1.瀬戸とは?
2.瀬戸の魅力
愛知県の大都市にあたる名古屋市や、さらには岡崎市、豊田市、春日井市などへのアクセスがしやすく、大企業TOYOTA関連の従業員が多く暮らす生活の拠点としやすいまちです。市内の北部には新興住宅地の開発も進められています。自然も多く残り、矢田川の支流瀬戸川が市の中心を東西へ流れているため、まちの中心部に多くの橋が架かり風情も感じられます。最近は観光都市としての事業も盛んになっており、焼き物のまちとして市全体をミュージアムに見立てて「街かどギャラリー」などの陶器の紹介施設が充実しています。3.瀬戸の歴史
瀬戸市では古くは10世紀頃から焼きもの作りが行われるようになりました。 良質の土が取れたため、加藤四郎左衛門景正が鎌倉時代に陶器の製造を始めたとされています。 江戸時代にはこの土地は尾張藩の直轄領となりました。18世紀後半になると陶器が磁器に押され始めたため、加藤民吉が肥前で磁器を学び、その技術を瀬戸に持ち込んで磁器の製造が始まりました。明治時代になるとますます窯業が盛んになり、産業の盛り上がりとともに、交通基盤の整備も進められ、人口は増加の一途をたどりました。昭和の初めには瀬戸市が誕生、愛知県では一宮市に次ぐ、5番目の市制施行でした。 製造業としての窯業は時代の波に押され次第に衰退してきたものの、観光資源として再び注目され、現在は名古屋市のベッドタウンとしても機能しています。
4.瀬戸に行ったら出来ること
焼きもののまち瀬戸市ではたくさんの陶芸・ガラス工芸の教室があるため、気軽に陶芸作りを体験することが出来ます。市内中心部では絵付け体験のできる丸窯染付教室、ろくろ体験ができる陶芸教室創陶など、さまざまな体験工房があるので、土の香りを楽しみながら自分だけの作品を作ることができます。5.おすすめ観光スポット
1.瀬戸蔵ミュージアム
焼き物のメイン観光スポットとなる「瀬戸蔵」の2階、3階にある瀬戸蔵ミュージアム。こちらは瀬戸焼の総合博物館となっており、瀬戸焼の歴史と文化を昭和のリアルな町並みオブジェをめぐりながら鑑賞することができます。土日にはボランティアによる展示説明もされているので、瀬戸市に行ったら必ず立ち寄りたいスポットです。■ 基本情報
- ・名称: 瀬戸蔵ミュージアム
- ・住所: 愛知県瀬戸市蔵所町1−1
- ・アクセス: 名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅下車東へ5分
- ・営業時間:9:00-18:00(入館は17:30まで)
- ・定休日:年末年始(12/28-1/4)、月1日程度臨時休館あり
- ・電話番号: 0561-97-1190
- ・料金: 一般500円 高校、大学生、65歳以上300円 中学生以下無料
※20名以上の団体は2割引 - ・公式サイトURL: http://www.city.seto.aichi.jp/docs/2011031500092/
2.案内処・集い処 らくちん(楽椿)
■ 基本情報
- ・名称: 案内処・集い処 らくちん(楽椿)
- ・住所: 愛知県瀬戸市末広町1丁目3番地
- ・アクセス: 名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅下車徒歩6分
- ・営業時間:10:30-16:00、土・日・祝日は10:00-16:30
- ・定休日: 毎週火曜日(祭日の場合翌日)、 年末年始12月29日-1月3日
- ・電話番号: 0561-84-1997
- ・公式サイトURL: http://www.setomachi.com/rakuchin/
6.おすすめホテル
1.瀬戸パークホテル
市内観光やビジネスで訪れるのに便利な立地のホテル。すぐ隣に瀬戸の産土神と呼ばれる深川神社があります。■ 基本情報
- ・名称: 瀬戸パークホテル
- ・住所: 愛知県瀬戸市深川町11
- ・アクセス: 名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅から徒歩7,8分
- ・営業時間:チェックイン 15:00~22:00、チェックアウト06:00~10:00
- ・電話番号: 0561-85-3333
- ・料金: 例)シングルルーム素泊まりプラン5860円(税込)~ ※その他部屋、プラン有
- ・公式サイトURL: http://www.setoparkhotel.co.jp/index.html
2.料理旅館 角甚(かどじん)
創業100年を超える老舗料理旅館「角甚」は、瀬戸の山深い場所にあるうなぎ料理が有名な旅館。確かな腕をもつ料理人が四季折々の食材でみごとな会席料理を創ります。近くの観光スポットには岩屋堂とよばれる自然のほこらがあり、春は桜の名所として、夏は清流を利用したプールとして、秋は紅葉スポットになるなど四季折々の自然を楽しめます。■ 基本情報
- ・名称: 料理旅館 角甚(かどじん)
- ・住所: 愛知県瀬戸市岩屋町28
- ・アクセス:名鉄尾張瀬戸駅より送迎バス又はお車で20分
- ・営業時間: チェックイン15:00~19:00、チェックアウト10:00
- ・電話番号: 0561-41-1220
- ・料金: 旅館1泊2食付 11000円〜(税込)
- ・公式サイトURL:http://kadojin.jp/
7.おすすめ名産グルメ
1.瀬戸豚グルメ
地元の豊かな自然の大地で育まれた「瀬戸豚」は、豚肉特有の臭みがなく、脂までさっぱり食べられると近年瀬戸の人気グルメになっています。道の駅瀬戸しなのではこの豚を使ったソーセージや瀬戸豚しょうが焼き定食などが楽しめます。2.瀬戸焼そば
瀬戸のB級グルメといったら外せないのが瀬戸焼そばです。独特の食感のある麺と豚の煮汁を使った醤油ベースの味付けが昔から市民に親しまれており、近年は観光客もこれを目当てに訪れるなど飲食店でも提供される名物料理となっています。8.イベント
1.せともの祭
80回を越えて毎年開催される「せともの祭」は2日間で数十万人の人が訪れる瀬戸市の最大イベントです。瀬戸川沿いの廉売市会場では、見るのに困るほどの陶器商品が並び、お店の人との値段交渉をしながら買い物を楽しむことが出来ます。2.せと陶祖まつり
昭和37年に始まった陶祖加藤四郎左衛門景正を偲ぶお祭りで、「御物奉献行列(ぎょぶつほうけんぎょうれつ)」などの昔ながらの儀式や、せともの廉売市 など、瀬戸市内で様々な行事が開催される瀬戸市の春のイベントです。9.瀬戸へのアクセス
名古屋市から瀬戸中心地へJR:「名古屋駅」から地下鉄東山線「栄」で名鉄瀬戸線に乗り換え、終点「尾張瀬戸駅」で下車。
(所要時間:約50分)
車:東名高速道路「名古屋IC」から約30分、東海環状自動車道「せと赤津IC」から約10分
素材提供:トリップアドバイザー