京都・大徳寺境内にある”黄梅院”をご存知でしょうか?期間限定でしか拝観できないにもかかわらず、境内の綺麗さにファンが多いという魅力的な寺院です。今回はそんな黄梅院の魅力や見どころなどをまとめました♪
京都府京都市北区紫野にあります。臨済宗大徳寺派の大本山”大徳寺”の境内にある塔頭(たっちゅう=寺院のなかにある個別の小院)です。永禄5年(1562年)に織田信長が父・信秀の追善供養のため、春林宗俶(大徳寺98世)を迎えて創建しました。
大徳寺についての記事も作成しました。ご参考ください。→<こちら>
書院南には、直中庭(じきちゅうてい)という千利休作の庭園があります。豊臣秀吉の希望により軍旗瓢箪をかたどった池を配す庭です。加藤清正が持ち帰った朝鮮灯籠も据えられています。境内には他に天正年間に作られたといわれる破頭庭(はとうてい)や、作仏庭(さぶつてい)という生々流転を表している庭があります。
黄梅院とは?
大徳寺についての記事も作成しました。ご参考ください。→<こちら>
黄梅院の魅力
通常は一般未公開の黄梅院ですが、毎年春と秋に期間限定で公開されます。重要文化財に登録されている本堂などの貴重な文化財や、境内の庭園などを見ることができます。庭園は”わび茶”の完成者として知られる茶人・千利休が作庭しました。室町文化の遺構が残り、時間の流れがゆったりとして気持ちがいいような、そんな気持ちになれる寺院です。見どころなど
重要文化財
本堂と唐門(玄関)、庫裏のほか、雲谷等顔(うんこくとうがん・1547~1618)筆と伝わる襖絵も重要文化財です。庫裏は天正17年(1589年)に小早川隆景の寄進によって建立されたもので、禅宗寺院の庫裏としては日本最古級のものなのだそうです。庭園
居心地の良い寺院です
黄梅院はJR東海の有名なキャンペーン、「そうだ 京都、行こう」のイメージにも初期の頃(1998年初夏)に起用されています。春期は苔や青紅葉などのみずみずしい緑が、秋期には赤く鮮やかに色付いた紅葉が楽しめます。大徳寺境内には黄梅院の他にも、通常非公開の大徳寺本坊や総見院、興臨院など、期間限定で公開される寺院がいくつもあります。ぜひそれらも併せてチェックしてみてください!訪れた人の声・写真
大徳寺黄梅院。 綺麗な青紅葉! pic.twitter.com/Xounp0XF6V
— abubumasato@Res. (@abubu_masato) 2015, 7月 11
さらに大徳寺の黄梅院へ。たまたま無計画で来たものの、偶然春の特別拝観で大徳寺の色々な寺院が見れてきてよかったです。 ここでは千利休が秀吉のために作った瓢箪の池の庭があります。 小早川隆景、蒲生氏郷などの有名武将の墓所があります。 pic.twitter.com/sav2oWkOb0
— 高山 晃司 (@takayamakouji) 2015, 5月 22
本日のメインは大徳寺の特別公開塔頭×3。一番のお気に入りは黄梅院の直中の庭とその周りをぐるりと回りながら見れる回廊だったんだけど撮影禁止なので残念。どこのお庭でも丁度牡丹が見頃。これは確かに百花の王と呼ばれるだけのことはある。 pic.twitter.com/AS7zWoZzDV
— 水無月 (@minazuki_ryo) 2015, 4月 25
今日は友達に誘われて大徳寺へ。広くて周りきれず、モミジの木漏れ日に包まれた入口がとても気持ちよかった黄梅院だけ料金払って入ってみたら、庭園や茶室や枯山水など意外と広く、新緑に真赤な牡丹が華やかに咲いていてすごく綺麗でした