁場は、むかしからアサリの宝庫だった場所です。 アサリの獲れる浜辺へは、沖に停泊させた屋形船から渡船用の小船で搬送してもらえますよ。

ハゼ釣り&あげたて天ぷら

次にご紹介するのは、「ハゼ釣り」を楽しむ屋形船です。江戸前のハゼは昔から人気ですよね。釣ったハゼは屋形船で、揚げたての天ぷらとして食べることができます。こんな贅沢なことはないでしょう。ハゼのシーズンは、８月下旬より１１月上旬あたりまででしょうね。１２月になると大物もあがりますよ。

釣果の狙える確実なポイントまで屋形船で行き、釣りの醍醐味と味を堪能できます。ここでは「深川吉野屋」さんのプランを取り上げてご紹介しましょうね。

「深川吉野屋」さんでは、午前９時〜１０時に出発し、１５時くらいに帰着する５〜６時間コースが一般的となっています。釣ったハゼをお昼時に天ぷらでいただく事ができます。夜釣りコースもありますよ。

投網体験

屋形船で投網体験というものもあります。投網はなかなか難しいもので、一般的にはあまりチャレンジできませんよね。投げるタイミングが少しずれると網が思う様になりません。実際に自分が投げるプランもありますが、プロの投網の技を実際を見せてもらえます。

漁期は、４月から９月あたりまでです。昼の屋形船で見学できますよ。投網の見学料金は無料となっていますし、その場での飲食も可能となっているんです。狙いの魚種は、スズキやクロダイ。投網体験は、予約が必要ですからお忘れなく！ここでは、「網さだ」さんのプランを紹介しましょう。

どんな料理が楽しめる？

※写真は、貴船茶屋クルーズコースのお料理です。

天ぷらやお刺身などの懐石風料理

屋形船の魅力は数々ありますが、景色を楽しみながらいただく料理は一番の楽しみでしょうね。屋形船でいただける料理の定番は、何と言っても天ぷらやお刺身などの懐石料理でしょう。どの屋形船も競って、工夫を凝らした料理でもてなしてもらえます。

ここでは、「船清」さんのお料理をご紹介しましょう。「船清」さんのこだわりは、揚げたての天麩羅や、刺身の舟盛りをはじめとする盛りだくさんの日本料理です。しかも飲み放題が付いています。航行時間は、 ２時間30分あまりですが、ゆっくりと楽しむことができますよ。

特別なプランに寿司職人さんの握りたて寿司プラン！

屋形船でのお料理、寿司職人さんが乗船していて握りたてのお寿司をいただけるとなると、気分が高揚してきますよね。こんな贅沢なことはないでしょうし、粋ですよ。船上から見える景色を眺めながらいただくお寿司、じっくりと味わいたいものです。

ここでは、「あみ貞」さんのプランを取り上げてみたいと思います。小江戸グルメプランでは、江戸前寿司職人がお客さんと一緒に乗船しますよ。そして、お客さんの注文に応じて目の前でお寿司をにぎってもらえます。

寿司ネタは、厳選された中トロや赤身ほか、職人技でつくった〆鯖、ヒラメのコブ〆など、10～15種ほどが準備されています。それでお値段は、1人あたり10,000円(+税）。飲み放題もついています。もうびっくりのプランです。

船上でもんじゃ焼きができるプランも

もんじゃ焼きは東京のご当地グルメで、全国的にもよく知られています。屋形船でもんじゃ焼きとなれば江戸情緒たっぷりの組み合わせとなりますね。粋な屋形船でいただくもんじゃは最高でしょうね。

ここでは、「江戸前汽船」さんのプランを取り上げてご紹介しましょう。使われるのは海鮮もんじゃ屋形船月島丸です。お値段は、5000円から5900円で２名様より乗船可能の屋形船なんです。もんじゃ屋形船で飲み食べ放題！宴会や貸切も大人気のプランとなっています。

江戸の粋な船遊び「屋形船」についてご紹介してきました。最後までのおつきあい下さりありがとうございました。普段の生活では味わえない屋形船の魅力が伝わりましたら幸いです。