今回は、現在も利用されている木造駅舎に出会うことができる駅を10個厳選してみました!木造ならではの趣ある美しさを誇る駅舎を見て、つかの間、駅がこれまで歩んできた歴史に思いを馳せてみるのも一興です。
1.弥彦駅【JR東日本・弥彦線】
http://www.e-yahiko.com/spot/station
神社みたいな威厳ある趣を感じさせる和風の駅舎です。朱色が鮮やかに冴え渡っています。神社の一角にあってもおかしくないような造りにびっくり。駅だと言わずに誰かに写真を見せたら神社だと騙されてしまいそう!■ 基本情報
- ・名称: 弥彦駅
- ・住所: 新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦
2.白河駅【JR東日本・東北本線】
http://taotawa.seesaa.net/article/309708260.html
木造=和風、と思いがちですが、東北本線・白河駅に関しては違います。洋風の木造駅舎となっており、レトロな雰囲気を味わうことができます。時計がまた、レトロな雰囲気を醸し出しています。■ 基本情報
- ・名称: 白河駅
- ・住所: 福島県白河市郭内
3.掛川駅【JR東海・東海道本線】
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/city/kihu/ekisya/ekisyahozonkatudou.html
新幹線駅の中で、北口駅舎は唯一現存する木造駅舎です。なので、行政市民が一丸した運動で保存をしています。1933年に建設され、1940年に改築されてからは第2次世界大戦や風水害をも耐え忍び、現在に至っています。ぬくもりの感じられる木造駅舎。このままずっと保存して欲しいものですね。■ 基本情報
- ・名称: 掛川駅
- ・住所: 静岡県掛川市南1-1-1
- ・営業時間: 北口 5:35~23:40 南口 5:35~23:40
4.西大塚駅【山形鉄道・フラワー長井線】
http://seichidiary.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
東北地方では原形を留めた木造駅舎が少ないです。そんな数少ない素朴な木造駅舎を見られるのがこの西大塚駅。木造駅舎の風情ある佇まい。ともすると、空き家かな?と思ってしまうくらいに素朴です。■ 基本情報
- ・名称: 西大塚駅
- ・住所: 山形県東置賜郡川西町大字西大塚
5.上神梅駅【わたらせ渓谷鉄道】
http://www.panoramio.com/photo/44065277
木目があらわとなっているタイプの木造駅舎です。1912年に足尾鉄道の駅としてスタートした上神梅駅はやがて国有化し、現在はわたらせ渓谷鉄道が運営する駅となりました。山間の集落に佇んでおり、ぬくもりや歴史を肌で感じることができます。平成20年には約100mの石積みプラットフォームともども国の登録有形文化財となりました。
■ 基本情報
- ・名称: 上神梅駅
- ・住所: 群馬県みどり市大間々町上神梅
6.小和田駅【JR東海・飯田線】
http://lmaga.jp/blog/news/2011/08/hikyoueki.html
車道も集落も周りにはない秘境の駅。どうしてこんなところに駅があるんだろう?と思わずにはいられないほど、何もありません。長野県から南下してくる私鉄、そして愛知県や静岡県から北上してくる私鉄とを天竜川沿いにて結ぶために造られたらしいですよ。山岳地帯に鉄道を敷くので、かなり難しい工事だったようです。しかしその後、飯田線は佐久間ダム建設によって路線変更を余儀なくされました。近くにあった集落も湖底に沈みましたが、小和田駅だけは今も変わらずそこにあります。
■ 基本情報
- ・名称: 小和田駅
- ・住所: 静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家
7.驫木駅【JR五能線】
http://mohisid.blog134.fc2.com/blog-entry-2940.html
昭和9年にスタートした駅です。現存している駅舎は昭和26年に建てられました。驫木という地名は、日本海の荒波がとどろくような音を立てることが由来なんだそうです。平成20年に改修工事が行われましたが、その際に夕陽が沈む様をのんびりと楽しめるように……ということで丸太で作られたベンチが設置されました。無人駅の待合室にある駅ノートを見つつ、ぼんやり過ごす時間はとっても贅沢。
■ 基本情報
- ・名称: 驫木駅
- ・住所:森県西津軽郡深浦町大字驫木字扇田
8.御嶽駅【JR青梅線】
http://blog.livedoor.jp/decembermoonxxx/archives/51948609.html
前身となる青梅電気鉄道時代――昭和4年開業の駅です。屋根部分は唐破風(からはふ)、床には黒石という神社の佇まいを思わせる駅舎は、山の玄関として登山をする人からも親しまれています。御嶽駅からバス・ケーブルを乗り継ぐホームの屋根の柱には、古いレールが使用されています。
■ 基本情報
- ・名称: 御嶽駅
- ・住所: 東京都青梅市御岳本町
9.飛騨小坂駅【JR高山本線】
http://blogs.yahoo.co.jp/yamannbamodoki/56098033.html
パッと見た感じでは駅には見えない駅。まるで山小屋のようですね。この木造駅舎には杉がかなり使用されています。林業で栄えてきた町にある駅舎だからでしょうか。また、こだわりを感じさせる玄関の上には神殿の棟上につける『千木(ちぎ)』があったりします。■ 基本情報
- ・名称: 飛騨小坂駅
- ・住所: 岐阜県下呂市小坂町大島
10.養父駅【JR山陰本線】
http://blogs.yahoo.co.jp/nyantasukemi/folder/252112.html?p=11
明治41年(1908)に開業した駅です。平成20年には100周年を迎え、現在も利用されている木造駅舎の1つです。開業以来からほとんど変わらない佇まいの平屋建ての寄棟造り。このレトロな駅が見たい!と全国各地から多くの鉄道ファンが訪れているんだとか。窓には当時として高級品扱いだったガラスを多用しています。現在は、但馬地方の近代化遺産の1つとして扱われているそうです。
■ 基本情報
- ・名称: 養父駅
- ・住所: 兵庫県養父市堀畑字石郡133-2