naosuke ii
群馬県にある昔から湯治に訪れる人が多い磯部温泉の周辺にあるおすすめ観光スポットをお教えします。温泉街を通過する信越本線が越える碓氷峠には、かつて日本最初に導入されたアプト式の路線があり、鉄道ファンにとって外せない鉄道遺産が多く残っています。他にも世界遺産の富岡製紙工場、新時代の教育を支えた新島襄の生まれた安中藩の史跡などその周辺スポットをご案内します。
心も体も癒されたら、観光にも出かけちゃいましょう。大人も子供も楽しめるところが満載です。日帰りでは勿体ない!
1.群馬サファリパーク
http://www.safari.co.jp/
車から至近距離で動物を見られることができるサファリパークが群馬にもあります。36万㎡の広大な敷地に野生動物が放し飼いにされています。自家用車での入園も可能です。トラへのエサやり体験やガイド付きのレインジャーツアーなどがあり、動物と触れ合い、知ることができる楽しいところです。■ 基本情報
- ・名称:群馬サファリパーク
- ・住所:群馬県富岡市岡本1番地
- ・アクセス:西富岡駅出口から徒歩約58分
- ・営業時間:3月1日~10月31日/9:30~17:00
- 11月1日~2月28日/9:30~16:30
- (入園はいずれも閉園の1時間前まで)
- ・定休日:水曜定休(祝日の場合は営業)
- 春休み:3月20日~4月7日、GW:4月29日~5月5日、
- 夏休み:7月20日~8月31日、年末年始:12月28日~1月7日は無休
- ・電話番号:0274-64-2111
- ・料金:高校生以上 2600円/3歳以上 1300円/65歳以上 1820円~
- ・公式サイトURL:http://www.safari.co.jp/
2.富岡製糸場
http://www.zenkin.jp/list/475
教科書に出てくる赤いレンガ作りの明治5年(1872年)に創業した日本初の官営模範製糸場。ヨーロッパの技術と日本独自の工法が融合してできた世界最大規模の製糸工場でした。近代日本を象徴する建造物として、2014年6月には世界文化遺産に登録されました。■ 基本情報
- ・名称:富岡製糸場
- ・住所:群馬県富岡市富岡1-1
- ・アクセス:西富岡駅出口から徒歩約12分
- ・営業時間:午前9時~午後5時(最終入場 午後4時30分)
- ・定休日:不定休・12月29日~31日
- ・電話番号:0274-62-5439
- ・料金:大人 1,000円 高校・大学生(要学生証)250円 小・中学生 150円
- ・公式サイトURL:http://www.tomioka-silk.jp/hp/
3.群馬県立自然史博物館
http://gtia.jp/search/detail.html?tid=403023
「もみじ平総合公園」内にある施設。地球の生いたちと生命の進化の歴史や、群馬県の豊かな自然について学べる場所となっています。人気なのは全長15mの恐竜カマラサウルスの全身骨格標本でほかにも地球誕生から現在まで46億年の歴史や群馬の自然を紹介する常設展や企画展が催されています。■ 基本情報
- ・名称:群馬県立自然史博物館
- ・住所:群馬県富岡市上黒岩1674-1
- ・アクセス:上州七日市駅出口から徒歩約27分
上州一ノ宮駅出口から徒歩約29分 - 西富岡駅出口から徒歩約31分
- ・営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- ・定休日:毎週月曜
- ・電話番号:0274-60-1200
- ・料金:一般 500円/大学生 300円/高校生 300円~
- ・公式サイトURL:http://www.gmnh.pref.gunma.jp
4.碓氷峠鉄道文化むら
http://www.jalan.net/kankou/spt_10401cc3290030068/
園内は30両以上の鉄道車両の野外展示、蒸気機関車「あぷとくん」、実際に石炭を燃やして運行するミニSL、トロッコ列車「シェルパくん」など鉄道資料館もあり、鉄道オタクでなくても、鉄道の歴史に触れながら子どもからお年寄りまで楽しめる場所です。■ 基本情報
- ・名称:碓氷峠鉄道文化むら
- ・住所:群馬県安中市松井田町横川407-16
- ・アクセス:横川駅から徒歩3分 松井田・妙義IC車で7分
- ・営業時間:3月~10月 9:00~17:00 11月~2月 9:00~16:30
- ・定休日:火曜定休(8月を除く) 火曜日が祝日の場合翌日休園
- ・電話番号:027-380-4163
- ・料金:小学生:300円 中学生以上:500円
- ・所要時間:3時間位
- ・公式サイトURL:http://www.usuitouge.com/bunkamura/
5.こんにゃくパーク
http://yoshinao7.exblog.jp/m2014-07-01/
日本最大級のこんにゃく製品生産量を誇る工場施設です。ここでは、こんにゃくの製造方法や歴史、器具などが見学できるほか、こんにゃく手作り体験コーナー、群馬の産直品やこんにゃく料理をなんと無料で味わえるコーナーなどがあり、まさに「見る」「味わう」「体験する」施設です。■ 基本情報
- ・名称:こんにゃくパーク
- ・住所:群馬県甘楽郡甘楽町小幡204-1
- ・アクセス:上信電鉄「上州福島駅」下車 車で約10分
- ・営業時間:10:00~17:00 16時30分受付終了
- ・定休日:無休
- ・電話番号:0274-60-4100
- ・料金:無料
- ・公式サイトURL:http://www.konnyaku-museum.com
6.アプトの道
国の指定重要文化財となっている碓氷峠に残る鉄道施設ですが、旧信越線の横川駅から熊ノ平駅までの間の廃線(碓氷線)を平成24年に遊歩道として整備したのが「アプトの道」です。名前の由来は、この路線にあった「アプト式」の鉄道方式からきています。
スイスの山岳鉄道に今も残るアプト式は、線路の中央に敷設されたラックレールと言う歯車の付いたレールをピニオンと呼ばれる歯車を装備した車両で噛みあわせつつ坂道を登るのです。遊歩道を散策しながら、沿線の自然に癒やされ、当時の鉄道マンたちの苦労を感じてみませんか?
■ 基本情報
- ・名称: アプトの道
- ・住所: 群馬県安中市松井田町横川・坂本地内
- ・アクセス: 上越自動車道松井田妙義ICより車で7分/JR信越本線横川駅より徒歩3分
- ・営業時間: 通年
- ・定休日: 終日開放
- ・電話番号: 027-382-1111(安中市産業部商工観光課)
- ・料金: 無料
- ・所要時間: 遊歩道約6km(徒歩約1時間30分)
- ・オススメの時期: 紅葉時期
- ・参考サイトURL: http://www.annaka-city.com/index.shtml
7.碓氷第三橋梁(めがね橋)
通称「めがね橋」は、明治25年4月に工事を開始し、12月には完成した旧碓氷線でアプト式の軌道を支え続けた煉瓦づくりのアーチ橋です。長さが91m、高さは31mあって、アーチの数が4つとわが国最大の煉瓦づくりアーチ橋で、国重要文化財に指定されています。
他にも第二橋梁から第六橋梁まで5基が現在も残っていて、それぞれに季節ごとに変わる風景とのコラボは、鉄道ファンならずとも、写真におさめたくなる風景です。
■ 基本情報
- ・名称: 碓氷第三橋梁(めがね橋)
- ・住所: 群馬県安中市松井田町坂本地内
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICから車で25分/JR信越本線横川駅よりタクシー15分
- ・営業時間: 通年
- ・定休日: 終日開放
- ・電話番号: 027-382-1111(安中市産業部商工観光課)
- ・料金: 無料
- ・参考サイトURL: http://www.annaka-city.com/index.shtml
8.碓氷関所跡
江戸時代、関東入国への関門として、中山道を往来する者を厳しく監視していたのが「碓氷関所」でした。「入鉄砲と出女」と言われる武器の持ち込みと大名家族が江戸から出て行かないように、特に厳重に取り締まったことをこう呼んでいました。
昭和35年に関所跡が復元され資料館も併設し、当時の中山道の様子を窺い知ることができます。毎年5月の第二日曜日には「碓氷関所まつり」が開催され、獅子舞や八木節などの郷土芸能が披露されます。
■ 基本情報
- ・名称: 碓氷関所跡
- ・住所: 群馬県安中市松井田横川573
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICから車で10分/JR横川駅から徒歩5分
- ・営業時間: 随時(関所資料館9:00〜16:00 要予約)
- ・定休日: 終日(関所資料館 土・日・祝休館)
- ・電話番号: 027-382-7622(安中市教育委員会 学習の森)
- ・参考サイトURL:http://www.city.annaka.gunma.jp/kanko_spot/usui_sekisho.html
9.新島襄旧宅
1843年、新島襄は安中藩の江戸屋敷で生まれました。ここ安中市には彼の父母の家が「新島襄旧宅」として保存されています。21歳でアメリカへ渡った新島襄は、帰国後は安中でキリスト教の伝道を始めました。
その後、京都で同志社英学校(後の同志社大学)を設立し、キリスト教を基盤とした人格教育を行うことに全力を尽くし、明治23年(1890年)47歳でこの世を去りました。現在、旧宅は数奇な運命に翻弄された新島襄の生涯を遺品や関係書類、写真などを展示する資料館となっています。
■ 基本情報
- ・名称: 新島襄旧宅
- ・住所: 群馬県安中市安中一丁目7-30
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICから車で20分/JR安中駅からバスで10分
- ・開館時間:9:00〜17:00(12月〜2月14:30まで)
- ・定休日: 月曜休館・年末年始
- ・電話番号: 027-382-7622(安中市教育委員会 学習の森)
- ・料金: 無料
- ・参考サイトURL: http://www.city.annaka.gunma.jp/kanko_spot/niijima.html
10.新島襄記念会堂(日本基督教団安中教会)
安中教会は、明治11年(1878年)新島襄をはじめ地元の信者30名と共に群馬県で最初の教会として建てられました。外国人宣教師による教会建設が多い中で、ここは日本最初の日本人の手になる教会堂です。大正8年(1919年)には新島襄召天30周年記念として「新島襄記念会堂」が竣工し現在に至っています。
会堂及び関連施設は2004年に登録有形文化財に登録されました。現在も現役のキリスト教会として使用されているので、見学は事前に申し込みが必要です。
■ 基本情報
- ・名称: 新島襄記念会堂(日本基督教団安中教会)
- ・住所: 群馬県安中市安中3-19-10
- ・アクセス: 関越自動車道高崎ICから車で約40分/JR信越線安中駅からタクシーで10分
- ・見学時間:要確認(見学受入日 火曜日〜土曜日)
- ・見学休止日:日曜日、月曜日、行事期間中
- ・電話番号: 027-381-0680(安中教会 受付時間10:00〜16:00)
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www8.wind.ne.jp/a-church/index.html
11.海雲寺(招き猫の寺)
正式名称を「江月山海雲禅寺」と言います。その昔、彦根の井伊直孝が狩りで雷雨にであってしまったとき、一匹の猫が招いて雨宿りしたのが、東京の豪徳寺というお寺だそうで、そこにある、観音様の使いだとされる招福海運の招き猫を「海雲寺」住職が豪徳寺で修行をした縁で分身を招いて祀ったそうです。
全国的にも珍しい招き猫の寺で、境内には招き猫が鎮座し、お参りに来られる方を招いています。是非ご縁を頂きに行ってみてはいかがでしょう?
■ 基本情報
- ・名称: 海雲寺(招き猫の寺)
- ・住所: 群馬県安中市郷原561
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICから車で10分/JR磯部駅から徒歩約15分
- ・開門時間:常時
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 027-385-3899
- ・料金: 無料
- ・参考サイトURL: http://www.city.annaka.gunma.jp/kanko_spot/kaiunji.html
12.磯部温泉・恵みの湯
ここからは磯部温泉とその周辺の温泉施設をご紹介します。「恵みの湯」は磯部温泉の日帰り入浴施設で、安中市が経営する公共の温泉です。もちろん温泉そのものも楽しめるのですが、ここのお勧めは「砂塩風呂」です。浴衣に着替えて砂風呂ならぬ塩が敷き詰められた、塩風呂へ入ります。温泉で暖められたミネラル分豊富な塩の効果で、どっさりと汗が出てきます。自然の治癒力と新陳代謝が同時に活発になったことを体感できると人気のお風呂です。体中の筋肉が柔らかくなって来るのが実感できるそうですよ!
■ 基本情報
- ・名称: 恵みの湯
- ・住所: 群馬県安中市磯部3丁目3−41
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICから車で20分/JR磯部駅から徒歩約5分
- ・営業時間: 10:00〜21:00
- ・定休日: 毎月第1、3火曜日
- ・電話番号: 027-385-1126
- ・料金: 3時間券 500円、6時間券1,000円、1日券1,500円(子ども、障がい者割引あり)
- ・公式サイトURL: http://www.city.annaka.gunma.jp/index.html
13.霧積温泉
上信越高原国立公園内にある「霧積温泉」は、明治17年に創業し、東京からの避暑地として人気の場所でした。当時は財界・文学界の著名人がよく訪れ、特に伊藤博文が明治憲法の草案を練った場所として有名です。
現在は大自然に囲まれた秘境の一軒宿として、温泉マニアにも愛されています。泉質は「カルシウム硫酸塩泉」で源泉温度が40℃と温めなので、そのまま湯舟に注がれています。温る湯にジックリと長時間浸かっていると体中に気泡がまとわりついて、「効いているな〜」と思わず叫びたくなりそうです。
■ 基本情報
- ・名称: 霧積温泉 金湯館
- ・住所: 群馬県安中市松井田町坂本1928
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICから車で35分/JR横川駅から送迎バスで45分
- ・営業時間: チェックイン13:00、チェックアウト11:00
- ・電話番号: 027-395-3851
- ・料金: 一泊二食付 9,800円他(入浴のみ700円)
- ・公式サイトURL: http://www.kirizumikintokan.com/
14.砦乃湯
安中市松井田町上増田にある「上増田温泉 砦乃湯」は山里にある静かな日帰り温泉施設です。泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩泉」の弱アルカリ泉で、掛け流しで湯舟へと注がれています。源泉温度は39.5℃と少しぬるいのですが、炭酸成分が皮膚の汚れを落とし、肌がツルツルとしてきます。
ゆっくりと体を寝かしてつかれるようにと湯舟は浅く作られ、神経痛や筋肉痛、慢性皮膚病に効果があるとされています。温泉自体は新しく平成11年に掘り当てたものです。
■ 基本情報
- ・名称: 上増田温泉 砦乃湯
- ・住所: 群馬県安中市松井田町上増田2164
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICより車で22分/JR信越本線西松井田駅から車で13分
- ・営業時間: 11月〜2月10:00〜20:00、3月〜10月10:00〜21:00
- ・定休日: 第1・3水曜日
- ・電話番号: 027-388-1177
- ・料金: 大人600円、子ども300円(3時間)
- ・公式サイトURL: http://toridenoyu.com/
15.峠の湯
碓氷峠の麓にあるのが「碓氷峠の森公園交流館 峠の湯」です。日帰り温泉施設として2001年にオープンしましたが2013年に火災で焼失、2015年12月1日に再開しました。泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」で弱アルカリ泉です。
筋肉痛や関節痛、皮膚疾患等に効果があるとされています。源泉温度が低いので加温及び衛生上の必要から循環濾過、塩素消毒を行っています。お風呂から裏妙義山の自然を眺めていると都会の喧騒を一時、忘れさせてくれそうです。
■ 基本情報
- ・名称: 碓氷峠の森公園交流館 峠の湯
- ・住所: 群馬県安中市松井田坂本1222
- ・アクセス: 上信越自動車道松井田妙義ICから車で10分
- ・営業時間: 10:00〜21:00
- ・定休日: 毎月第2・4火曜日
- ・電話番号: 027−380−4000
- ・料金: 一般(中学生以上)3時間600円、6時間1100円、終日1,800円 他
- ・公式サイトURL: http://www.usuitouge.com/tougenoyu/index.php
群馬県磯部温泉やその周辺の観光スポットをご案内しましたが、いかがでしたか?世界遺産から鉄道遺産と気になるところは沢山ありますね。子どもたちが喜びそうなサファリパークも行きたいですね。他にもまだまだスポットは沢山あります。
温泉だけでなく思いっきり笑って楽しめるところへ足を伸ばすと心身共に満たされた気持ちになるのではないでしょうか。ぜひ、訪れてみてください。