Tatsuo Yamashita
日本三大ラーメンのひとつ喜多方ラーメンでおなじみの喜多方ですが、歴史や自然も見過ごせません。また、近年は「花の街喜多方」も推進されています。喜多方をもっと知るための基礎知識をまとめました。 喜多方といえば
http://s.webry.info/sp/syasinkame.at.webry.info/201201/article_3.html
日本三大ラーメンのひとつ「喜多方ラーメン」発祥の地
http://kuranomachi.com/basha/
会津地方を支配していた芦名氏によって「市」が開かれ、喜多方はかつて市場の街と言われていました。この市を基盤にして、緩やかな扇状地と良質な水によって得られる、豊富な農産物を売る町として発展してきました。ここから、蔵の街と言われる喜多方が生まれたと言えます。 【喜多方ラーメンの由来】
http://www.kuranomachi.com/adumasa/
昭和初期、中国人青年の藩欽星氏が屋台を引いて喜多方でラーメンを売っことが、喜多方ラーメンのはじまりと言われています。初めてラーメンを食べて感動した喜多方の人たちは、それ以来、ラーメンがごちそうとなりました。喜多方ラーメンの原型は、敗戦で中国から引き上げてきた復員兵が、中国で食べたラーメンを元に、喜多方の食材や嗜好にあわせてラーメンを作って売ったのが始まりです。
【喜多方ラーメンの特徴】
喜多方ラーメン最大の特徴と言えるのが麺で、太目の平打ちちぢれ多加水麺です。他の土地のラーメンと比べてもかなり太めになっています。食感はツルツル・モチモチっとしている。なめらかで、食べ応えがある麺だ。平たくて縮れているのでスープがよく絡むという特徴があります。
スープはというと、さっぱり醤油になていて、豚骨と煮干のブレンドがベースになっています。昔ながらの味わいを感じられるのが喜多方ラーメンです。
【朝の風物詩「朝ラー」】
http://www.jtb.co.jp/kokunai_guide/area/fukushima/kooriyama_bandaiatami_miharu/o…
喜多方の朝の風物詩といえば、朝からラーメンを食べるために並ぶ行列があります。親しみを込めて「朝ラー」と呼ばれるようになったこの風習は、地元住民の朝食の枠を越えて、朝ラーを食べるためだけに観光客が訪れるほどの知名度となりました。所説はありますが、「市内にあった3交替制の工場に勤務していた人たちが、夜勤明けにラーメン屋に立ち寄ったから」、「朝早く農作業に出た農家の人が一仕事終えてラーメンを食べにいったから」など様々です。
蔵が多く立ち並ぶ「蔵の街」
http://chiikigoto.com/2012/10/26/01-44/
喜多方市は蔵が多く立ち並ぶ蔵の街として、有名な観光地になっています。お酒や味噌などをつくる蔵が街の至るところに残っていて、どこか懐かしい印象を受けることができます。蔵事に、展示物があったり、無料で利き酒ができるなど、観光としては楽しめる場所になっています。中には、大正時代に完成し、国の登録有形文化財となっている甲斐一族の屋敷もあったりと、日本の昔を肌で感じることができます。
訪れたい観光スポット5選
大和川酒造喜多方風土館
http://utsuwa.blogspot.jp/2006_11_01_archive.html
寛政2年創業・旧越後街道の古い町並みが残る寺町で200年余の伝統と格式を守り、清冽な伏流水と有機米による酒造りに取り組んでいる酒造店が、大和川酒造喜多方風土館です。実際に酒造りを行っていた6棟の酒蔵を公開されています。北方風土館の入り口には大きな暖簾と酒樽があり、版画家故斉藤清氏の画材にもなっているんですよ。酒造の歴史に興味がある人はぜひ立ち寄ってみてください。
■ 基本情報
- ・名称: 大和川酒造喜多方風土館
- ・住所: 福島県喜多方市字寺町4761
- ・アクセス: 喜多方駅より徒歩10分
- ・営業時間:9:00~17:00
- ・電話番号: 0241-22-2233
- ・所要時間: 1時間
- ・公式サイトURL: http://www.yauemon.co.jp/
喜多方 蔵の里
http://www.jalan.net/kankou/spt_07208ae2180022064/
喜多方は蔵の街として有名です。喜多方では「四十代で蔵を建てられないのは、男の恥」といわれ、男たちにとって蔵を建てることは一人前の男として認めてもらえる手段でありました。 そのため、喜多方の蔵は現在も住まいであったり作業場や貯蔵庫として使い、火事などの災害から守るように、暮らしの密着したものとなっています。それが、今日まで多くの蔵が残され蔵の街と言われる理由でしょう。 喜多方 蔵の里のほかにも蔵座敷 あづまさ 東町蔵屋敷「会陽館」など見学のできる蔵も多くあります。
■ 基本情報
- ・名称: 喜多方 蔵の里
- ・住所: 福島県喜多方市字押切二丁目109
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・定休日: 12月29日~1月1日
- ・電話番号: 0241-22-6592
- ・料金: 大人: 400 円(中学生以上)、子ども: 200 円
- ・所要時間: 1時間
新宮熊野神社 長床
http://blog.livedoor.jp/angelladdertakemi/archives/50732634.html
藤原時代の貴族の住宅建築としての寝殿造りの主殿の形式をふんでいるのが、新宮熊野神社 長床です。熊野神社の拝殿といわれています。国指定重要文化財の長床は、熊野神社の拝殿として平安末期に建立された寝殿造の建物です。境内にある樹齢800年のご神木・大イチョウが四季折々に「長床」を彩る光景が見事だと評判で、多くの人が訪れる場所です。
■ 基本情報
- ・名称: 新宮熊野神社
- ・住所: 福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258
- ・アクセス: JR喜多方駅から車で約10分
- ・営業時間: 8:00~17:00
- ・電話番号: 0241-23-0775
- ・所要時間: 1時間
会津喜多方ラーメン館
http://www.hinonet.org/report/taiheiyo2_04.html
会津喜多方ラーメン館は、ラーメン工場からラーメングッズまで取り揃えた「喜多方ラーメンワンダーランド」ともいえる場所です。ラーメンが食べられる屋台コーナーやミニ工場、喜多方ラーメンの情報コーナーもあります。また、隣接しているうまいもの館では、喜多方、西会津、只見等の地場産品を購入することができます。麺の切り出し体験や、おせんべい焼体験なども体験することができますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 会津喜多方ラーメン館
- ・住所:福島県喜多方市梅竹7254-1
- ・アクセス: 喜多方駅から徒歩10分
- ・営業時間: 10:00~17:00
- ・定休日: 年末年始
- ・電話番号: 0241-21-1414
- ・料金: ~1000円
- ・所要時間: 2時間
- ・公式サイトURL: http://www.ramenkan.com/
甲斐本家蔵座敷
http://iserv.jc.u-aizu.ac.jp/~aizu/grad2011/blog/?p=424
蔵のまち喜多方を代表する蔵座敷を有します甲斐本家の蔵は、大正6年から大正12年までの足かけ7年の月日を費やして完成されました。座敷蔵、住宅店蔵、醤油蔵が文化省の有形登録文化財建造物となっています。その中でも座敷蔵は、土蔵建築と木工技術の粋を尽くしたもので、内部は、21畳の上段の間と、18畳の次の間を南北に連ね、畳廊下を含め51畳の造りとなっていて見ものです!
■ 基本情報
- ・名称: 甲斐本家蔵座敷
- ・住所:福島県喜多方市字1丁目4611
- ・アクセス: 磐越西線喜多方駅下車約2.5Km
- ・営業時間: 10:00~16:45
- ・電話番号: 0241-24-3900
- ・料金: 大学生以上400円、高中小150円
- ・所要時間: 1時間
いろいろあります体験スポット
蒔絵・絵付け体験 【木之本漆器店】
https://ohararyu.or.jp/ikebana.php?action=report&category=1&category=1&yearMonth…
漆器のおみやげ処&漆の蒔絵・絵付け体験ができるお店が、木之本漆器店です。店舗に繋がる、明治初期に建造された作業兼貯蔵を改装た「うらの蔵」は蒔絵の体験場となっているので、とっても雰囲気が良い中で体験をすることができます。蒔絵とは漆で文様を置き、金、銀などの金属粉や色粉を蒔きつけ磨きを繰り返す日本独特の伝統の技法。立体感や、深み、を幻想的に表現することができます。初心者でも丁寧に教えてくれるので、素敵なものを作ることができますよ。
■ 基本情報
- ・名称: 木之本漆器店
- ・住所: 福島県喜多方市字天満前885
- ・アクセス: 喜多方駅より車で2分
- ・営業時間: 9:00~18:00
- ・電話番号: 0241-23-1611
- ・料金: ガラス風鈴・手鏡・貯金箱蒔絵1,250円、 桐製うちわ・短冊蒔絵2,000円 、
- 宝石箱蒔絵1,350円
- ・所要時間: 2時間
会津型 型彫り体験【染色工房れんが】
http://mitegansyo.exblog.jp/19731330/
喜多方の染型紙(会津型)は喜多方市の有形民俗文化財に指定されていれています。小野寺家より寄贈され、その数3万7千枚にもおよび、絵柄が細微で芸術性の高い見事な作品が多いんです。江戸幕府の厳しい経済統制の中にあって、伊勢型以外に会津でも他藩に販売されていたのは大いに注目される。今、この貴重な型紙の価値が見直されているそうです。そんな型堀体験を染色工房れんがではすることができます。
■ 基本情報
- ・名称: 染色工房れんが
- ・住所: 福島県喜多方市字一丁目4536
- ・アクセス: 喜多方駅より徒歩12分
- ・営業時間: 10:00~15:00
- ・電話番号: 0241-22-4131
- ・料金: 1,000円
- ・所要時間: 1時間
化石発掘体験【カイギュウランドたかさと】
http://www.new-fukushima.jp/archives/16027.html
カイギュウランドたかさとでは、1000万年前の地層を用意しており、館内で二枚貝や巻き貝、ほ乳類の化石などの発掘体験ができます。また、4つの展示室〔①地層展示室②貝化石展示室③クジラ化石展示室④カイギュウ化石展示室〕では会津最後の海の世界を紹介、体験、学習ができます。小さなお子さんがいる家族連れには、とっても楽しいスポットです。
■ 基本情報
- ・名称: カイギュウランドたかさと
- ・住所: 福島県喜多方市高郷支所
- ・アクセス:バス(荻野駅前乗車、高郷総合支所前にて下車)にて約10分
- ・営業時間: 9:00~16:30
- ・定休日: 月曜日
- ・電話番号: 0241-44-2114
- ・料金: 大人200円、子供100円
- ・所要時間: 2時間
- ・公式サイトURL: http://www.city.kitakata.fukushima.jp/shimin/gyosei/14902/14981/18983/
駄菓子づくり体験【老舗 鳴海屋】
http://www.i-kitakata.jp/?p=11338
鳴海屋は、喜多方の伝統駄菓子を製造・販売し、昔から変わらない味で地元の人から愛され続けてきた老舗お菓子屋さんです。懐かしい味わいのお菓子が購入できるだけでなく、駄菓子作りの体験もできるめずらしいお店なんですよ。粘度遊びのような要領で、簡単にできるので、小さなお子さんも一緒にチャレンジすることができます。美味しいきな粉のお菓子を作ることができます。
■ 基本情報
- ・名称: 老舗 鳴海屋
- ・住所: 福島県喜多方市字一丁目4580
- ・営業時間: 9:30~17:00
- ・電話番号: 0241-23-1701
- ・料金: 800円
- ・所要時間: 1時間
喜多方グルメといえば、やっぱりラーメン
朝昼夜
http://kashima-sports.com/archives/1597
朝昼の名前の由来は、朝も昼も夜も・・・1日3回食事できるようにという願いがこもっているそうです。朝昼夜(あさひや)おススメのラーメンは、チャーシューがぐるっと咲き誇る「ひまわりラーメン」!器から飛び出したまさに花が開いたような状態でたっぷりと乗ったチャーシューが人気です。あっさりとスープの味わいに、チャーチューの味が抜群の相性だと評判です。お肉も一緒にがっつりと食べたいという人におすすめですよ。
■ 基本情報
- ・名称: 朝昼夜
- ・住所: 福島県喜多方市緑町4519
- ・アクセス: JR喜多方駅 徒歩25分
- ・営業時間: 10:00~19:00
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0241-22-5312
- ・料金: ~1000円
- ・所要時間: 40分
- ・公式サイトURL: http://www.asa-hi-ya.jp/original2.html
佐久山食堂
http://photozou.jp/photo/show/115346/225364731
喜多方ラーメンの店の佐久山食堂は他とは違ったこだわりを持つお店です。実は、スープや麺だけでなく、水にこだわったスープ作りをしているんですよ。その水とは、日本酒の仕込み水!とっても新鮮でキメの細かい上質なお水を使ったスープは、澄み切ったような美味しい味わいを感じられると評判です。「もっきりラーメン」と呼ばれる、並々注いだ日本酒とラーメンのセットも人気の一品です。
■ 基本情報
- ・名称: 佐久山食堂
- ・住所: 福島県喜多方市松山町村松常盤町2712
- ・アクセス: 喜多方駅から車で15分
- ・電話番号: 0241-22-0701
- ・料金: ~1000円
- ・所要時間: 40分
生江食堂
http://phototosi.exblog.jp/21582786/
国道459号線沿いの青い三角屋根が目印になるのが、生江食堂です。このお店の器はなんと、すべて大将の手作りなんですよ。ひとつひとつ微妙に形や色合いが異なり、独特の趣があり目でも楽しむことができます。喜多方ラーメンはさることながら、それにトッピングされているチャーシューが分厚くてとっても美味しいと評判です。畳の小上がりもあるので、小さなお子様連れでも気軽に立ち寄ることができます。定食丼類、ご飯ものや季節による数多くのメニューがあります。
■ 基本情報
- ・名称: 生江食堂
- ・住所: 福島県喜多方市字桜ガ丘1丁目26
- ・アクセス: JR喜多方駅 徒歩30分
- ・営業時間: 10:00~15:00、17:00~19:00
- ・定休日: 木曜日
- ・電話番号: 0241-22-2966
- ・料金: ~1000円
- ・所要時間: 45分
- ・公式サイトURL: http://www.ramenkai.com/list/detail.php?i=5
源来軒
http://blog.livedoor.jp/mackeyiro/archives/1746612.html
源来軒は、喜多方ラーメンの元祖と言われている老舗のラーメン店。大正末期に中国から日本へやってきた祖父藩欽星氏が開いた屋台が、源来軒の始まりです。それから何十年経っても、当時の作り方・味を守っっているんですよ。麺、餃子の皮や餡も、すべて手打ち・手作り。基本を大切にし、熟練の技で作りこんでいます。喜多方ラーメンの元祖の味を楽しみたい人におすすめのお店です。
■ 基本情報
- ・名称: 源来軒
- ・住所: 福島県喜多方市一本木上7745
- ・アクセス:JR喜多方駅 徒歩8分
- ・営業時間: 10:00~19:30
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0241-22-0091
- ・料金: ~1000円
- ・所要時間: 40分
- ・公式サイトURL: http://www.ramenkai.com/list/detail.php?i=36
そばも人気です
そば処 西村
美味しい水そばが食べられるお店として知られているのが、そば処 西村です。水そばとは、名前の通り、そばを水に浸していただくおそばなんです。でも、水っぽくならないの、と思ってしまいがちですが、そんなことはありません!十割そばは水でいただくのが、一番美味しんですよ。野菜中心のお惣菜と一緒にいただくと、より一層そばの味が引き立って美味です。
■ 基本情報
- ・名称: そば処 西村
- ・住所: 福島県喜多方市山都町蓬莱字中村4608
- ・営業時間: 11:30~15:00
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 0241-38-2572
- ・料金: 1000円~
- ・所要時間:1時間
- ・公式サイトURL: http://www.pref.fukushima.jp/norinsuisan/farmer_restaurant/04_aidu/restaurant04_…
一ノ戸弘法そば
http://blog.livedoor.jp/cordial8317-gourmet/archives/33144242.html
ツルツルっとした食感がたまらない美味しさだと評判のお店が、一ノ戸弘法そばです。このお店では、極細の絶品おそばを食べることができます。香りが高く、蕎麦ならではの甘味を感じられるまさの本物の蕎麦の味だとわざわざ、遠くから訪れてくれる人も多くいるそうですよ。また、このお店のさしみこんにゃくはとてもみずみずしくて美味しいと評判です。
■ 基本情報
- ・名称: 一ノ戸弘法そば
- ・住所:福島県喜多方市山都町一ノ木字高野原乙3264
- ・営業時間: 10:00~18:00
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号: 0241-39-2081
- ・料金: 1000円~
- ・所要時間: 1時間
- ・公式サイトURL: http://ww51.et.tiki.ne.jp/~koubou-soba/
宮古そば処 とのや
精した玄そばを自家製粉し、打ち上げたそばは風味が格別と評判のお店が、宮古そば処 とのやです。そばを水に浸して食べる「水そば」から始まるコースは一度食べたら、病みつきになる味わいだと評判なんですよ。コースは全部で4つあり、水そば+天ぷらや焼き魚、その他のお惣菜がついてくるので、豪華なおそば定食を堪能することができます。
■ 基本情報
- ・名称: 宮古そば処 とのや
- ・住所: 福島県喜多方市山都町宮古3376
- ・営業時間: 11:30~予約に応じて
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0241-38-2598
- ・料金: 1000円~
- ・所要時間: 1時間
- ・公式サイトURL: http://www.sobatopia.com/~tonoya/
喜多方へのアクセス
・東京»(東北新幹線:85分)»郡山»(JR磐越西線:85分)»喜多方
・浅草»(東武線・野岩鉄道・会津線:265分)»会津若松»(JR磐越西線:15分)»喜多方
・仙台»(東北新幹線:45分)»郡山»(JR磐越西線:85分)»喜多方
・新潟»(JR磐越西線:20分)»新津»(JR磐越西線:120分)»喜多方
■ 基本情報
- ・名称、: 喜多方市
・住所、:福島県喜多方市御清水東7244番地2(喜多方観光物産協会) - ・電話:0241-24-5200(喜多方観光物産協会)
- ・所要時間:2日
- ・オススメの時期:2日
- ・公式サイト:http://www.kitakata-kanko.jp/(喜多方観光物産協会)