宮沢賢治がモーリオと呼んだ街、盛岡。歩いて回れるおすすめ民芸品店と舌鼓の店６選！

ふるさとの岩手をイートハーブと名付けたとされる宮沢賢治。彼がモーリオと呼んだ盛岡の街にはいつも不思議と静かでオーセンティックな空気が流れている。「注文の多い料理店」が初めて出版された街をモーリオフーズを楽しみながらゆるりゆるりと散策すればきっと忘れていた何かに出会えるはず。

１．光原社（「注文の多い料理店」を発刊した・・・）

大正１３年に宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」を発刊した光原社。現在は地元岩手の工芸品はもちろんのこと全国各地のすばらしい工芸品の数々を取り扱っています。ほわっとした温もりの中にも凛とした空気感を漂わせるお店のあり様に長い月日大切にしてきた民芸文化への深い思いを感じさせてくれます。

お店の奥には広々とした中庭が広がり、いろいろなお店が点在しています。

２．可否館（光原社の中庭にひっそりと・・・）

お店の背後を流れる北上川へと広がる光原社の中庭にひっそりとたたずむ可否館という名のカフェ。緑ゆたかな中庭を眺めながら美味しい珈琲とくるみクッキーをご堪能ください。大正ロマンの香り漂う落ち着いた店内の空気が訪れる旅人を温かく包み込んでくれます。

３．茣蓙九（探していた蕎麦ザルがここにあるかも・・・）

いつの時代へタイムスリップしたんだろう？　紺屋町の一角に江戸、明治の古き良き時代の商家のたたずまいをそのまま残した雑貨商「茣蓙九（ござきゅう）」があります。見事な笊（ざる）製品の品揃えに加えて日本で昔から長く使われてきた雑貨良品の数々が売られています。笊フェチ必見のお店です。

４．釜定（レトロモダンな歴史の重さ・・・）

「茣蓙九」からほど近いところに何ともレトロモダンなたたずまいの南部鉄器の老舗「釜定（かまさだ）」があります。鍋やフライパンなど種類豊富なすぐれものの鉄器がずらりと並んでいますが、やはり圧倒的に気になる存在は南部鉄瓶。今の時代をとらえるデザイン力に脱帽です。

５．「米内」（焼肉と冷麺が最高のコラボ・・・）

盛岡の食の代表の一つにあげられる冷麺。美味しい冷麺はやっぱり美味しい焼肉と一緒に食べたいところ。
市内を流れる中津川沿いに焼肉店を併設する老舗精肉店の「米内（よない）」があります。焼肉はどれを食べても美味しいけれど、特にロース肉はおすすめ。仕上げはシッコリ、サッパリの絶品冷麺で。

６．福田パン（その場でオーダーのコッペパン・・・）

パン好きには外すことのできない一品が福田パンのコッペパン。多くの具材メニューの中から好きな具材をチョイスし、塗ってもらったり、はさんでもらったり。２つの具材のトッピングもOKです。その美味しさは思わずオオッと声が漏れるほど。店内にテーブル席があり、コーヒーも飲めるので作り立てのコッペパンをその場で頬張れます。盛岡の忘れられない思い出の一つにしてください。