伝説が残る神社！東京都港区にある「十番稲荷神社」はかえるが有名な人気スポット

都内にたくさんある神社。大きなところばかりでなく、見過ごしてしまいそうな神社もありますね。なかには、駅に近すぎて見えていない神社も。都内の神社にスポットを当てた小説「麒麟の翼（きりんのつばさ）」が記憶に新しいですね。日常に埋もれている神社をまわってみるのも、おもしろいですよ。

１．十番稲荷神社とは？

十番稲荷神社（じゅうばんいなりじんじゃ）は、大江戸線「麻布十番駅」の７番出口をでて、すぐの場所にあります。徒歩０分。信じられないほど都心にある稲荷神社ですね。もとは末広神社（旧坂下町鎮座）と竹長稲荷神社（旧永坂町鎮座）という別の神社でしたが、戦災で焼けてしまったので合併しました。

昭和25年に今の社殿ができて以来、地元の神社として親しまれています。お宮参りや厄除け、七五三でお参りする人が多いですね。夜は夜で、雰囲気がでる神社です。

２．十番稲荷神社の魅力

それにしても、東京タワーや六本木ヒルズのすぐ近くに、こんな神社があるとは意外です。厄除けや商売繁盛の神社（お稲荷さんですから）でもあるので、参拝客は少なくありません。十番稲荷神社は港七福神のひとつ。敷地に宝船があり（後でご紹介します♪）、「宝船のおやしろ」ともいわれます。

狛犬（下の写真）も立派ですね。これは音丸さんという歌手のかたが、戦前に奉納したもの。麻布十番の出身だったからです。戦時中は土の中に埋めてあったので、戦災をまぬがれたそうですよ。

３．十番稲荷神社は、小さくても見どころいっぱい

1.カエルちゃん

十番稲荷神社といえば、カエルちゃん。このカエルちゃんは、むかし火事になってこのあたりが焼けてしまった時、唯一「がま池」のほとりにあった屋敷だけが燃えなかったことが由来です。池の中にいあ大カエルが水をふいて、火を消したそうです。

なんとも可愛らしいカエルちゃんで、地元の子供たちも通学途中にお水をかけてお参りします。「かえる」まもりは防火、やけどのお守りとして人気があります。

2.宝船

神社の正面、鳥居の左側にあるのが宝船です。新しく感じるのは、平成９年の大江戸線開通のときに、あたらしく奉安されたものだから。石像とは思えないほどの、細かい細工ががみものです。

七福神めぐりは、１月１日から15日までおこなわれています。港七福神は、七福神をおまつりする社寺７カ所＋宝船のある十番稲荷神社もいれて８カ所回るのが特徴です。七福神めぐりの時は、限定デザインのご朱印を押してもらえるので、コレクターの方はぜひどうぞ。

3.ご朱印帳がめちゃめちゃかわいい

こちらが、十番稲荷神社のご朱印帳です。金色でキツネ、カエル、宝船、サンゴのモチーフが縫い込まれている、縁起のいいものですね。もっているだけで金運もめちゃめちゃ上がりそう。

十番稲荷神社には「この時にしかないアイテム」がけっこうあり、下の写真は毎月1日と15日にある月次祭でしか配布しない、御守護札と雑穀米です。雑穀米は祈願ずみですから、食べてパワーをもらってくださいね。

4.酉の市もあります

十番稲荷神社は、日本武尊（やまとたけるのみこと）を、ご祭神にふくめています。そのことから酉の市があります。酉の市では地元　麻布十番商店街の協力でバザーもおこなわれて、年末のにぎやかさをいっそう盛りあげています。

４．十番稲荷神社の、縁起よさそうな口コミです♪

これは知りませんでした。なんのパワースポットでしょう。やっぱり、金運かな。

十番稲荷神社を訪れる前に公式サイトもぜひご覧ください。

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