中東だけじゃない。日本で最初に建てられたモスク、神戸ムスリムモスク

世界三大宗教の中で、多くの日本人が最も馴染みが薄いのは、イスラム教ではないでしょうか。
しかし、世界中では、イスラム教徒は16億人、人口の23%を占めており、今後も増え続けると予想されています。2030年には、20億人超、26%になり、世界の人口の3人に一人がイスラム教徒になる予想です。
折しも、世界各地でイスラム教徒の名を語ったテロが起きていますが、イスラム教イコール過激派では
ありません。イスラム教とは何かを知るきっかけの一つとして、日本で最初に建てられたモスク「神戸ムスリムモスク」を紹介します。

1.神戸ムスリムモスクとは?

　神戸ムスリムモスクは、1935年、兵庫県神戸市中央区に建てられました。
神戸在住の貿易商であるトルコ人、タタール人、インド人らの出資によるものです。
なお、「ムスリム」とはイスラム教徒を、「モスク」とは礼拝堂を意味しています。

2.神戸モスリムモスクの魅力は？

「ムスリム」、「モスク」など、普段あまり馴染みのない言葉を聞くと、どうしても緊張してしまいますよね。しかし、神戸ムスリムモスクは、イスラム教徒ではなくても見学が可能。
世界のモスクでは、非ムスリムはモスクに入れないことが多いものです。
見学できるこのモスクは貴重なのです。

ただし、半ズボンや短いスカーノースリーブなど肌を露出する服装では、入ることができません。

今まで考えていたよりは親しみを持って、しかしイスラム教徒の考えは尊重しつつ、
イスラム教のほんの一部分を見学させてもらいましょう。

3.神戸ムスリムモスクの見どころ

1.イスラム世界のイメージ通りな外観　

建物だけ見ていると、日本であることを忘れそうです。実際は、他の風景も目に入るので、忘れたくても忘れられませんが・・・

2.シンプルさと豪華さの調和がとれた内部　

余計な装飾などはありませんが、細部までこだわった作りです。中にいる間は、イスラムの空間をたっぷりと感じることができるでしょう。

3.強固な建物　

頑強な造りで、1995年の阪神・淡路大震災でも倒壊を免れました。中にいる間は、大きな地震が起きても安心？かもしれません。

4.見学者の声

5.場所

地図はこちら


モスクに行ったからと行って、勧誘されることはありません。
本当の宗教は、押し付けることはしないものです。
心配せずに、出かけてみましょう。