日本でも有数の雪深い新潟県に、「嵐渓荘」という温泉宿があります。堂々たる和風建築。そんな風情のある温泉宿には、雪が降れば降るほどお客さんが集まります。なぜって?ここには、大人だけのお楽しみがたくさんつまっているからです♪
1.嵐渓荘は、こんな感じの一軒宿です

嵐渓荘は、新潟県三条市にあります。新潟県内でもかなり山奥で、どちらかというと福島県よりですね。周囲にこれといった温泉地もなく、一軒だけで建っている宿です。大正時代の終わりに嵐渓荘初代が自力で温泉掘削を始めて、昭和2年に温泉にあたりました。新潟県ではめずらしく、とても濃厚な食塩泉です。
すぐ横に渓谷があり、谷川が音をたてて流れています。こういう風景を、温泉につかりながらながめられるのが嵐渓荘の魅力ですね。こんな山里なのに東京からのアクセスが意外とよく、新幹線とバスで3時間半、車でも4時間しかかかりません。その気になれば東京から日帰りができる場所なんです。

http://rankei.niiblo.jp/e459220.html
2.嵐渓荘なら、こんなお楽しみがあります
1.雪見露天
http://blogs.yahoo.co.jp/ban_ban/28694191.html
嵐渓荘のお湯は、日本屈指の強食塩冷鉱泉です。ただし、冷鉱泉なので加温・浴槽内循環をしています。加水しないので、温泉の濃厚さはそのまま。なめるとしょっぱいです。無色透明なお湯は湯上りさっぱり。ぬるめのお湯にじっくりつかりながら、雪景色をながめるなんて、日本人でよかった(笑)。
温泉の効能は、切り傷、やけど、冷え症、婦人病、神経痛、肩こりなど。疲れがたまった大人女子にも大好評です。露天ぶろは「石湯」と「深湯」の2か所があり、どちらにも内湯がついています。上の写真は「深湯」で、文字通り、浴槽がとても深い。大人でも立ってプカプカ浮くくらいです。
そして、露天風呂からはこの雪景色。なんていうか、ちょっと日常を忘れますね。
http://blogs.yahoo.co.jp/ban_ban/28694191.html
この温泉はしょっぱいと言いましたが、飲んでみると、ちょうど昆布茶くらいの塩分です。湯1リットルあたりに16gもの塩が含まれているとか。お風呂上がりには、この温泉の源泉とほうじ茶をあわせたものをラウンジのいろりでいただけます。ほうじ茶は「冨士美園」のふくよかなお茶。こだわりです。

http://kondo.at.webry.info/201403/article_4.html
2.雪見酒

http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=5135&p=158044
いやもうもう。雪のふる温泉でやってみたいものといえば、雪見酒でしょう。大人のための隠れ宿、嵐渓荘ですから、ぬかりはありません。大好評の「露天で一杯セット」は、貸切露天風呂で、こんな粋な竹の酒器にお酒がついてきます。お酒は日本一の軟水を使った淡麗辛口の地酒「五十嵐川」です。たまりませんね。
ただし、寒い露天風呂なので事故防止のために以下のことはご注意ください
1.露天風呂からの注文はできません。チェックイン時にフロントでお願いしましょう。
2.飲み過ぎ防止のため「五十嵐川」1.5合入りが限度です。これでお値段は、1500円(税別)。安い!
3.雪見酒セットは貸切風呂の利用時のみです。万が一お風呂で倒れてもスタッフがすぐに気がつくように。

http://kondo.at.webry.info/201403/article_4.html
毎年、雪見酒めあてで寒中の時期に予約をするお客さんが後をたちません。ちなみに貸し切り料金は無料。時間制で早い者勝ちです。
雪見酒で使用する竹の酒器セットは、購入することもできます。受注生産です。宿泊の2週間前に発注すれば、「マイ雪見酒セット(青竹酒器+ぐいのみ2ヶ3,500円(税込))」が到着を待ってくれます。これで一杯、しかもお持ち帰りできる。青竹製なので、適度な湿気管理をしないとひび割れてきます。ご注意を。

http://kondo.at.webry.info/201403/article_4.html
3.もったいないけど日帰りもできます

http://www.agoda.com/ja-jp/myousenwaraku-rankeisou-ryokan/hotel/niigata-jp.html
嵐渓荘では、日帰り入浴も受けつけています。入浴だけ(¥1000)で雪見露天を楽しむこともできますし、入浴+軽食(館内のくつろぎスペース 喫茶、軽食メニュー対応あり)もできますし、入浴+個室利用(お食事なしでお部屋利用のみ)・入浴+お食事+個室利用(お部屋で会席料理をいただく)もできます。
軽食では宿オリジナルのの妙湶うどんがいただけます。これは温泉の源泉と小麦粉だけで練り上げたうどんです。コシが強くて、麺の味が絶妙。売店で冷凍うどんの販売もあります。おみやげにちょうどいい。
http://blogs.yahoo.co.jp/aratadekitari/38810578.html
個室利用の時間はいずれも11:00~14:30で、お部屋のみ利用は一室¥2000~、お食事と個室利用の場合は会席料理1人¥5000~です。お料理つきの場合は、入浴料はサービスになります。とはいえ、下の写真なんか見ると、ゆっくり泊まって嵐渓荘全体を楽しみたいですよね。
http://otarimanjyu.com/blog/index.php?e=1439&PHPSESSID=87c74f251f801e3084716ae08…
4.お部屋を選ぶにも、迷います
http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/2261/items/zoom/13767?page=6
嵐渓荘のお部屋タイプは3種類。「渓流館」は、とにかく景色がいい(上の写真)。渓流沿いに平成4年に作ったものです。大きな一枚の窓から絵のような渓流の景色を、温かいお部屋でたのしめます。これ、どれだけ見ていても、飽きませんねえ。
「りんどう」は、静かにほっこり落ち着けるお部屋。山手に面した木造平屋の旧館です。こじんまりした部屋で内風呂はありませんが、トイレはついています。小人数で泊るならぴったりです。

http://www.rankei.com/Facilities/room-rindou8.html
本館は「緑風館」といって、昭和初期の料亭を移築したもの。国登録有形文化財に登録されている建物です。とってもいい雰囲気ですが、お部屋に内風呂がなく、トイレもお部屋の近くにしかないのが難点です。でも、それぞれに良さがあって、迷いますねえ。
しかし、どこに泊まってもこの雰囲気は十分あじわえるのは、さすが雪国ですね!
5.お料理自慢です

http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=5135&p=158053
嵐渓荘はお料理自慢の宿でもあります。名物の「コイのあらい」(上の写真)ひとつを見ても、クオリティの高さにおどろかされます。川魚であるコイが苦手な人も多いのですが、こちらでは臭みがまったくありません。その理由は、下ごしらえにおいしい湧水 「真木の清水」を使っているから。
下ごしらえどころではありません。そもそも嵐渓荘には水道が通っていないんです。だから全館すべての水は「真木の清水」。わき水なので一年中、水温が一定です。宿によれば「同じ材料を使っても、水が旨いとできあがりの味はまったく違ってくる」そうです。

http://mskondo88.hatenablog.com/entry/2013/05/20/%E8%B6%8A%E5%BE%8C%E9%95%B7%E9%…
シーズンによりますが、ずいきや、みずなの実(下の写真)といった山里の幸を野趣そのままに味わえます。新潟牛の石焼や甘海老・サザエ・タイのお刺身、嵐渓荘名物のぜんまい一本漬けも魅力です。
http://otarimanjyu.com/blog/index.php?e=1439&PHPSESSID=87c74f251f801e3084716ae08…
朝ご飯もこのように、ゴージャス。シンプルなものが多いですがおいしいです♪
なかでも温泉の源泉で炊いたお粥は、飲み過ぎた朝にはもう最高です。源泉の塩味とコシヒカリのうまさで、ついお代わりしてしまいそう。

http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=5135&p=158053
3. オマケ「道の駅、漢学の里しただ」でかんじきを借りて雪景色を見よう!

https://www.youtube.com/watch?v=XAzjucVUM9c
嵐渓荘から車で5分でいける、道の駅しただ。こちらでは冬季限定のイベントとして、「しただの冬景色を見に行こう 」をやっています。かんじきかスノーシューをかりて、北五百川の棚田などを見に行きましょう。寒いですが、この時期ならではの風景が見られますよ。

http://www.michinoeki-shitada.com/staff_blog/?id=12
「道の駅 漢学の里しただ」の「漢学」は、諸橋轍次博士の生家・記念館があることに由来します。諸橋博士は、大漢和辞典の編集者として有名な人です。敷地内にはほかに、農家レストラン「庭月庵悟空」、農産物直売所「彩遊記」もありますので、そちらもお見逃しなく。国道289号ぞいの”景勝八木ヶ鼻”近くです。

http://www.michinoeki-shitada.com/sightseeing/9/
■ 基本情報
- ・名称: 道の駅 漢学の里しただ
- ・住所: 新潟県三条市庭月451-1
- ・アクセス:北陸自動車道三条燕ICから国道289号を東へ20km約45分
- ・営業時間: 10:00~16:00
- ・定休日: 4月~12月までの期間を除く月曜、年末年始
- ・電話番号: 0256-47-2230
- ・料金:1日レンタル料 かんじき¥500 スノーシュー¥1000
- ・所要時間: 約2時間
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: http://www.michinoeki-shitada.com/
4.嵐渓荘に行った人は、こんな風に言っています♪

http://tukemono-maimai.at.webry.info/200910/article_5.html
地元で取れた山菜や、鯉の洗い、他にも食べきれないくらいのお料理が・・・・鯉は私はあまり好きではなかったのですが、山の清水で洗っているので、まったく生臭くありませんでした。お風呂も料理も景色も大満足でした。
http://tukemono-maimai.at.webry.info/200910/article_5.html
外気の冷たさが、昼間の比ではありません。でも景色はいい感じ。ライトアップされた吊り橋や宿の建物がよく見えました。
http://blogs.yahoo.co.jp/ban_ban/29015681.html
静けさの中に、雨の降る音が響く。湿った土のにおいが、どこか懐かしい感覚を呼び起こさせてくれます。
http://otarimanjyu.com/blog/index.php?e=1439&PHPSESSID=87c74f251f801e3084716ae08…
三条近くの嵐渓荘さん。ええ湯でした。 pic.twitter.com/J516iZ06g1
— 中田 雄一 (@yuchico93) 2014, 11月 19
二泊したいつもの温泉宿・嵐渓荘も今日でチェックアウト。また来られるように明日から働く。 pic.twitter.com/iNaGlKuaOO
— ジグソー (@jigsaw51) 2014, 1月 13
嵐渓荘〜( ^ω^ )温泉きもちい pic.twitter.com/C1B5VqPeXT
— みさみさ (@misaokun0530) 2014, 12月 15
4.雪見の湯 嵐渓荘、場所はここです♪
大きな地図で見る■ 基本情報
- ・名称: 嵐渓荘
- ・住所: 新潟県三条市長野1450
- ・アクセス:燕三条駅と宿の間に無料送迎あり 1日1往復 要予約
- 往> 燕三条駅14:20発→東三条駅14:35経由→嵐渓荘着15:10到着
- 復> 嵐溪荘発10:00発→東三条駅10:35経由→燕三条駅10:50到着
- ・営業時間: チェックイン:16:00チェックアウト:10:00
- ※平日などは15時からのインも可能です。事前にご連絡・お問い合わせください
- ・電話番号: 0256-47-2211
- ・料金: 1.冬の美味厳選プラン 2015年3月20日(金)までの平日限定
- (除外日:毎週土曜日と12/30(火)~1/3(土)、1/11(日))
- 【宿泊】 1泊2食 17,000円 (1室2名 緑風館またはりんどう)
- 【日帰】 お料理 6,500円 (入浴料込・室料(1室2,000円~)別)渓流館
- 2.山里会席 お料理ひかえめコース 2名一室利用時 大人1人¥19,000
- 宿泊は、公式サイトからのWEB申し込みが一番お値打ちです!
- お部屋の延長も可能です。延長料金は1部屋3000円+1人様500円(税別)
- 延長は、14:30まで。
- ・オススメの時期: 通年ですが、紅葉と雪のシーズンはお見逃しなく(11月~春)
- ・公式サイトURL:http://www.rankei.com/
- ・口コミ確認と予約はこちらから:http://www.jalan.net/yad379260