国内で唯一！ココでしか出会えない”超希少な”動物たちまとめ

動物園の定番と言えばゾウやキリンですが、「日本でココでしか飼育されていない！」という珍獣もいます。日本国内のたった一箇所でしか会えない、珍しい動物達をご紹介します♪

1. ジュゴン【鳥羽水族館】

人魚伝説のモデルになったと言われるジュゴンを飼育展示しているのは、唯一「鳥羽水族館」だけ。かつては熱帯や亜熱帯の海に広く生息し、沖縄付近にもかなりの数がいましたが、今では日本近海などでその姿を見ることはほとんどなく幻の生き物と呼ばれています。現在は国際保護動物に指定されています。

日比友好のシンボル「セレナ」

1987年にフィリピンのアキノ大統領（当時）から、日比友好の印としてプレゼントされたメスのジュゴン「セレナ」。海藻のアマモを1日に数十キログラムも食べます。同じ水槽内のアオウミガメと仲良く食事するシーンも見られますよ！

2.キーウィ【大阪市天王寺動物園】

ニュージーランドに生息する飛べない鳥「キーウィ」。キーウィフルーツとしてその名を知っている人も多いことでしょう。翼はすっかり退化してしまっていてまったく飛べませんが、他の鳥類に比べて足が速いのが特徴です。

ニュージーランド固有の鳥で、ニュージーランドの国鳥。 かつては1000万羽ほどいましたが、今では3万羽ほどまで減少してしまっていて危機的な状況なのだそうです。日本で飼育・展示しているのは大阪の天王寺動物園だけ。

夜行性動物舎にいます！

ジュンとプクヌイのつがいが夜行性動物舎にいます。研究対象とした雄のジュンは1982年生まれ。プクヌイは1988年生まれで、1991年7月に来園し、これまでに15回産卵しています。

3.フォッサ【上野動物園】

マダガスカル島固有種の肉食獣「フォッサ」。体長およそ60-80cmで、標高2,600m以下の熱帯雨林やサバンナなどに生息しています。肉食で哺乳類、鳥類、爬虫類、カエル、昆虫などを食べ、前肢で捕らえて、後頭部や喉に噛みついて仕留めるのが特徴です。日本でフォッサに会えるのは、東京にある上野動物園だけ！

日本にはじめて来たフォッサ

上野動物園で唯一見られるというだけでなく、このフォッサは日本にはじめてやってきたフォッサでもあります。猫のようで一見かわいいですが、牙や身のこなしは獣そのもの。爪は出し入れ可能で水掻きがついています。

4.アイアイ【上野動物園】

「アイアイ、お猿さんだよ～♪」の歌でお馴染みですが、生息地マダガスカル島では、悪魔の使いといわれ恐れられている霊長類です。夜行性で雑食、大きな耳と目、細長い中指が特徴です。日本でアイアイに会えるのも上野動物園だけ。

夜行性なので日中は見づらい

夜行性なので、普段は人工的に昼夜を逆転させている真っ暗な「アイアイの森」で展示されていますが、暗くてなかなか動き回っている姿を確認することが難しいことが多いようです。ただ、「真夏の夜の動物園」など、時間外の特別展示の際には照明がつくこともあるので、元気に走り回っているアイアイを見ることができるかもしれません。

5.ウマヅラコウモリ【上野動物園】

こちらも上の動物園のみで会えます！「馬面のコウモリ」という名前をつけられてしまったコウモリですが、顔を見ると確かに顔が長く鼻に特徴があり、馬に似ています。アフリカ北西部に生息するコウモリで、体長はおよそ20-30cm、マンゴーやバナナの熟した果実をかみつぶし、果汁だけを飲み、果肉は吐き出してしまうのだそうです。

6.キングチーター【多摩動物園】

キングチーターとは、チーターの突然変異個体で、斑点が繋がり帯状になっているチーターを言います。多摩動物園以外での国内の飼育例はありません。2013年にはキングチーターを含む5匹の赤ちゃんチーターも誕生、日本国内でキングチーターが誕生したのもこの多摩動物園だけです。

7.テングザル【よこはま動物園ズーラシア】

霊長類でサルの仲間の「テングザル」は、インドネシアやブルネイ、マレーシアに生息する動物です。鼻が大きいのが特徴で、オスは特に大きく、長い鼻を持っています。マングローブ林、湿地林、河辺林などに生息し、木の上で暮らしています。泳ぎは上手く、水かきを持っています。

国内でテングザルに会えるのは、横浜にある「よこはま動物園ズーラシア」のみです。

鼻が大きいサルって、どこか人間っぽく見えてくると思いませんか？写真はテングザルの母子の団欒のひとときですが、こんな親子、どこかにいる様な気がします…。

8.セスジキノボリカンガルー【よこはま動物園ズーラシア】

インドネシアやパプアニューギニアに生息するカンガルーの仲間。体長は60cmほどで、背の中央部に体毛の渦があり、胴体背面は暗い黄白色や褐色で、正中線に沿って2本の縦縞があります。夜行性で木の実や果実などを食べています。日本でこのセスジキノボリカンガルーに会えるのも横浜のズーラシアだけ。

表情がちょっとひょうきんでかわいいですね！

9.ドウグロライオンタマリン【高知県立のいち動物公園】

体長25-30cmほどで体毛は黒くたてがみと腕と尾に赤みがかった黄色い毛がはえているのが特徴の霊長類。ブラジルなどに生息し、熱帯雨林に暮らしますが、森林伐採やペット用の密猟によって既に20年でその50％が減少している絶滅危惧種です。ドウグロライオンタマリンを見られるのは高知県の香南市にあるのいち動物園だけです。

10.スムーズハウンド【アクアワールド茨城県大洗水族館】

サメの一種で、ドチザメ科の「スムーズハウンド」。「ハウンド」というだけあって、あまりサメっぽくない顔なのが特徴。

アクアワールド大洗は「世界一のサメ水族館」との異名が高く、50種類のサメが飼育されています。他の水族館でみかけないマニアックなサメもたくさん。「どのサメを見ても同じ」という方もいるでしょうが、足を運んでみると再発見があります！サメってこんなに種類があるのかと驚くことでしょう。