都心から1時間半！山梨・甲州市で自然とふれあう♪甲州市のおすすめ観光スポット5選

山梨県北東部の果物とワインで有名な甲州市。市内には、史跡、古刹や自然などの観光スポットが目白押しです。その中から、甲州市の豊かな自然と触れ合うことができるスポットをピックアップ。色々な形で、甲州市の自然に触れてみませんか。

1.　塩山桃源郷

甲州市塩山は桃などの果樹栽培では甲府盆地でも有数の地域。4月上旬から中旬ともなれば山の斜面にそって桃の花が咲き誇り、「桃源郷」と呼ばれるほど、ピンクに染めあげられます。塩山駅東側のフルーツラインがもっともよい鑑賞スポットです。

甲州市内の整備されたハイキングコースを巡って、桃源郷の景観を楽しむのも良いものです。塩山駅→滝本院→向久保日向薬師→慈雲寺「一葉の文学碑」→甘草屋敷→塩山駅という8.7Km、約2時間30分のコース。咲き誇る桃の花を愛でながら、有名な古刹も巡ることができます。

慈雲寺のイトザクラ

慈雲寺も道筋にあり、運が良ければ樹齢330余年といわれる山梨県の天然記念物「オオイトサクラ」の糸が垂れるように咲く様子も楽しめます。

2.　勝沼堰堤　祇園の滝

国道20号線沿い、勝沼ICのやや東にある「勝沼堰堤」。明治44年に甲府盆地を水害から守るために、旧来の技術にコンクリートという新技術を組合せて作られた砂防堰堤です。周辺環境と調和した土木構造物で「国登録有形文化財」や「日本の近代土木遺産2800選　Aランク」にも指定されています。

堰堤から幅8mに渡って、10m程を流れ落ちる滝は「祇園滝」。古い「祇園淵」の名前をとった水のカーテンです。堰堤公園から階段で祇園滝の正面まで降り、ひんやりした空気を味わうのも良いものです。

3.　甚六桜公園 (じんろくざくらこうえん)

勝沼ぶどう郷駅から1分ほどの「甚六桜公園」。公園を中心に、中央線沿いに植えられた約600本の桜は「甚六桜」と呼ばれ、4月上旬の見頃の時期には多くの花見客で賑わいます。ライトアップされた夜桜もロマンティック。一度、訪れてみませんか。

機関車EF6418

公園の大月寄りの桜の木の下に保存されている、中央本線に馴染みの深い機関車「EF6418号」。さらに、大月方向に進むと、古き時代の鉄道トンネル、重厚な煉瓦造りの大日影トンネルが現れます。

4.　竜門峡 (りゅうもんきょう)

甲州市大和町田野地区から天目地区までの日川渓谷は「龍門峡」と呼ばれ、竜門橋から栖雲寺までの2.4Kmの遊歩道が整備されています。渓谷に横たわる巨岩、谷に架かるスリリングな丸太橋など深山幽谷の雰囲気を味わえる、60〜80分ほどの行程です。四季様々な景観を眺めながら歩くのも良いものです。

紅葉の竜門峡

川沿いの紅葉に加えて美しい周りの山々の紅葉を眺めながら、ゴールの栖雲寺まで歩いてみませんか。帰りは車道を歩くコースも良いかもしれません。

5.　玉宮ザゼン草群生地

甲州市塩山、玉宮地区にある「ザゼンソウの群生地」。花の花弁がお坊さんの座禅を組む形を彷彿とさせるところから「ザゼンソウ」の名前がつきました。1月中旬頃発芽し、2月下旬から3月にかけて盛りを迎えます。開花する時には、自ら発熱して周囲の雪を溶かすという姿を見たいと思いませんか。

ザゼンソウ公園

ザゼンソウ群生地は、貴重な環境と自然植物を守るため遊歩道が整備された公園となっています。遊歩道からザゼンソウの姿を楽しんで下さい。また、公園を抜けて15分程登ると尾根に出て、さらに10分ほどで小倉山山頂（955m）に到達します。