剣岳に登ったあと、ゆったりと温泉でくつろいで、登山の疲れを解消できるホテルや温泉旅館をご紹介します。急峻な稜線をなす標高2999mの名峰は、厳しい登山を強いられる山。日本百名山にも選ばれ、多くの登山者に愛されています。疲れた体にしみるお風呂!起点となる室堂、黒部、馬場島周辺のおすすめスポットをまとめてみました。
知る人ぞ知る温泉のある国民宿舎です。1泊2食料金がなんと8千円からあります。この値段では想像できないグレードです。泉質は単純硫黄泉、大浴場は男女1つずつあり、露天風呂、サウナが備わっています。また単純硫黄泉は富山県内では非常に珍しく、高いアルカリ性が大きな特徴です。
アルカリ性の温泉といえば美肌の効能があることで有名ですよね。これはアルカリ性のお湯が皮脂を溶かし、角質を柔らかくしてくれるためお肌がスベスベになるからなんです。ですが亀谷温泉のpH値は9.7と高めなので、乾燥肌の方や肌の弱い方は必要な油分まで洗い流してしまわないよう注意しましょう。客室は5名まで宿泊できる和室がメインですが、3名まで利用できる洋室も1部屋だけ用意されていますよ。
お部屋は山小屋らしい「相部屋」と「個室」の2種類。最大8名まで宿泊できる男女共用の相部屋と、女性専用の相部屋が用意されています。各スペースはカーテンで区切る事ができるようになっていて、コンセントや読書灯も備え付けられているので便利ですよ。「山登り」という共通の趣味があるので、周りの人との交流も楽しいですよね。アルコールの提供もあるレストランや、お土産を購入できる売店も併設されています。
客室タイプは洋室(ツイン)、和室、和洋室、特別室の4種類。本館のツインルームはエキストラベッドを使用すれば3名での宿泊も可能です。和室・和洋室は共に5名まで宿泊できるので、家族旅行やグループ旅行に最適ですね。和洋室ならベッドと畳のお部屋がついているので、畳の上で足を伸ばして話に花を咲かせられます。特別室は和洋折衷のメゾネット。ちょっとした別荘にいるような気分を味わえるかも!?
内湯は宿泊者限定ですが、露天風呂は日帰り入浴が可能となっています。女性用露天風呂は目隠しがあって山や川の一部しか望めませんが、男性用からは自然豊かな山々を見渡す事ができますよ。緑が鮮やかな初夏もいいですが、周囲を赤く染め上げる紅葉シーズンもおススメです。ちなみに近くの河原のどこを掘っても温泉が吹き出すので、掘って手足をつけてみるのも面白いかもしれませんね。ただし源泉の温度がかなり高いのでヤケドには注意しましょう。
露天風呂からは滝の落ちる豪快な水音が聞こえてきて、風情を感じられます。紅葉シーズンになれば対岸の山々の赤く染まる様を見る事ができますよ。露天風呂と内湯のほかに貸切の半露天風呂も用意されています。40分間使用する事ができ、先着順なので利用したい方は早目に宿に到着するようにした方がいいかもしれませんね。もしくは夜遅くや早朝などの人のいない時間帯を狙うのもおススメです。源泉が熱いので、湯温を確認してから入浴するようにしましょう。
外湯は源泉掛け流しのにごり湯。立山三山を眺める雄大なパノラマと、爽やかな空気をで登山の疲れも吹き飛びます!室堂駅からは、みくりが池や地獄谷を越えて山道を歩いて約40分ほどかかりますが、剱岳から雷鳥坂経由での下山には、最適の温泉。ここで1泊のんびりして帰るのもおすすめです。
登山後の疲れを取るには最適!大パノラマの展望風呂で疲れを癒しましょう。山小屋でありながら、和室の個室も用意され、ふかふかの布団で快適に泊まることができるのも嬉しいポイント。食堂や売店、暖炉のある談話室など、施設も充実しています。
春のホタルイカ、秋まで味わえるシロエビ、冬の寒ブリなど、新鮮な富山湾の海の幸を存分に楽しめるバイキングが人気。登山後には1泊して、疲れた体にしみる天然温泉と、富山の旬の料理をいただきましょう!
河原に隣接した28畳もの広々とした大露天風呂は、黒部峡谷の雄大さと、秘境の趣を感じるスポット。明治時代に建てられた建物が、素朴で落ち着く空間を演出します。登山帰りにもう1泊、秘境の宿でのんびり過ごすのはいかがですか?
日本一の透明度を誇る弱アルカリ性の温泉は、美肌の湯としても知られ、筋肉痛・疲労回復・健康増進に効能があります。生まれ変わった宇奈月温泉の交流施設で、良質な温泉を堪能してください。観光案内所も備えているので、帰路の立ち寄りスポットもチェックしてみて!
ナトリウム硫酸塩泉で、しっとり肌になじむ「みのわ温泉」は、神経痛や高血圧に効能があり、2階のサウナ付きの浴室でゆっくり疲れをいやすことができます。1階にはレストランもあり、食事をいただくこともできますよ。
魚津港から15分の北山鉱泉は、富山湾の新鮮な海の幸がいただける料理自慢の宿でもあります。毎朝料理長が市場で仕入れる、白えび、ほたるいか、岩牡蠣、ずわいがに、寒ブリなど、季節により味わえる旬の料理は絶品です!
剱岳登山後に立ち寄りたい温泉をご紹介しました。名峰の懐には、良質な温泉が湧き、登山者の疲れを癒します。登山帰りにもう1泊して、のんびり過ごすのもおすすめ!疲れた体にしみる、極上の一時を過ごすことができますよ。ぜひ訪れてみてください。
1.亀谷温泉・白樺ハイツ
アルカリ性の温泉といえば美肌の効能があることで有名ですよね。これはアルカリ性のお湯が皮脂を溶かし、角質を柔らかくしてくれるためお肌がスベスベになるからなんです。ですが亀谷温泉のpH値は9.7と高めなので、乾燥肌の方や肌の弱い方は必要な油分まで洗い流してしまわないよう注意しましょう。客室は5名まで宿泊できる和室がメインですが、3名まで利用できる洋室も1部屋だけ用意されていますよ。
■ 基本情報
- ・名称:富山の奥座敷 亀谷温泉 薬師岳の湯 白樺ハイツ
- ・住所:〒930-1459 富山県富山市亀谷1-10
- ・電話番号:076-481-1301
2.みくりが池温泉
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%8C%E6%B1%A0%E6%B8…
みくりが池温泉は標高:2,430mに位置しており、日本で一番高い場所にある温泉宿として知られています。室堂の地獄谷から温泉を引いており、白い湯の花がたっぷりうかんだ日本秘湯を守る会にも属した名湯です。室堂にあるので、剣岳や立山から降りてすぐ温泉に浸かれる立地にあります。温泉はもちろんのこと、お食事もとても美味しい温泉宿です。お部屋は山小屋らしい「相部屋」と「個室」の2種類。最大8名まで宿泊できる男女共用の相部屋と、女性専用の相部屋が用意されています。各スペースはカーテンで区切る事ができるようになっていて、コンセントや読書灯も備え付けられているので便利ですよ。「山登り」という共通の趣味があるので、周りの人との交流も楽しいですよね。アルコールの提供もあるレストランや、お土産を購入できる売店も併設されています。
■ 基本情報
- ・名称:
- ・住所:富山県中新川郡立山町室堂平
- ・アクセス:立山駅及び扇沢駅から立山黒部アルペンルートで室堂まで室堂から徒歩で約12分
- ・電話番号:076-463-1441
3.立山国際ホテル
https://turtleintheshell.wordpress.com/2014/07/22/dainichi/
立山国際ホテルは北アルプスの拠点となっている室堂平駅にあるホテルです。バスやケーブルカーなどはこの駅を起点にしています。ですから登山の拠点にしたらとても便利な立地にあります。またレストランや売店なども充実しています。客室タイプは洋室(ツイン)、和室、和洋室、特別室の4種類。本館のツインルームはエキストラベッドを使用すれば3名での宿泊も可能です。和室・和洋室は共に5名まで宿泊できるので、家族旅行やグループ旅行に最適ですね。和洋室ならベッドと畳のお部屋がついているので、畳の上で足を伸ばして話に花を咲かせられます。特別室は和洋折衷のメゾネット。ちょっとした別荘にいるような気分を味わえるかも!?
■ 基本情報
- ・名称:立山国際ホテル
- ・住所:〒930-1454 富山県富山市原45
- ・電話番号:076-481-1111
4.祖母谷温泉
http://nakajpair.at.webry.info/201208/article_2.html
上級者の剣岳の登山ルートを下った場所にある知る人ぞしる名湯です。難コースを克服した登山者にだけ与えられた特権・・・と言いたいとこですが、宇奈月温泉からトロッコ電車でも行くことができます。少し川上に地獄谷があり、そこから温泉が引かれています。地獄谷には露天風呂もあります。内湯は宿泊者限定ですが、露天風呂は日帰り入浴が可能となっています。女性用露天風呂は目隠しがあって山や川の一部しか望めませんが、男性用からは自然豊かな山々を見渡す事ができますよ。緑が鮮やかな初夏もいいですが、周囲を赤く染め上げる紅葉シーズンもおススメです。ちなみに近くの河原のどこを掘っても温泉が吹き出すので、掘って手足をつけてみるのも面白いかもしれませんね。ただし源泉の温度がかなり高いのでヤケドには注意しましょう。
■ 基本情報
- ・名称:祖母谷温泉
- ・住所:〒938-0200 富山県黒部市黒部奥山国有林(祖母谷)
- ・アクセス:欅平駅から徒歩で30分
- ・電話番号:0765-62-1038
5.名剣温泉
http://www.tetsuonsen.net/%E5%90%8D%E5%89%A3%E6%B8%A9%E6%B3%89/
祖母谷温泉から1kmほど川下にある名湯です。日本秘湯を守る会に所属しており、山中にある1軒宿です。渓谷を見下ろす露天風呂があり、源泉は上流の祖母谷温泉の地獄谷からひいています。露天風呂からは滝の落ちる豪快な水音が聞こえてきて、風情を感じられます。紅葉シーズンになれば対岸の山々の赤く染まる様を見る事ができますよ。露天風呂と内湯のほかに貸切の半露天風呂も用意されています。40分間使用する事ができ、先着順なので利用したい方は早目に宿に到着するようにした方がいいかもしれませんね。もしくは夜遅くや早朝などの人のいない時間帯を狙うのもおススメです。源泉が熱いので、湯温を確認してから入浴するようにしましょう。
■ 基本情報
- ・名称:名剣温泉
- ・住所:〒938-0171 富山県黒部市宇奈月町欅平
- ・アクセス:欅平駅から徒歩15分
- ・電話番号:0765-52-1355
6.雷鳥沢ヒュッテ
室堂の温泉施設といえば、日本で一番高い場所にある「みくりが池温泉」が有名ですが、たくさんの山小屋が集まる室堂には、他にも日帰り入浴ができる施設があります。雷鳥沢ヒュッテでは、室堂唯一の外湯を楽しむことができます。外湯は源泉掛け流しのにごり湯。立山三山を眺める雄大なパノラマと、爽やかな空気をで登山の疲れも吹き飛びます!室堂駅からは、みくりが池や地獄谷を越えて山道を歩いて約40分ほどかかりますが、剱岳から雷鳥坂経由での下山には、最適の温泉。ここで1泊のんびりして帰るのもおすすめです。
■ 基本情報
- ・名称:雷鳥沢ヒュッテ
- ・住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺74
- ・アクセス:室堂駅から山道を歩いて約40分
- ・営業期間:アルペンルート開通時~10月下旬
- ・電話番号:076-463-1753
- ・料金: 日帰り入浴600円
- ・公式サイトURL:http://www.raichozawa.net/index.html
7.雷鳥荘
室堂駅から山道を歩いて約30分。雷鳥平と地獄谷を望む高台に建つ雷鳥荘では、かけ流しの温泉を楽しむことができます。らいちょう温泉といわれる温泉の泉質は、単純酸性泉で、神経痛・筋肉痛・疲労回復などに効能があります。登山後の疲れを取るには最適!大パノラマの展望風呂で疲れを癒しましょう。山小屋でありながら、和室の個室も用意され、ふかふかの布団で快適に泊まることができるのも嬉しいポイント。食堂や売店、暖炉のある談話室など、施設も充実しています。
■ 基本情報
- ・名称:雷鳥荘
- ・住所:富山県立山町芦峅寺125
- ・アクセス:室堂駅から山道を歩いて約30分
- ・営業期間:アルペンルート開通時~11月下旬
- ・電話番号:076-463-1664
- ・料金:日帰り入浴600円
- ・公式サイトURL:http://www.raichoso.com/index.htm
8.ホテル森の風 立山
立山駅から車で5分の場所にある「ホテル森の風 立山」(旧:グランドサンピア立山)。アルカリ性単純硫黄泉で、美肌の湯として知られる「あわすの温泉」を楽しむことができます。6種類の浴室と2種類のサウナで登山の疲れも吹き飛びますよ。春のホタルイカ、秋まで味わえるシロエビ、冬の寒ブリなど、新鮮な富山湾の海の幸を存分に楽しめるバイキングが人気。登山後には1泊して、疲れた体にしみる天然温泉と、富山の旬の料理をいただきましょう!
■ 基本情報
- ・名称:ホテル森の風 立山
- ・住所:富山県富山市原3-6
- ・アクセス:立山駅より車で5分
- ・電話番号:076-481-1126
- ・料金:日帰り入浴大人700円/小人500円
- ・公式サイトURL:http://www.morinokaze-tateyama.com/
9.黒薙温泉旅館
黒部渓谷の山奥、トロッコ黒薙駅から山道を歩いて約20分の場所にある、秘境の温泉旅館。歴史ある温泉は、無色透明の弱アルカリ性単純温泉で、神経痛・筋肉痛・冷え性・打ち身などに効能があります。河原に隣接した28畳もの広々とした大露天風呂は、黒部峡谷の雄大さと、秘境の趣を感じるスポット。明治時代に建てられた建物が、素朴で落ち着く空間を演出します。登山帰りにもう1泊、秘境の宿でのんびり過ごすのはいかがですか?
■ 基本情報
- ・名称:黒薙温泉旅館
- ・住所:富山県黒部市 宇奈月町黒薙
- ・アクセス:黒薙駅から山道を歩いて約20分
- ・営業期間:毎年4月下旬~11/23頃まで※黒部峡谷トロッコ電車の運行期間により変更あり
- ・電話番号:0765-62-1802
- ・料金:日帰り入浴大人650円/小人300円
- ・公式サイトURL:http://www.kuronagi.jp/
10.湯めどころ宇奈月
黒部側への下山には、大正時代から続く老舗の温泉街、宇奈月温泉がおすすめ。長年親しまれてきた「宇奈月温泉会館」に代わり、平成28年4月27日にオープンした宇奈月温泉総湯「湯めどころ宇奈月」は、気軽に日帰り入浴が楽しめる温泉施設です。日本一の透明度を誇る弱アルカリ性の温泉は、美肌の湯としても知られ、筋肉痛・疲労回復・健康増進に効能があります。生まれ変わった宇奈月温泉の交流施設で、良質な温泉を堪能してください。観光案内所も備えているので、帰路の立ち寄りスポットもチェックしてみて!
■ 基本情報
- ・名称:湯めどころ宇奈月
- ・住所:黒部市宇奈月温泉256番地11
- ・アクセス:宇奈月温泉駅より徒歩1分
- ・営業時間:9:00~22:00
- ・定休日:毎週火曜日
- ・電話番号:(0765)62-1126
- ・料金:大人(高校生以上)500円/小人( 小・中学生 )250円
- ・公式サイトURL:http://yumedokoro-unazuki.jp/top/
11.みのわ温泉ファミリーハウス
剱岳の登山口「馬場島」からの帰路、滑川ICの手前にある「みのわ温泉」。剱岳への登山者や釣り人に重宝されている「みのわ温泉ファミリーハウス」は、別棟(みのわテニス村グリーンハウス)で宿泊も可能です。ナトリウム硫酸塩泉で、しっとり肌になじむ「みのわ温泉」は、神経痛や高血圧に効能があり、2階のサウナ付きの浴室でゆっくり疲れをいやすことができます。1階にはレストランもあり、食事をいただくこともできますよ。
■ 基本情報
- ・名称:みのわ温泉ファミリーハウス
- ・住所:富山県滑川市蓑輪28
- ・アクセス:滑川ICより15分
- ・営業時間:9:00~21:00
- ・定休日:火曜日(祝日にあたるときは翌日)、年末年始
- ・電話番号:076-474-1770
- ・料金:日帰り入浴大人(中学生以上)530円/小人(小学生以上)260円 /幼児(1歳以上)110円
- ・公式サイトURL:http://bunspo-namerikawa.jp/minowa
12.北山鉱泉子宝の湯 元祖 仁右衛門家
剱岳の登山口「馬場島」からの帰路、魚津ICの手前にある「北山鉱泉」。湯治湯・子宝の湯として親しまれ、体の芯から暖まるお湯は、様々な病に効くといわれています。仁右衛門家では、露天風呂付の「草笛の湯」とサウナ付の「ほたるの湯」、2つのお風呂を楽しめます。魚津港から15分の北山鉱泉は、富山湾の新鮮な海の幸がいただける料理自慢の宿でもあります。毎朝料理長が市場で仕入れる、白えび、ほたるいか、岩牡蠣、ずわいがに、寒ブリなど、季節により味わえる旬の料理は絶品です!
■ 基本情報
- ・名称:北山鉱泉子宝の湯 元祖 仁右衛門家
- ・住所:富山県魚津市北山702
- ・アクセス:魚津ICより12分
- ・電話番号:0765-33-9222
- ・料金: 日帰り入浴500円
- ・公式サイトURL: http://www.niemonya.com/
剱岳登山後に立ち寄りたい温泉をご紹介しました。名峰の懐には、良質な温泉が湧き、登山者の疲れを癒します。登山帰りにもう1泊して、のんびり過ごすのもおすすめ!疲れた体にしみる、極上の一時を過ごすことができますよ。ぜひ訪れてみてください。