redtank2013(写真提供)
皆さんは最近、夢を見ましたか?夢を見るのは眠りが浅い証拠だとも言いますが、ストレス社会の今、疲れていて眠りが深くなっていることで夢を見ないという人も増えていることでしょう。そこで今回は夢を見るための宿泊施設があるというのでご紹介します!夢を見るための施設「夢の家」って知ってる?
今回ご紹介する夢を見るための宿泊施設は新潟県十日町市にある「夢の家」と言います。聞いたことありますか?元々は古民家だった場所を再生させ、自分自身と向き合うために夢を見てほしいという作り手の願いが込められた宿泊施設なのです。
どのお部屋も非現実的な空間になっており、最初は少し戸惑う方もいるかもしれませんね。しかし現代社会から少し離れてみて、この体験をすることは貴重な思い出となるでしょう。
部屋は4色、ベッドは棺!?
そしてこちらの宿泊施設のお部屋は全部で4色に分かれています。赤・青・緑・紫の4色を使っており、なんと眠るベッドは棺桶なんです!これはなんだかホラー映画のお化け役にでもなった気分です。
またお部屋や建物の中には、あちこちに不思議な文章が書かれていたりするようです。
黒電話が置かれているところもありますが、この黒電話はテレパシー電話らしく、つながりません。
夢見る作法がしっかりある!
そしてここの宿泊施設で泊まるためには、作法があるのです。その作法は夢を見るための作法ということですが、一体どのような作法なのでしょうか。その①「説明のための部屋」で説明を受ける
まずはお部屋に通される前に、説明のためのお部屋に通されます。ここももちろん和室で、止まるための条件などを説明されます。中には飲酒や喫煙をしない、みだらな行為はしないというような条件を説明されるようです。
その他にも入浴から指定された部屋着に着替えるまで、細かい作法を説明されますので、1言1句漏らさず聞きましょう。そしてすべての説明を聞き終わると、説明してくださる管理人さんはすぐに撤収するそうです。その後は次の段階に入るまではセルフサービスとなります。
その②「清めの部屋」で身を清める
またこの浴槽に浸かっている間は、水晶で造られた枕に頭を乗せることもできます。どれも不思議な経験ばかりですよね。
その③部屋と同じ色のスーツを着る
そして自分がその日寝る部屋と同じ色のスーツを着ます。これはパジャマになりますので、寝る時にも着用しているのですが、着ぐるみのようだという声もあります。パジャマとは言われますが、着ぐるみのような寝袋のようなスーツだそうです。
またこのスーツにはあちこちに磁石が入っています。この磁石によって体のツボから活性化へと繋がり、夢を見るための磁場を作り出すのだとか…。なんだかスピリチュアルですね!
その④いざ夢の世界へ…
ここまで準備が整いましたら、いざ夢の世界へ。先ほどご紹介した棺桶の中に入り眠りに就きます。この棺桶の底には、ここで眠り夢を見た人がどのような夢だったかを記している「夢の本」が収められています。
実際、ここで夢見た人いるの…?
夢を見るための宿泊施設ということでしたが、実際に夢を見た!と言う声はあるのでしょうか?夢を見るための行くのですから、知りたいですよね!山奥に森林浴に来ています。本日の宿は十日町市「夢の家」。今日はいい具合に疲れたし、このあと温泉に浸かってゆっくり休む。は〜今夜はいい夢見れそう。
— やさしいけもの (@yasakemo424) 2014年9月13日
お盆の時期に実家に帰るのは本当に久々で、何だかノスタルジック気分。そのせいか昔のダメダメな自分の夢をみてうなされたりした…凹。私の人生は新潟を離れてから上々だ。今日行った夢の家。泊まったら、どんな夢をみるのかな。 pic.twitter.com/6Tuyku6wcX
— pesoco(ペソ子) (@pesocoppe) 2015年8月16日
残念ながら夢を見なかった、という記録も残っています。
http://www.oradoko.jp/artmemo/2012/07/20120713.html
しかしこのような声も…
2回入ったなあ、学生のときと、旅行行ったときと。新潟の夢の家で、1人お棺でブルブルしながらねんねしたのはよい思い出(*´∀`)
— あち (@achi102) 2015年10月21日
ちょっとホラーチックな面もある宿泊施設なので、怖くて眠れなかったという声が多めでした。怖いものが苦手な人は覚悟を持って行ってみてください!
他人の夢が気になる方、読めます!
先ほども行った人の声をいくつかご紹介しましたが、実際にどのような夢を見たのか、訪れた人が書いた夢の本はなんと販売されています!今まで訪れた人が書いた夢日記は残されており、宿泊すると見ることができるのですが、それを待てないという人はアマゾンで購入しましょう!
いきなり宿泊は…。そんな人は作品鑑賞へ。
大地の芸術祭作品の夢の家。今も見学が可能です。 pic.twitter.com/S1S2z4oyMr
— おおはたさん (@oohatasan) 2015年10月24日
先ほどの声にもあった通り、泊まるのはさすがに怖いけれど一度は行ってみたい!という人もいるでしょう。そんな人のために、500円で昼間に見学ができるようにもなっています。泊まるのは無理という人は、観光スポットとして見に行くだけでも行ってみてはいかがでしょう。
最近、夢を見てないあなた、試してみては?
■ 基本情報
- ・名称:夢の家
- ・住所:新潟県十日町市松之山湯本643
- ・アクセス:松之山温泉街から徒歩25分
- ・鑑賞料金:大人500円 小学生250円 未就学児無料
- ・公式サイトURL:http://www.tsumari-artfield.com/dreamhouse/
なんだか泊まるには少し勇気がいるような、日本のホラー映画に出てきそうな宿泊施設でしたが、その貴重な経験は本物です。興味のある方は泊まってみてはいかがでしょうか。