山梨はワインやウィスキーだけじゃないんです！大自然が育む山梨の地ビールまとめ

富士山や日本アルプスから流れ出る良質な水と、冷涼でカラッとした気候の山梨県。ここは洋酒造りに非常に適した場所といわれ、たくさんの素晴らしいワイナリーが点在しています。また、サントリーの白州蒸留所では、世界的にも評価が高いウィスキーが生み出されています。そして、近年じわり人気が高まってきているのが、この自然の恩恵を受けた山梨県の「地ビール」。今回は、山梨県へ旅行するならぜひ飲んで欲しい地ビールを紹介します。

１．八ヶ岳地ビール　タッチダウン

清里高原萌木の村内にあるブルワリー兼パブ「ROCK」で造られる、八ヶ岳ビールタッチダウン。もとは清里で一番はじめに誕生した喫茶店でした。食事もとれる店内では、地元の素材を使用し、ビールの旨みが引き立つ料理を提供しています。
おすすめは、プレミアムロック・ボック。2014年に行なわれた世界の2大ビアコンテストの1つワールド・ビア・アワードにて、「世界の5本」に選ばれた輝かしいビールです。濃厚で深みのある旨さは、八ヶ岳を眺めながら飲んで欲しいビールです。

２．富士桜高原麦酒

富士山麓、標高1,000メートル。爽やかな風が過ぎる場所にある富士桜高原麦酒のブルワリー。世界のビアコンテストで様々な賞を獲得したビールがラインナップしています。隣接するレストラン「シルバンズ」では、これらの自家製ビールはもちろん、本格窯焼きピッツァをはじめアイスバインやローストビーフなど、ビールに合わせたい料理が並びます。

富士桜高原麦酒の看板は、なんといってもラオホビール。ラオホとは、原料となる大麦麦芽を燻すことによってビールに燻製香をつけるスタイルです。口に含むと、ふわっと煙の臭いが鼻に伝わる、とても不思議な風味。1999年からアジア・ビアカップで連続受賞をし続ける、確かな実力のビールです。

３．ふじやまビール

本場ドイツからマイスターを招いて造られた、ふじやまビール。富士山から湧く天然水を仕込みに使い、やわらかで飲みやすい味わいを実現しています。ブルワリーは道の駅富士吉田エリア内。併設のレストランで、できたてのビールを味わうことができます。
人気は、富士山系の超軟水を使用したピルスナー。日本人にとって一番なじみ深いスタイルのビールを、よりまるく、スッキリした味わいに仕上げています。

４．甲斐ドラフトビール

甲斐ドラフトビールは、創業から100年もの歴史を持つ大和葡萄酒が手がけています。ワイン造りで培った技術をビール醸造にいかし、副原料を使用せず麦本来の旨みを引き出しています。ビール酵母を無ろ過のまま瓶詰めするので、生きた酵母の風味がそのまま。ワインとビール、両方をお土産にするのも◎ですね。
麦がフルーティに香るヘレスは、苦味をおさえたソフトな口当たりのビールです。ふんわりときめの細かい泡の下から、麦香るペールゴールドのビールが流れこんでくる瞬間は、爽快のひとこと。

５．OUTSIDER Brewing

日本で地ビールが世に出始めた頃から様々なブルワリーで経験を積んだ醸造家が醸す、アウトサイダーブルーイングのビールたち。様々なビアコンテストで入賞し、多くのファンを獲得し続けています。併設のパブ「Hops&Herbs」ではこれらのビールとともに、お手頃な価格のアラカルトメニューをはじめとする絶品メニューがそろっています。
２定番中の定番、インキーパー・ビター・ラガー。麦芽の持つ旨みとコクが喉を心地よく刺激。ドイツ産の高級ホップを贅沢に用い、苦味さえ爽快に感じられるラガービールです。