天気なんて関係ない！山梨の清里で雨の日でも楽しめるおすすめ観光スポット５選

1.キープ　やまねミュージアム

日本で唯一の、ヤマネの博物館です。天然記念物にも指定されているニホンヤマネの生態や、保護活動について知ることができます。ニホンヤマネは、数百年前から生息していたと言われる日本の固有種で、「生きた化石」とも言われている、リスやネズミによく似た小さな動物です。

ぬいぐるみや写真で、愛らしいヤマネについて紹介している他、冬の間は冬眠している最中の実際のヤマネを見ることができます。入館すると、非売品のオリジナルピンバッジがもらえます（無料の入館者には配っていないそうです）。

2.ポール・ラッシュ記念館

  ポール・ラッシュ氏は、「清里開拓の父」とも言われる人です。アメリカ出身の牧師さんで、関東大震災後、日本のキリスト教青年会拠点を立て直すために来日したそうです。第二次世界大戦後、荒廃した寒村であった清里高原で、酪農や西洋野菜の栽培促進などによるモデル農村作りを行い、復興に尽力されました。

ポール・ラッシュ記念館は、そんなポール・ラッシュ博士の「他者への奉仕」の理念を広く紹介するために建設された記念館です。「ポール・ラッシュ邸」は、生前、ポール・ラッシュ博士が住んでいた住居で、執務室やリビングルームなどが、生前の状態そのままで保存されています。

「新館展示スペース」では、博士の遺品の展示の他、歴史的資料の展示や企画展にも利用されています。博士は、アメリカンフットボールの日本普及にも力を尽くされた方で、記念館ライブラリーコーナーにはアメリカンフットボール誌の棚などもあります。

3.萌木の村オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」

アンティークオルゴールなどの自動演奏楽器・自動人形などのギャラリートークと実演を楽しめる博物館です。日本の伝統的な食器も収蔵・展示しており、30000点にも及ぶ収蔵品の中から、テーマを変えて常時展示しています。

館内には、世界中のコレクターが羨望のまなざしを送る貴重な品が色々です。世界に一台しかない「リモネール1900」による演奏は、そのスケールの大きさ・迫力に圧倒されます。

リストが愛した唯一のピアノと言われる「チッカリング９フィートアンピコグランドピアノ」の実演、パイプオルガン職人脇田直紀氏が作る小型手回しパイプオルガン「オルガネッタ」、音楽家とのコラボによる特別演奏も聞くことが出来、音の世界をたっぷり堪能できます。

希望すれば、オルゴール製作体験もできます。「オルゴール組立コース」と「オルゴール上級コース」があり、組み立てコースは約１５分で1,500円＋ケース代＋税、上級コースは約５０分で1,800円＋ケース代＋税で受けることができます。

4.清里牧場通りアンティーク

アンティーク好きにはたまらない空間です。アンティークまたはヴィンテージの陶磁器類（西洋・東洋・和物）、ドレスやレース、ジュエリー、ガラス製品などなど、各種アンティークが立ち並んでいます。

１階のカフェでは、これらのアンティーク品に囲まれ、じっくり眺めながら、ホームメードのケーキなどをいただくことが出来ます。ゆったりとお茶を飲んでくつろぎながらのアンティーク鑑賞、アンティーク好きには夢のような時間を過ごせます。

２階はギャラリーになっており、陶磁器の展示・販売の他、さまざまな企画展を行っています。自分用に、贈り物に、これぞという品を見つけるのも楽しい時間です。

5.えほんミュージアム清里

絵本が好きな人なら、一度はその絵に見とれたことがあるだろうという絵本画家、エロール・ル・カイン。「イメージの魔術師」と呼ばれたル・カインの絵本原画、スケッチ、アニメーション画、初版本など、世界屈指のコレクションを誇るミュージアムです。

その200点を超えるコレクションを、常設展または企画展で随時展示しています。47歳の若さで惜しまれながら亡くなった魔術師ル・カインの世界にひたることができる、ファンにはたまらないミュージアムです。

ル・カインの常設展の他、年３～４回開催される企画展では、毎回一人の絵本作家の作品を紹介しています。鑑賞後、喫茶室やテラスで、サービスドリンクをいただきながら絵本を眺められるのが嬉しい時間。ショップでは、絵本はもちろん、関連のグッズや限定の版画も販売しています。