長年立ち続けた歴史ある門！東京都台東区の人気観光スポット「黒門」とは

かつて東京にはたくさんの武家門が残っていました。何しろ全国の大名の屋敷があったわけですからね。ほとんどは時代とともに消えて行きましたが、最高の格式を備えた門が残っています。それが東京都台東区の国立博物館内に移築されている黒門です。上野の黒門のその魅力をご紹介します。

１．黒門とは？

正式名称は旧因州池田屋敷表門で、重要文化財に指定されています。江戸時代に因幡・伯耆３２万石を治めていた鳥取藩池田家の江戸上屋敷の正門でした。元は丸の内にありましたがあちこちに移築され、最終的にここに移築されたのは昭和29年です。「移築で苦労したから黒門」などと言われる所以です。入母屋造の屋根と左右に向唐破風造の番所があります。これは当時の武家屋敷では最も格式の高い表門でした。

２．黒門の魅力

 正確な創建年代はわかっていませんが、これだけの門構えの大名屋敷がどれほどの規模であったのか、今では想像もつきません。その重厚な佇まいは眺めているだけで歴史の重みを感じることができます。道路から見学することもできるのですが、立地はあくまで国立博物館の屋外展示です。博物館で展示されるにふさわしい、凛とした空気が漂っています。

３．周辺のおすすめスポット

黒門はそれだけでも見学する価値がありますが、それだけではもったいないおすすめスポットのご紹介です。

東京国立博物館

そもそもここに入館しなければ、黒門をじっくり見学することはできません。とにかく展示が膨大で、何をどうしていいのやらと迷った時には、「おすすめコースガイド」を参考にしましょう。「たてものめぐりコース（60分）」には当然黒門も含まれています。

国際子ども図書館

博物館に入館せずに道路側から黒門を見学するのなら、そのまま左に進んで最初の交差点を右に折れると国際子ども図書館があります。ここは児童書専門の図書館です。1906年に建設された旧帝国図書館を改修して利用しており、東京都選定歴史的建造物となっています。落ち着いた場所で子どもの頃の思い出に出会えるかもしれません。

上島珈琲店 黒田記念館店

ちょっと休憩ならば博物館別館である黒田記念館のカフェにどうぞ。カウンター注文式のセルフスタイルのカフェですが、コーヒーのおいしさはさすがの専門店です。厚切りベーコンのサンドイッチは超おすすめですので、お腹がすいているならはずさないでください。

４．黒門についての詳細

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素材提供：wikimedia、トリップアドバイザー、他