つい先日トリップアドバイザーより発表された世界中の旅行者の口コミをもとにランキングする「トラベラーズチョイス 日本のベストビーチ2016」。なんと1位にランキングされたのは、毎年上位独占の沖縄のビーチではなく、石川県羽咋(はくい)市の「千里浜なぎさドライブウェイ」でした。
ん?ビーチなのにドライブウェイ??と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この夏注目の「千里浜なぎさドライブウェイ」、そこには日本で唯一の魅力と世界で3ヶ所しかないと言われる秘密がありました。
日本で唯一!「車で走れる砂浜」
ビーチ沿いの砂浜なのに、タイヤ痕が…。一体どういうことでしょう。
答えはコチラ。
な・なんと!
海水浴場の間際まで、車が大量に止まっています! 普通の砂浜でここまで車をつけようとすると、すぐに動けなくなってしまいますね。
「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」は、能登半島西部・石川県羽咋(はくい)市から宝達志水町にかけて砂浜が約8km続く、水分を含むと固く締まって砂浜なのに車が走行できる世界でも珍しく日本では唯一の海岸なのです。
4WDやオフロード用の車じゃなくても、全然走れます。
ちなみに車内からの景色はこんな感じです。
他の砂浜と何が違う? どうして車が沈まないの??
千里浜の砂が、他の砂浜と違うのは粒子の大きさ。普通の砂浜の砂は、顕微鏡で見てみると大きさがバラバラでムラがあるものなのですが、
千里浜の砂はひとつひとつの粒が小さく、また大きさが揃っていて、角ばった形をしているという特徴があります。
なぜ千里浜にこのように特別な砂が溜まっているかというと、石川県を流れる手取川や大海川、宝達川から海へ流れ出た砂が、沖の方から海流や風で浜辺へ押し戻され、その過程でより細かくなった砂が徐々に千里浜近辺に堆積していったと考えられています。
このきめ細やかな砂に適度な水分が混ざると砂浜は固く絞まり、普通の道路のように車や自転車などで走行可能になります。
ただし水分が少なかったり、逆に多すぎる場所では、むしろ砂がサラサラと流れやすくなるので、車で走行する際は走るラインに注意が必要です。(※波が高いなど、悪天候の際には通行規制がかかります)
どんなものでも走れるのか?
バイクでも・・・走れる!
タイヤが4つある自動車ならなんでも走れるけど、タイヤが2つしかないバイクは沈んじゃうんじゃないの!? …なんて心配はご無用!ご覧のとおり、大きなバイクでも全く沈むことなく軽快に走れます!
もちろん、もっと軽い原付バイクでも、もっと重たい1000cc超えの大型バイクでも大丈夫。ママチャリやスポーツ自転車でも走れます!
ミニカーやチョロQだって・・・走れちゃう!
プルバックで走るミニカーやチョロQだって千里浜を走れます。ミニ四駆やラジコンカーでも走れます・・とはいえ部品に砂や海水が入るかもしれませんので、実際に走らせるときには十分にご注意を…。
千里浜なぎさドライブウェイの夕陽は最高!
晴れていれば、こんな夕陽が見られることも!カップルで行くと、とってもロマンチックですね。
おススメの時期は春~夏。特に雨の少ない夏が一番きれいに見られる確率が高いそうです。
H27年7月にリニューアルした休暇村能登千里浜
http://www.qkamura.or.jp/campaign/renewal_noto/
千里浜なぎさドライブウェイからほど近い休暇村能登千里浜は、平成27年7月にリニューアルオープンしました。加賀・能登に受け継がれる和の伝統と洗練された現代の装飾美が融合した和モダンな空間へと生まれ変わりました。落ち着いた色調のロビーが和の空間を演出します。ガラス張りで開放感あふれる空間に。
全67室ある客室の内21室が要望の多かった和洋室へ生まれ変わりました。3面鏡付き洗面化粧台など女性に喜ばれる造りに。
自慢の源泉かけ流し温泉は、まるで絹の肌さわりと評判。露天風呂には人気の「つぼ湯」も新設されました。
お食事はオープンキッチンのあるレストランでご用意。世界農業遺産に登録された能登の里山里海では四季を通して良質な食材が揃います。
■ 基本情報
- ・名称: 休暇村能登千里浜
- ・住所: 〒925-8525 石川県羽咋市羽咋町オ70
- ・アクセス: のと里山海道羽咋柳田ICから約5分。
- JR七尾線羽咋駅から無料送迎バスで約7分
- ・電話番号:0767-22-4121
- ・公式サイトURL: http://www.qkamura.or.jp/noto/
いかがでしたでしょうか?
今年注目されるかもしれない「千里浜なぎさドライブウェイ」。人生のうち一度は、自分の愛車を連れて砂浜を車で走ってみる経験をしてみたいものですね。