増富温泉は最近、人気急上昇のラジウム温泉です。その含有量は世界屈指といわれています。武田信玄が金山開発中に発見した隠し湯であるといわれ、川中島合戦の際の傷病兵や甲州金山採掘の鉱夫達の怪我や病気の湯として利用された名湯です。渓谷沿いに宿が点在し、国民保養温泉地に指定されている古くからの湯冶地です。最初に温かい上がり湯に入ってから30℃前後の低温の湯に交互で入る、独特の入浴法を体験してみませんか?頼めば入浴指導をしてくれる旅館もあるので試してみるのもいいですね。
1 金泉閣
http://blog.goo.ne.jp/chem_yt/e/88e55075f994b9fd3e71698332d8c250
わたしのオススメ度:★★★★★ 金泉閣のお風呂は、地下80メートルから湧き出した温泉をそのまま浴槽へ送っています。ラジウム温泉の効能が外気によって損なわれることはありません。
社長と女将が入浴指導員の資格を持っている旅館なので、ラジウム温泉の入浴法や効能などわからないことがあれば相談に乗ってくださいます。
湯治旅館として歴史を持つ金泉閣ではお料理も常に訪れる人の体のことを考え、最高賞を受賞したお米や地元の有機ファームの野菜を使うなど、健康に良い素材を使っています。 食事は夕食・朝食ともの部屋でいただけるので、家族や友人たちとゆっくりと楽しく食べることができますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 金泉閣
- ・住所: 山梨県北杜市須玉町小尾6676
- ・アクセス: JR韮崎駅からバスで増富温泉行60分
- ・電話番号: 0551-45-0511
- ・公式サイトURL: www.kinsenkaku.com/
2 不老閣
http://shoemon.seesaa.net/index-2.html
わたしのオススメ度:★★★★★ 不老閣は、足元から湧き出るラジウム源泉と天井の岩から放出されるラジウム線の両方が同時に受けられる天然の岩風呂があることで有名です。利用客のほとんどがリピーターという、増富温泉一番人気の温泉旅館です。
不老閣は5つの源泉が自慢ですが、その中でも地下40mから自噴する不老の湯では、入浴法に基づいて順番と時間が決められています。 そして、神秘的な湯として大人気なのが湯船が自然岩に囲まれ、ラジウム泉が足元から自噴する天然岩風呂です。武田信玄の隠し湯の一つと言われており、兵士がこの湯で傷を癒したと言われています。
ラジウム温泉の良さを知ってもらうため、不老閣ではラジウムや健康に関する本を販売しています。 また、HPから『天然ラジウム恩泉入門書』がダウンロードできますので、ラジウム温泉の効能について知りたい方は是非参考にしてくださいね!
■ 基本情報
- ・名称: 不老閣
- ・住所: 山梨県北杜市 須玉町小尾6672
- ・アクセス: JR韮崎駅からバス増富温泉行50分
- ・電話番号: 0551-45-0311
- ・公式サイトURL:http://www.furoukaku.jp/
3 増富の湯
http://www.yamanashi-kankou.jp/wellness/program/21.html
わたしのオススメ度:★★★★★ 増富の湯は、増富ラジウム温泉郷にある日帰り入浴施設です。源泉かけ流しの湯で、25度から37度まで温度差がある源泉が4つあり、それぞれの温度が違う源泉を体験することができます。
増富の湯ではタオルのレンタルや歯ブラシなどの販売もあるため、何も用意しなくても手ぶらで気軽に行くことができます。ドライブがてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 増富の湯では温泉入浴指導員が在中しているため、希望があれば入浴指導が受けられます。
増富の湯では整体が受けられるサロンがあり、20年以上の経験を持つベテランの施術が受けられます。 また、花豆食堂では、酵素玄米定食や自家製酵素ジュースなど、健康増進効果のある料理が食べられます。
また、増富の湯は宿泊施設みずがき山リーゼンヒュッテ、キャンプ・オートキャンプ場グリーンロッジと提携しています。
■ 基本情報
- ・名称: 増富の湯
- ・住所: 山梨県北杜市須玉町比志6438
- ・アクセス: JR韮崎駅よりバスで60分 バス停『増冨温泉』下車
- ・営業時間: 4/1~11/30 10:00~19:00(最終受付18:30) 12/1~3/31 10:00~18:00 (最終受付17:30)
- ・休館日:4月 毎週水曜日 、5月~11月 毎月第4水曜日 、12月~4月 毎週水曜日 ※年末年始は変則営業。また、毎年1月下旬に集中メンテナンスのため長期休館する場合有り。
- ・電話番号: 0551-20-6500
- ・料金:大人・中学生以上 820円 4歳以上小学生まで 510円 0歳~3歳まで 無料
- ・公式サイトURL: http://www.masutominoyu.com/index.html
4 津金楼
わたしのオススメ度:★★★★☆津金楼は、井伏鱒二が愛した天然ラジウム100%の温泉を日帰りでも堪能できる旅館です。観光はもちろん、静養と治療目的で訪れる人々に滞在型の温泉旅館として親しまれています。
明治18年に山梨県須玉町津金で創業、その後増富の鉱泉湧出に着目し始め、増富へ移転しました。井伏鱒二は『増富温泉場』というエッセイの中で、津金楼を紹介しています。
津金楼では毎月1日と15日は「花豆おこわの日」とし、花豆おこわが朝食で食べられます。 無病息災とその月の無事を祈りが込められたおこわをいただくと、より健康になれそうですね! また、野菜を中心としたメニューや山崎の地酒、甲州ワインをいただくこともできますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 津金楼
- ・住所: 山梨県北杜市須玉町小尾6699
- ・アクセス: JR中央線韮崎駅から増富ラジウム温泉行きバス60分
- ・日帰り入浴営業時間: 10:00〜16:00 ※要問い合わせ
- ・電話番号: 0551-45-0711
- ・日帰り入浴料金:大人 800円、小学生以下 400円 ※おむつの取れていない子供は入浴不可
- ・公式サイトURL: http://tsuganerou.com/index.html
5 みずがき山リーゼンヒュッテ
わたしのオススメ度:★★★★☆みずがき山リーゼンヒュッテは、提携先の増富の湯から車で15分のところにある、渓谷と原生林に囲まれた自然いっぱいの宿泊施設。広い敷地内にあるグラウンドでは、レクレーションや合宿、イベントなどにも利用できます。
客室は8つあり、全室に星空が見えるロフトがついており自分たちだけのプラネタリウムのよう。 また、館内はバリアフリー。障害者用トイレや折りたたみベッドなど、体の不自由な方への配慮もされています。但し、携帯はエリア外で使えないのでご注意ください。
館内にお風呂はありますが、リーゼンヒュッテ宿泊利用する場合、増富の湯の入浴料が無料になります。増富の湯~リーゼンヒュッテ館の無料バスは、増富温泉17時発→リーゼンヒュッテ17時15分、リーゼンヒュッテ9時45分発→増富温泉10時着の2本のみです。 それ以外の時間は、みずがき田園バス(リンクを張る)を利用してください。
■ 基本情報
- ・名称: みずがき山リーゼンヒュッテ
- ・住所: 山梨県北杜市須玉町比志3648-1
- ・アクセス:JR中央線 韮崎駅下車バスで約70分
- ・営業時間:
- ・休館日: 4月 毎週水曜日、 5月~7月/9月~11月 第4水曜日 、8月 無休 、12月~3月31日 冬期休館
- ・電話番号: 0551-45-0911 [予約受付]朝9:00~夜20:00 ※施設利用はすべて予約制です。予約は1週間前までに電話にて予約してください。
6 ニューあずま
わたしのオススメ度:★★★☆☆ニューあずまは増富ラジウム温泉郷の玄関口にある、食事と宿泊のできるお店。アットホームな雰囲気とリーズナブルな料金が受け、瑞牆山など周辺の山々を登る登山者に人気の宿です。
お風呂は内湯のみですが、もちろんラジウム温泉!ラジウムの効能で、ハイキングや旅の疲れを癒すのにピッタリ。
ニューあずまのお料理は山菜料理が中心ですが、予約注文で甲州名物ほうとうやアワビの煮貝も味わえます。 気軽に入れる食堂があり、宿泊客でなくともニューあずまの自慢料理が食べられます。特に、増富名物「かぼちゃほうとう定食」がオススメです!
■ 基本情報
- ・名称: ニューあずま
- ・住所: 山梨県北巨摩郡須玉町比志6476
- ・アクセス: 中央本線韮崎駅よりバス(増富温泉行)70分
- ・営業時間: 11時~14時(食堂)
- ・電話番号: 0551-45-1678
7 民宿 渓月
わたしのオススメ度:★★★☆☆渓月は、増富ラジウム温泉郷のメイン通りに面している民宿です。宿泊料金がリーズナブルなので、遠方からニジマスやイワナを釣りにくる人たちに人気の宿です。
内湯は一つで男女交代ですが、もちろんラジウム温泉です。 一階の食堂では、誰でも気軽に立ち寄れるため、観光客はもちろん、地元の人たちの姿も見られます。土地の素材を大切に使ったおかみさんの料理は味噌までも手作りなんです!
増富温泉のお土産には、民宿渓月特製の「花豆の甘納豆」と「おまんじゅう」はいかがでしょうか?
■ 基本情報
- ・名称: 民宿 渓月
- ・住所: 山梨県北杜市須玉町比志6498
- ・アクセス:R中央線韮崎駅から車で約25分
- ・電話番号: 0551-45-0028
増富温泉のおすすめの旅館はいかがでしたか。日帰り湯から長期滞在の湯治、厚生労働大臣認定、入浴指導者のいる宿まで、好みのところは見つかりましたか?ここの湯温は25~30℃に加温してあるそうです。ラジウムの含有量を考えると、地下水の少なくなる冬季~春季は成分が高めになる傾向にあります。冬こそオススメの季節なのです。標高1000mの大自然に囲まれ四季折々の景観が楽しめる、ひなびた感じのする秘境の地で過ごしてみませんか。