トリップアドバイザー
木津川市は京都府にありますが、京都府の南部にあって奈良市と隣接していることもあり、歴史的なつながりなどから、奈良県と勘違いしてしまいそうな市であります。豊かな自然が広がる木津川の流れに沿い、南都の歴史との関わりが強い、木津川市の観光スポットを22選してご紹介します。1.浄瑠璃寺
国宝となっている本堂の阿弥陀堂は横に長く、九体の阿弥陀如来を安置し、平安時代には京都を中心に数多く見られた寺院の形も、現存しているのは浄瑠璃寺だけとなっています。
■ 基本情報
- ・名称: 小田原山 浄瑠璃寺
- ・住所: 木津川市加茂町西小札場40
- ・アクセス: JR 加茂駅よりコミュニティバス「浄瑠璃寺前」下車
- ・拝観時間: 9:00~17:00(12~2月は10:00~16:00)
- ・電話番号: 0774-76-2390
- ・拝観料金: 300円
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://0774.or.jp/temple/jyoruriji.html
2.きっづ光科学館ふぉとん
日々の暮らしの中に身近な存在で、無くてはならない光をテーマにした、日本ではじめての科学館がきっづ光科学館ふぉとんです。ふぉとんは、関西文化学術研究都市木津地区の日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所内にあります。ふぉとんでは、原始の時代から人類が用い続けて来た光の基本的な性質から、最先端の光の利用技術まで、体験を通して知ることが出来ます。
■ 基本情報
- ・名称: きっづ光科学館ふぉとん
- ・住所: 木津川市梅美台8丁目1番6 日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所
- ・アクセス: JR奈良駅・近鉄奈良駅からバスで「木津南ソレイユ」下車
- ・営業時間: 10:00~16:30
- ・定休日: 月・火曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
- ・電話番号: 0774-71-3180
- ・料金: 無料
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/kids-photon/
3.当尾の石仏めぐり
http://blog.livedoor.jp/rekishi_tanbou/archives/1717551.html
木津川市加茂町当尾地区は、南都仏教の影響を受けたところで、僧侶が隠遁の地として草庵を結び、その後寺院となり、塔頭が並んだことから「塔の尾根」が出来たことから当尾と呼ばれるようになりました。当尾地区の浄瑠璃寺や岩船寺周辺には、寺院や修行場と共に多くの磨崖仏が造立されました。当尾の里を散策することで、四季折々の里山の風景と、こころ洗われる石仏めぐりが楽しめます。
岩船不動磨崖仏 一願不動
岩船寺より当尾石仏の道を浄瑠璃寺に向かって歩いて行くと、岩の高さ5m、像高約120cmの口を固く結び、両脚は外開きになり、両眼でにらみつけているような花崗岩に彫られた不動磨崖仏があります。この不動磨崖仏は、岩船不動磨崖仏と呼ばれており、鎌倉時代の弘安10年に造立されたものです。岩船不動磨崖仏は、一心に願いを祈ることで、願いを一つだけ叶えられると云われており、その御利益から一願不動とも呼ばれています。
■ 基本情報
- ・名称: 当尾の石仏めぐり
- ・住所: 木津川市加茂町当尾地区
- ・アクセス: JR 加茂駅からコミュニティバスで「浄瑠璃寺前」「岩船寺前」下車など
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 半日~1日
- ・公式サイトURL: http://0774.or.jp/spot/sekibutu/
4.奈良山瓦窯跡
http://blog.goo.ne.jp/fineblue7966/e/180cbe85d64ba9ebb158f570f9192708
平城京への遷都に当たって、都を造るために、宮殿や役所に葺くための膨大な量の瓦が必要となりました。京都と奈良の境に位置し、平城京に近い奈良山丘陵には、瓦に必要な粘土や燃料に恵まれていることから、瓦生産の一大拠点となりました。奈良山丘陵には、木津川市に音如ヶ谷瓦窯跡、鹿背山瓦窯跡、市坂瓦窯跡、梅谷瓦窯跡の4ヵ所、奈良市に歌姫瓦窯跡の1ヵ所があり、総面積約3万8千㎡の奈良山瓦窯跡として国の史跡に指定されています。
音如ヶ谷瓦窯跡
音如ヶ谷瓦窯跡は、近鉄高の原駅から徒歩10分の住宅街の中にあり、音如ヶ谷遺跡公園として整備されいて、2基の原寸大瓦窯跡のレプリカが設けられています。古の奈良の都が造られて行った頃を、公園内を散策しながら思い浮かべるのも楽しいでしょう。
市坂瓦窯跡
1884年に関西学研都市整備に伴って、調査が開始されたのが市坂瓦窯跡です。この瓦窯跡は、平城京の造営・維持のために瓦の大量生産が行われていたことが伺える、長大な東西棟建造物が整然と南北に4棟並んでいた、八基の瓦窯があった大規模な瓦製造工場と考えられています。市坂瓦窯跡は、隣接している弥生時代から室町時代までの複合遺跡となっている上人ヶ平遺跡と共に、上人ヶ平遺跡公園として整備されています。
■ 基本情報
- ・名称: 奈良山瓦窯跡
- ・住所: 木津川市奈良山丘陵各所
- ・アクセス:
- ■ 音如ヶ谷瓦窯跡|近鉄 高の原駅から徒歩10分(音如ヶ谷遺跡公園)
- ■ 市坂瓦窯跡|JR 平城山駅から徒歩21分(上人ヶ平遺跡公園)
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 2~4時間
- ・公式サイトURL: http://www.0774.or.jp/spot/gayou/index.html
5.岩船寺
奈良時代に聖武天皇の発願により、行基が開基したとされる真言律宗の寺院で、鳴川の地から平安時代の弘安2年に現在の地に移されたと伝えられています。岩船寺では、早春の梅にはじまり、秋の紅葉まで、四季折々の草木の姿を楽しむことが出来ます。本尊は、10世紀を代表する仏像として知られる、像内に天慶9年の銘がある阿弥陀如来坐像で、国の重要文化財に指定されています。
■ 基本情報
- ・名称: 報恩院 高雄山 岩船寺
- ・住所: 木津川市加茂町岩船上ノ門43
- ・アクセス: JR 加茂駅からコミュニティバスで「岩船寺」下車
- ・拝観時間: 8:30~17:00(12~2月は9:00~16:00)
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・拝観料金: 大人400円、中高生300円、小学生200円
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://0774.or.jp/temple/gansenji.html
6.大仏鉄道遺構めぐり
http://www2.ctv.co.jp/tekken2/2015/08/09/13591
大仏鉄道とは、明治31年に関西鉄道が奈良の大仏駅まで加茂駅から延伸し、さらに明治32年に奈良駅まで建設した路線で、明治40年には廃線となってしまったことから、幻の鉄道と言われた大仏線の愛称です。大仏鉄道と呼ばれる大仏線の遺構は、JR加茂駅からJR奈良駅にかけて点在しており、廃線跡が道路となっているところもあります。木津川市と奈良市では、大仏鉄道の遺構をめぐるルートマップを掲載したパンフレット作成や、遺構の案内板の設置などを行い、大仏鉄道の遺構探索をより楽しめるようにしています。
■ 基本情報
- ・名称: 大仏鉄道遺構めぐり
- ・所在地: JR加茂駅からJR奈良駅にかけて
- ・アクセス: JR加茂駅からJR奈良駅に向かって徒歩
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 半日以上
- ・公式サイトURL: http://0774.or.jp/spot/daibutu/index.html
7.海住山寺
天平7年に聖武天皇が大仏造立平安祈願のために、良弁僧正を開山として藤尾山観音寺という寺号で開創したのが、海住山寺のはじまりと伝えられています。観音寺は保延3年に全山焼失してしまい、承元2年に解脱上人貞慶によって中興されて、補陀洛山 海住山寺と寺号が名付けられ、観音寺から改められました。国宝となっている鎌倉時代に建立された五重塔は、心柱が初層で止められていることで知られています。そのほかにも、平安時代の作とされる本尊の木造十一面観音菩薩立像や、鎌倉時代の作となる木造四天王立像の持国天像・増長天像・広目天像・多聞天像などが、国の重要文化財に指定されています。
■ 基本情報
- ・名称: 補陀洛山 海住山寺
- ・住所: 木津川市加茂町例幣海住山20
- ・アクセス: 加茂駅からコミュニティバス「海住山寺口」下車 徒歩15分
- ・拝観時間: 9:00~16:30
- ・電話番号: 0774-76-2256
- ・入山料金: 100円
- ・拝観料金: 400円 (入山料含む)
- ※ 特別展期間中は別料金
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://www.kaijyusenji.jp
8.山城町森林公園
http://www.rest-village.com/bbq.html
木津川の支流鳴子川を遡り、三上山の麓にあるのが山城町森林公園です。鳴子川の渓流で沢ガニ採りや、昆虫採集を楽しんだり、三上山頂上まで登ると展望台からは、360度のパノラマビューを楽しむことが出来ます。山城町森林公園では、1年を通してキャンプをすることが出来たり、バンガローやログハウスに宿泊して、自然と親しむことも出来ます。森林公園内の鳴子川の川原には、日帰りバーベキューを楽しむことが出来るバーベキュー施設もあります。
■ 基本情報
- ・名称: 山城町森林公園
- ・住所: 木津川市山城町神童子三上山1番地
- ・アクセス: JR 棚倉駅から車で15分
- ・電話番号: 0774-86-4507
- ・入園料金: 大人200円(中学生以上)、子ども100円(小学生)
- ・宿泊料金: 利用施設によって異なります
- ・公式サイトURL: http://www.rest-village.com
9.恭仁宮跡
平城京から遷都された天平12年から、難波宮に遷都される天平16年まで、わずか5年間、山背国相楽(現在の木津川市加茂町)の地に都が置かれ、恭仁宮と名付けられました。恭仁宮の大極殿は、平城京から移築され、難波宮遷都後は、恭仁宮跡が山城国分寺となったことから、国分寺の金堂となりました。今では幻の都と呼ばれている恭仁宮の跡には、大極殿(金堂)礎石と七重塔礎石が残り、宮跡全体が国の史跡「恭仁宮跡(山城国分寺跡)」となっています。
■ 基本情報
- ・名称: 恭仁宮跡
- ・住所: 木津川市加茂町例幣
- ・アクセス: JR 加茂駅からバスで「恭仁宮跡」下車
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://0774.or.jp/spot/kunikyo.html
12.岡田国神社
http://blog.livedoor.jp/ahisats3/archives/51590500.html
斉明天皇5年に生国魂命を祀るお社として創建され、平安時代に菅原道真も祀られるようになり、明治に入るまでは天神社と称し、明治11年に岡田国神社に改名されました。岡田国神社は、古くから旧木津郷内五か村の氏神だったことから、旧社殿は室町時代の惣の社の姿を伝える貴重な建造物となっています。
岡田国神社の参道には奈良線が走っていることから、一の鳥居を抜けて神社に向かうと、奈良線を越える専用の跨線橋を渡って境内に入ります。
■ 基本情報
- ・名称: 岡田国神社
- ・住所: 木津川市木津大谷1
- ・アクセス: JR 木津駅からコミュニティバスで「川原田」下車 徒歩8分
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://www.0774.or.jp/temple/okadakuni.html
13.木津惣墓五輪塔
http://blog.livedoor.jp/rekishi_tanbou/archives/2012-02-03.html
鎌倉時代後半の正応5年に建立されたことが明らかなことから、貴重な五輪塔とされて国指定の重要文化財となっているのが木津惣墓五輪塔です。木津惣墓とは、南都の大寺の材木を扱う木屋が集まる地から和泉木津と呼ばれるようになり、この地方の物資の集散地として栄えた、木津に住んでいた人達の共同墓地ことです。この五輪塔は、和泉木津衆等が人々に寄進を募って、死者の追善供養のために建立したものです。
■ 基本情報
- ・名称: 木津惣墓五輪塔
- ・住所: 木津川市木津清水
- ・アクセス: JR 木津駅から徒歩7分
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: ~1時間
14.大智寺
大智寺近くの木津川に行基が奈良時代に泉橋を架けましたが、平安時代に洪水で流された後、そのまま放置されてしまいました。鎌倉時代になり、遺されていた泉橋の橋柱を用いて文殊菩薩を、西大寺慈真和尚が彫り、それを安置して創建されたのが大智寺の前身となる橋柱寺と云われています。大智寺は、江戸時代の寛文3年に本寂和尚によって再興され、寺名を橋柱山 大智寺と改められました。境内の伽藍は、京の宮大工の手によるもので、当時の姿をそのままに止める貴重な建造物となっています。
■ 基本情報
- ・名称: 橋柱山 大智寺
- ・住所: 木津川市木津町木津雲村42-1
- ・アクセス: JR 木津駅から徒歩10分
- ・拝観時間: 電話で予約
- ・電話番号: 0774-72-2500
- ・拝観料金: 300円
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://www.0774.or.jp/temple/daichiji.html
15.泉橋寺
泉橋寺は、行基が五畿内に創建した四十九院に含まれる、天平12年に開基された発菩薩院、隆福尼院を前身とする由緒ある寺院です。境内の地蔵堂跡に露仏として鎮座している石造地蔵菩薩坐像は、高さが4.58mある日本一の石地蔵で、鎌倉時代の徳治3年に造られ、建立当初は地蔵堂に安置されていました。ところが応仁の乱によって地蔵堂もろともに焼かれ露仏となってしまい、元禄年間に復元されたと伝えられています。
■ 基本情報
- ・名称: 泉橋寺
- ・住所: 木津川市山城町上狛西下55
- ・アクセス: JR 上狛駅からコミュニティバスで「泉大橋」下車 徒歩3分
- ・電話番号: 0774-86-2426
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://www.0774.or.jp/temple/senkyoji.html
16.茶問屋街
http://uritoboo.blog134.fc2.com/blog-entry-1580.html
木津川市山城町上狛地区がある南山城地域では、幕末からお茶の栽培が盛んになり、各地で買い集められた荒茶は、上狛の地で精製されて木津川の舟運で淀川を経て神戸に送られて海外へ輸出されました。当時は、120軒もの茶問屋が街路に並び、東神戸と呼ばれるほどの賑わいを見せる茶問屋街となりました。現在では、茶の流通は国内向けが主なものとなり、それでも茶問屋街には約40軒の茶問屋が軒を並べており、全国へ向けて味わい深い宇治茶を送り出しています。
■ 基本情報
- ・名称: 茶問屋街
- ・住所: 木津川市山城町上狛
- ・アクセス: 木津駅からコミュニティバスで「茶問屋街」下車
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 1~2時間
17.松尾神社
大宝元年に創建されたとされる月読尊を祀る松尾神社は、現在境内社となっている御霊神社が「上の宮」、松尾神社が「下の宮」と呼ばれていました。現在の本殿は、文化5年に奈良春日社若宮本殿を移築したものとなっています。松尾神社の東方から南方にかけて、小型古墳群が散在しており、松尾神社の参道は、松尾古墳群の中を通っています。
■ 基本情報
- ・名称: 松尾神社
- ・住所: 木津川市山城町椿井松尾41
- ・アクセス: JR 上狛駅からコミュニティバスで「山城中学校」下車 徒歩9分
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://0774.or.jp/temple/matuo.html
18.椿井大塚山古墳
http://blog.goo.ne.jp/fineblue7966/e/f58c3117d234238a1ddef2f168a62042
山城地方最大で、古墳時代前期の中でも最古とされる前方後円墳が、JR奈良線が後円部を南北に横切っている椿井大塚山古墳です。奈良線がまだ国鉄だった昭和28年に法面拡張工事が行われた際、偶然、後円部から竪穴式石室が発見されました。その後の発掘調査によって、石室内からは「三角縁神獣鏡」三十数面をはじめとした、四十面近い銅鏡や多くの副葬品が出土しました。出土から半世紀を経た平成12年に、国史跡に指定されました。
■ 基本情報
- ・名称: 椿井大塚山古墳
- ・住所: 木津川市山城町椿井三階・大平
- ・アクセス: JR 上狛駅から徒歩19分
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 1~2時間
19.湧出宮
湧出宮は、和伎座天乃夫岐賣神社の古くからの通称で、天平神護2年に、伊勢国渡会郡五十鈴川舟ヶ原より天乃夫岐売神を勧請して創建されたお社です。雨をもたらす神として崇拝を受け、山城の国祈雨十一社のうちの一社となっています。湧出宮には、近江・山城・大和地方で行われていた宮座という氏子組織に支えられた祭祀行事が伝えられており、国指定の重要無形文化財となっています。天下の奇祭として有名な2月の居籠祭は、8つの宮座のうちのひとつ、与力座が中心となって執り行われ、室町時代の農耕儀礼を今に伝えるものとなっています。
■ 基本情報
- ・名称: 和伎座天乃夫岐賣神社/湧出宮
- ・住所: 木津川市山城町平尾里屋敷69-1
- ・アクセス: JR 棚倉駅から徒歩5分
- ・電話番号: 0774-86-2639
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://www.0774.or.jp/temple/wakidenomiya.html
20.蟹満寺
蟹満寺は、白鳳時代末期に創建されたと考えられている真言宗智山派の寺院で、古今著聞集や今昔物語集に出てくる「蟹の恩返し」の縁起で、平安時代以降は知られるようになりました。毎年4月18日には、蟹供養放生会が行われ、読経の後に沢ガニが放されて、その年の商売繁盛と豊漁を祈願します。御本尊となっている国宝の釈迦如来坐像は、高さ2.403m、重さ2tの金銅製で、造立は奈良時代以前とされています。
■ 基本情報
- ・名称: 普門山 蟹満寺
- ・住所: 木津川市山城町綺田浜36
- ・アクセス: JR 棚倉駅からコミュニティバスで「蟹満寺口」下車 徒歩5分
- ・拝観時間: 8:00~16:00
- ・電話番号: 0774-86-2577
- ・拝観料金: 一般|500円、高校生|450円、小・中学生|200円
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://www.0774.or.jp/temple/kanimanji.html
21.高倉神社
源平争乱の始まりとなる平氏追討の令旨を出した以仁王が、事が露見して興福寺に向かう途中で平氏の追討軍に、光明山寺の鳥居の前で討たれたとされています。以仁王の御霊を祀るお社として、高倉神社が創建され、以仁王の御墓は高倉神社に隣接してあります。高倉神社の南には、王に従い宇治川の戦いで奮戦した筒井浄妙の墓とされる浄妙塚があり、陪塚として以仁王の御墓と共に宮内庁が管理しています。
■ 基本情報
- ・名称: 高倉神社
- ・住所: 木津川市山城町綺田神ノ木48
- ・アクセス: JR 棚倉駅からコミュニティバスで「神ノ木」下車 徒歩3分
- ・電話番号: 0774-73-8191(木津川市観光協会)
- ・所要時間: 1~2時間
- ・公式サイトURL: http://www.0774.or.jp/temple/takakura.html
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