旅の楽しみは、その地方の郷土料理を食べてみること。とはいうものの、日本は広い。時には、想像を超える郷土料理があるんです。松江の「ぼてぼて茶」。ネーミングからすごいですが、本体はもっとすごいです。いや、おいしいですけどね(笑)。
ちょっと不思議な写真です。抹茶茶わんに泡が立っているのはいいんですが、横のお皿はなんでしょう?雑穀米に黒豆、おしんこ類が細かく刻んであります。これが、出雲地方の名物「ぼてぼて茶」です。昔から庶民の軽食として食べられてきた郷土料理なんです。衝撃の食べ方は、このあとで(笑)。
出雲大社や宍道湖で有名な島根県。なかでも松江は茶道のさかんなところで、おいしい和菓子やお抹茶をあちこちでいただけます。お抹茶に飽きたら目先を変えて、ぜひぼてぼて茶体験をしましょう。
ぼてぼて茶につかうのは、お番茶やほうじ茶です。乾燥したお茶の花を入れ、煮だしたお茶を長めの茶せんで泡立てます。このとき「ぼてぼて」という音がするので、ぼてぼて茶なんだとか。
ぼてぼて茶がきたら、最初はお茶をだけを飲み、それから小皿の具をお茶の中に入れちゃいます。全部入れなくても、少しずつでいいですよ。食べる時は、茶碗の底をトントンとたたいて具とお茶を一緒にいただきます。はしを使わず、ぽんとすべてを口の中に入れると小粋だそうです。これは高等技術ですね。
「へるんの小径」は、松江城の北側にあります。へるんというのは、小泉八雲=ラフカディオ・ハーンのこと。ハーンの旧居は松江城から歩いてすぐで、観光ルートに入っています。へるんの小径のあたりも、昔はおそらく松江城の敷地内だったでしょうが、今は住宅地です。
道に面した壁部分はすべて窓になっていて、とても明るい作りです。こちらではぼてぼて茶や「ぶぶだんご」という大きめのだんご(上の写真、右手)がいただけます。
ぶぶだんごは、注文すると炭火で表面を焼いてくれます。カリカリした食感と香ばしさがたまりません。草だんご、白だんごなどがあり、季節によっては桜だんごもあります。だんごには、こしあんか味噌だれをつけていただきます。ぼてぼて茶のあとにどうぞ。
松江城の北側のお堀のあたりを、塩見縄手といいます。「塩見茶屋」は小泉八雲記念館の前にあるので、わかりやすいですね。店の奥には松江城のお堀に面したテラスがあり、目の前を観光小船が行きかうのがみえます。
ここのぼてぼて茶は、具が7種類もある豪華版(十穀米、黒豆、沢庵、高菜、野焼、椎茸、高野豆腐)。通常は5種類だそうです。食べる時に使うのは、黒文字=大きめのつまようじだけ。食べ方がかなりむずかしいですが、がんばりましょう(笑)。
店内ではおみやげも買えます。ペットボトルのぼてぼて茶もあるんですよ。島根県産の茶葉・茶の花100%使用。自宅で、こころゆくまでふって泡立ててください。
「ちどり茶屋」は松江城の大手門跡を抜け、二の丸下之段の右手にあります。昔はお城の門があった場所です。古民家風の建物の中は広い土間とイス席です。落ち着いている内装で、まさしくお休み処ですね。
こちらのぼてぼて茶はほうじ茶を使っているので、ちょっと味がちがっておもしろいですよ。箸つきで、固形物は箸で食べていいそうです。ああよかった(笑)。
ぼてぼて茶は雑穀や高野豆腐なども入っているので、けっこう満腹になります。足りない人は、出雲名物のそばで、腹ごしらえしてからお城に上りましょう。松江城内は段差があり、うえまで上がると汗だくですよ。
お皿にはいっている具を左のお茶?に入れて頂くもの…なのですが、言葉で言い表しにくい味がしました。
いずれにせよ、素朴な味わいで確かに空腹しのぎにはもってこいの一品です。
全国の珍しいお茶をしらべてみると、いろいろありますね。有名なのは、富山の「バタバタ茶」です。煮だした黒茶(後発酵のお茶、プーアル茶と同じ種類です)を、2本合わせの茶せんでバタバタ左右に振りながら泡立てて飲みます。
バタバタ茶は、仏教儀式のひとつだといわれています。お茶の中に塩が一つまみ入るところなどは、ぼうぼて茶に似ていますね。バタバタ茶そのものは、通販でもペットボトルでも買えます。
明治から戦前にかけて、なぜか那覇だけで飲まれていたそうです。お祝いの席がおおかったとか。ちなみに、ぶくぶく茶は硬水でないと泡が立たないんですよ。最近ではお店でいただけることもあります。
素材提供 トリップアドバイザー
1.「ぼてぼて茶」とは
http://94006676.at.webry.info/200807/article_14.html
ちょっと不思議な写真です。抹茶茶わんに泡が立っているのはいいんですが、横のお皿はなんでしょう?雑穀米に黒豆、おしんこ類が細かく刻んであります。これが、出雲地方の名物「ぼてぼて茶」です。昔から庶民の軽食として食べられてきた郷土料理なんです。衝撃の食べ方は、このあとで(笑)。
出雲大社や宍道湖で有名な島根県。なかでも松江は茶道のさかんなところで、おいしい和菓子やお抹茶をあちこちでいただけます。お抹茶に飽きたら目先を変えて、ぜひぼてぼて茶体験をしましょう。
2.「ぼてぼて茶」の正しいお作法
http://cn.uncyclopedia.wikia.com/wiki/File:Img_1029209_16560107_0.jpg#file
ぼてぼて茶につかうのは、お番茶やほうじ茶です。乾燥したお茶の花を入れ、煮だしたお茶を長めの茶せんで泡立てます。このとき「ぼてぼて」という音がするので、ぼてぼて茶なんだとか。
ぼてぼて茶がきたら、最初はお茶をだけを飲み、それから小皿の具をお茶の中に入れちゃいます。全部入れなくても、少しずつでいいですよ。食べる時は、茶碗の底をトントンとたたいて具とお茶を一緒にいただきます。はしを使わず、ぽんとすべてを口の中に入れると小粋だそうです。これは高等技術ですね。
http://blog.livedoor.jp/tonsan01/archives/52482406.html
3.「ぼてぼて茶」はココのお店でいただけます!
1.へるんの小径
http://blogs.yahoo.co.jp/fykqs951/9228765.html
「へるんの小径」は、松江城の北側にあります。へるんというのは、小泉八雲=ラフカディオ・ハーンのこと。ハーンの旧居は松江城から歩いてすぐで、観光ルートに入っています。へるんの小径のあたりも、昔はおそらく松江城の敷地内だったでしょうが、今は住宅地です。
道に面した壁部分はすべて窓になっていて、とても明るい作りです。こちらではぼてぼて茶や「ぶぶだんご」という大きめのだんご(上の写真、右手)がいただけます。
http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/chou_a_la_creme/buzz/22358.html
大きなぶぶだんご♪
http://monokakishashindo.blogspot.jp/2013/07/491-16.html
ぶぶだんごは、注文すると炭火で表面を焼いてくれます。カリカリした食感と香ばしさがたまりません。草だんご、白だんごなどがあり、季節によっては桜だんごもあります。だんごには、こしあんか味噌だれをつけていただきます。ぼてぼて茶のあとにどうぞ。
■ 基本情報
- ・名称: へるんの小径 (へるんのこみち)
- ・住所: 島根県松江市殿町488
- ・アクセス: JR松江駅から市営バスぐるっと松江レイクラインで16分、
- 小泉八雲記念館前下車、徒歩5分
- ・営業時間: 10:00~17:00(閉店、時期により異なる)
- ・定休日: 水曜(祝日の場合は翌日休、3~11月は臨時休あり、8月13~15日休、年末年始休)
- ・電話番号: 0852-24-0024
- ・料金: ぼてぼて茶 ¥500 ぶぶだんご¥300(参考価格)
2.塩見茶屋
松江城の北側のお堀のあたりを、塩見縄手といいます。「塩見茶屋」は小泉八雲記念館の前にあるので、わかりやすいですね。店の奥には松江城のお堀に面したテラスがあり、目の前を観光小船が行きかうのがみえます。
ここのぼてぼて茶は、具が7種類もある豪華版(十穀米、黒豆、沢庵、高菜、野焼、椎茸、高野豆腐)。通常は5種類だそうです。食べる時に使うのは、黒文字=大きめのつまようじだけ。食べ方がかなりむずかしいですが、がんばりましょう(笑)。
http://kimonodekurasitai.blogspot.jp/
おみやげ用ぼてぼて茶です
http://blogs.yahoo.co.jp/momoteablog/archive/2013/2/27?m=lc&p=1
店内ではおみやげも買えます。ペットボトルのぼてぼて茶もあるんですよ。島根県産の茶葉・茶の花100%使用。自宅で、こころゆくまでふって泡立ててください。
■ 基本情報
- ・名称: 塩見茶屋
- ・住所: 島根県松江市北堀町319 小泉八雲記念館前
- ・アクセス:松江しんじ湖温泉駅から1.3キロ
- ・営業時間:9:00~17:00シーズン時季延長あり
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0852-25-4031
- ・料金: ぼてぼて茶 450円 抹茶 (和菓子付)450円
- ・公式サイトURL: http://www.k2.dion.ne.jp/~yakumo/
3.ちどり茶屋
http://blog.livedoor.jp/blackmurano/archives/7249106.html
「ちどり茶屋」は松江城の大手門跡を抜け、二の丸下之段の右手にあります。昔はお城の門があった場所です。古民家風の建物の中は広い土間とイス席です。落ち着いている内装で、まさしくお休み処ですね。
こちらのぼてぼて茶はほうじ茶を使っているので、ちょっと味がちがっておもしろいですよ。箸つきで、固形物は箸で食べていいそうです。ああよかった(笑)。
http://blog.livedoor.jp/blackmurano/archives/7249106.html
そばで腹ごしらえ♪
http://blog.livedoor.jp/blackmurano/archives/7249106.html
ぼてぼて茶は雑穀や高野豆腐なども入っているので、けっこう満腹になります。足りない人は、出雲名物のそばで、腹ごしらえしてからお城に上りましょう。松江城内は段差があり、うえまで上がると汗だくですよ。
■ 基本情報
- ・名称: ちどり茶屋
- ・住所: 島根県松江市殿町428 松江城内
- ・アクセス:松江しんじ湖温泉駅から1キロ
- ・営業時間: 10:30~17:00(L.O. 16:30)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0852-28-6007 ※
- ・料金: ぶくぶく茶 ¥450 割子そば ¥600(参考価格)
- ・公式サイトURL:
4.ぼてぼて茶、のんでみたよ~のクチコミです
ぼてぼて茶って、軽食なのか飲み物なのかわからない pic.twitter.com/tCy3DYWI2w
— ヤタベエ (@yatabee3) February 18, 2015
http://flame-blaze.net/archives/3438
http://flame-blaze.net/archives/3438
http://kimonodekurasitai.blogspot.jp/
5.ぶくぶく茶、ばたばた茶もあるんです!
1.富山県のバタバタ茶
http://niwachaho.jp/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%BF%E8%8C%B6
全国の珍しいお茶をしらべてみると、いろいろありますね。有名なのは、富山の「バタバタ茶」です。煮だした黒茶(後発酵のお茶、プーアル茶と同じ種類です)を、2本合わせの茶せんでバタバタ左右に振りながら泡立てて飲みます。
バタバタ茶は、仏教儀式のひとつだといわれています。お茶の中に塩が一つまみ入るところなどは、ぼうぼて茶に似ていますね。バタバタ茶そのものは、通販でもペットボトルでも買えます。
http://item.rakuten.co.jp/batabatacha/10000005/
2.沖縄県のぶくぶく茶
http://www.tabinchu.net/area1_2/genre2_6/spot_206595/menu.aspx
こちらは沖縄のお茶です。沖縄独自の茶道で、いった米を煎じた湯と茶湯(さんぴん茶)を大きな鉢に入れ、泡立てます。お茶というより、泡そのものを茶器に盛り、砕いたピーナッツをふりかけていただきます。ピーナッツというのが、南国らしくていいですね。明治から戦前にかけて、なぜか那覇だけで飲まれていたそうです。お祝いの席がおおかったとか。ちなみに、ぶくぶく茶は硬水でないと泡が立たないんですよ。最近ではお店でいただけることもあります。
素材提供 トリップアドバイザー