甘いモノを好む"スイーツ男子"は、今やすっかり定着。大腕を振って(?)スイーツ談義に花を咲かせることもできる。
だが当然のことながら、ただ甘ければいいわけではない。大人の男が嗜むべきは、クオリティが高く、それを味わうシチュエーションにもこだわりの感じられるスイーツだ。今回は、かわいらしさは封印!スタイリッシュでピリッと筋が通っているようなスイーツをご紹介しよう。
(もちろん、女性もお楽しみくださいね♪)
「「滑らかに仕上げた“マンジャリチョコレート”のタルト“マンジャリチョコレート”のジェラートを添えて」」
“男性向け”と銘打ったパフェをリリースして話題を集めたのが「アルマーニ / リストランテ ワインラウンジ」。
以前実施したこの試みが好評だったことから、男性ゲストを想定したデザートを発表。深まりゆく秋に向けたひと皿は、フルーティな香りとさわやかな酸味が特徴的なマンジャリチョコレートをふんだんに使い、スムースな口どけのタルトに仕上げている。傍らには、チョコレートを混ぜ込んだクランブル生地とアーモンドスライスの砂糖がけを添えて、クリスピーな食感のアクセントも演出。
デイタイムには、プレドルチェとメインドルチェ、ハーブティがセットになった「ドルチェセット」の、メインの選択肢としてオン・メニュー。そしてディナータイムには単品でのオーダーとなるから、フランチャコルタやワインのパートナーとして楽しむのもまた一興だ。
アルマーニの美意識が貫かれた空間には上品な華やかさが漂い、“甘い時間”を過ごすシチュエーションとしても申し分なし。
「「とらや」「とらやパリ店」「TORAYA CAFÉ」の味が、このひと皿に。「TOKYOプレート」」
東京の玄関口・東京駅丸の内駅舎内に100年という歴史を刻みつづけ、今もなお多くのファンに愛され続ける「東京ステーションホテル」。こちらのホテル内にあるのが、和菓子の「とらや」が手がけるコンセプトショップ「TORAYA TOKYO」だ。
ここは、480年以上の長きに渡り積み重ねてきた伝統を守りつつ、「とらや」グループの現在を発信する場所。メインブランドである「とらや」、フランスに和菓子の魅力を伝えている「とらやパリ店」、そして「とらや」の“あん”をベースに、和洋の素材を自由に取り入れた新たなお菓子の提案をする「TORAYA CAFÉ」と、御殿場に構える「とらや工房」の味が一堂に会している。
内装は、駅舎の歴史を見守り続けた赤煉瓦をシンボリックに再生。一朝一夕では醸し出せない、温かな雰囲気を漂わせている。
シグネチャーメニューともいうべき「TOKYOプレート」は、「とらや」を代表する商品のひとつ、羊羹「夜の梅」をはじめ、各ブランドの代表商品がアソートに。本物を知る男性にふさわしい、トラディショナルかつ新しいスイーツだ。
「マロンの下に忍ばせたベリーの酸味や、マッカラン入りのバニラアイス、仕上げにかけるスパイスの香りなどの風味が効いている人気の「モンブラン」」
神楽坂の大通りから1本折れた、小さいながら好ましい雰囲気の飲食店や菓子店が並ぶ小路に店はある。オーナーシェフの吉岡浩太さんは、汐留・コンラッド東京にある「ゴードン・ラムゼイ」のパティシエを経て、渡英。同じゴードン・ラムゼイグループのレストラン「ラ・ノワゼット」でスーシェフを務めるなど、華やかな経歴を持つ実力派だ。
そんな吉岡さんが自身の店として構えたのは、開放的で明るい雰囲気のデザートカウンターを備えたパティスリー。ケーキや焼き菓子も販売しているが、店の奥にあるカウンター席では、異なる温度帯の素材を組み合わせたグラスデザートや溶けてしまうムースなど、できたてならではのデザートメニューを提供している。
「ここでは、お客様おひとりおひとりがVIP、という気持ちでデザートをお出ししています」と語る吉岡さん。デザートプレートを仕上げる鮮やかな手さばきも、惜しみなく見せてくれる。
通常メニューはワンプレートだが、月に数回デザートコースの日がある。前菜やスープと共に、デザートやプティフールを供する試みはなかなか興味深い。
「旬の食材などをベースにしたメニューが登場する。内容は季節によって変わります」
閑静な住宅街ながら多くの人気パティスリーが店を構える深沢エリアにある、わずか6席のデザートバーがこちら。オーナーシェフの吉崎大助さんは、セルリアンタワー東急ホテル「クーカーニョ」のシェフを務めたほか、パティスリーでの経験も積んでいる。ひと皿のデザートの中には、実にさまざまな技が駆使されている。
たとえば「無花果と赤ワイン」は、カスタードと生クリームを合わせた「クレーム・ディプロマット」を皿に絞ってから、「アンフューゼ」という技法で表面にのみワインやスパイスの香りを移して中央はフレッシュなままの無花果を乗せ、赤ワインのジュレやアイスクリームで仕上げる。そのアイスクリームも、バニラビーンズとアーモンドローストをひと晩漬け込んだ後マスカルポーネチーズを合わせて作られているという手の込みようだから恐れ入る。
テイクアウトの菓子のディスプレイケースなど、作れそうなものはなんでも自作するという、手先が器用で根っから職人気質の吉崎さん。また、軽妙洒脱な喋りもデザートの味わいに華を添えている。
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だが当然のことながら、ただ甘ければいいわけではない。大人の男が嗜むべきは、クオリティが高く、それを味わうシチュエーションにもこだわりの感じられるスイーツだ。今回は、かわいらしさは封印!スタイリッシュでピリッと筋が通っているようなスイーツをご紹介しよう。
(もちろん、女性もお楽しみくださいね♪)
スタイリッシュに味わうfor men なスイーツ『アルマーニ / リストランテ ワインラウンジ』
「「滑らかに仕上げた“マンジャリチョコレート”のタルト“マンジャリチョコレート”のジェラートを添えて」」
“男性向け”と銘打ったパフェをリリースして話題を集めたのが「アルマーニ / リストランテ ワインラウンジ」。
以前実施したこの試みが好評だったことから、男性ゲストを想定したデザートを発表。深まりゆく秋に向けたひと皿は、フルーティな香りとさわやかな酸味が特徴的なマンジャリチョコレートをふんだんに使い、スムースな口どけのタルトに仕上げている。傍らには、チョコレートを混ぜ込んだクランブル生地とアーモンドスライスの砂糖がけを添えて、クリスピーな食感のアクセントも演出。
デイタイムには、プレドルチェとメインドルチェ、ハーブティがセットになった「ドルチェセット」の、メインの選択肢としてオン・メニュー。そしてディナータイムには単品でのオーダーとなるから、フランチャコルタやワインのパートナーとして楽しむのもまた一興だ。
アルマーニの美意識が貫かれた空間には上品な華やかさが漂い、“甘い時間”を過ごすシチュエーションとしても申し分なし。
東京の玄関口に誕生した「とらや」の意欲的な新店『トラヤ トウキョウ』
「「とらや」「とらやパリ店」「TORAYA CAFÉ」の味が、このひと皿に。「TOKYOプレート」」
東京の玄関口・東京駅丸の内駅舎内に100年という歴史を刻みつづけ、今もなお多くのファンに愛され続ける「東京ステーションホテル」。こちらのホテル内にあるのが、和菓子の「とらや」が手がけるコンセプトショップ「TORAYA TOKYO」だ。
ここは、480年以上の長きに渡り積み重ねてきた伝統を守りつつ、「とらや」グループの現在を発信する場所。メインブランドである「とらや」、フランスに和菓子の魅力を伝えている「とらやパリ店」、そして「とらや」の“あん”をベースに、和洋の素材を自由に取り入れた新たなお菓子の提案をする「TORAYA CAFÉ」と、御殿場に構える「とらや工房」の味が一堂に会している。
内装は、駅舎の歴史を見守り続けた赤煉瓦をシンボリックに再生。一朝一夕では醸し出せない、温かな雰囲気を漂わせている。
シグネチャーメニューともいうべき「TOKYOプレート」は、「とらや」を代表する商品のひとつ、羊羹「夜の梅」をはじめ、各ブランドの代表商品がアソートに。本物を知る男性にふさわしい、トラディショナルかつ新しいスイーツだ。
作りたてだからこそ、の味わいや食感を大切に『アトリエ コータ』
「マロンの下に忍ばせたベリーの酸味や、マッカラン入りのバニラアイス、仕上げにかけるスパイスの香りなどの風味が効いている人気の「モンブラン」」
神楽坂の大通りから1本折れた、小さいながら好ましい雰囲気の飲食店や菓子店が並ぶ小路に店はある。オーナーシェフの吉岡浩太さんは、汐留・コンラッド東京にある「ゴードン・ラムゼイ」のパティシエを経て、渡英。同じゴードン・ラムゼイグループのレストラン「ラ・ノワゼット」でスーシェフを務めるなど、華やかな経歴を持つ実力派だ。
そんな吉岡さんが自身の店として構えたのは、開放的で明るい雰囲気のデザートカウンターを備えたパティスリー。ケーキや焼き菓子も販売しているが、店の奥にあるカウンター席では、異なる温度帯の素材を組み合わせたグラスデザートや溶けてしまうムースなど、できたてならではのデザートメニューを提供している。
「ここでは、お客様おひとりおひとりがVIP、という気持ちでデザートをお出ししています」と語る吉岡さん。デザートプレートを仕上げる鮮やかな手さばきも、惜しみなく見せてくれる。
通常メニューはワンプレートだが、月に数回デザートコースの日がある。前菜やスープと共に、デザートやプティフールを供する試みはなかなか興味深い。
さりげなく技巧を利かせたデザートに陶然『デセール・ル・コントワール』
「旬の食材などをベースにしたメニューが登場する。内容は季節によって変わります」
閑静な住宅街ながら多くの人気パティスリーが店を構える深沢エリアにある、わずか6席のデザートバーがこちら。オーナーシェフの吉崎大助さんは、セルリアンタワー東急ホテル「クーカーニョ」のシェフを務めたほか、パティスリーでの経験も積んでいる。ひと皿のデザートの中には、実にさまざまな技が駆使されている。
たとえば「無花果と赤ワイン」は、カスタードと生クリームを合わせた「クレーム・ディプロマット」を皿に絞ってから、「アンフューゼ」という技法で表面にのみワインやスパイスの香りを移して中央はフレッシュなままの無花果を乗せ、赤ワインのジュレやアイスクリームで仕上げる。そのアイスクリームも、バニラビーンズとアーモンドローストをひと晩漬け込んだ後マスカルポーネチーズを合わせて作られているという手の込みようだから恐れ入る。
テイクアウトの菓子のディスプレイケースなど、作れそうなものはなんでも自作するという、手先が器用で根っから職人気質の吉崎さん。また、軽妙洒脱な喋りもデザートの味わいに華を添えている。
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