【冬の味覚・かに】ブランドがにも食べれるお風呂自慢の厳選７宿

最近よく耳にする、「ブランドがに」とは、ズワイガニのオスを大きく分けて、「ヨシガニ・越前ガニ・加能ガニ・松葉ガニ」といい、松葉ガニは更に漁獲地域や水揚げされる港によって名前が違い「間人ガニ・津居山ガニ・柴山ガニ・隠岐松葉ガニ・鳥取松葉ガニ」と名前が付けられています。それぞれにブランドの証として、決められて色違いのタグが付けられているのも特徴です。そして、今年もいよいよ「かに漁解禁」の時期がやってまいりました！あったか温泉に浸かった後、美味しいブランドがにを食せば、もう身も心もトロけます。今年の秋・冬おすすめの「ブランがにと温泉」が自慢の宿をご紹介します。

 

1.三国温泉　荒磯亭（福井県）

日本海を望む絶景の露天風呂と三国港で水揚げされる越前がにが自慢の宿です。温泉は最上階にある大浴場と、露天風呂、貸きり風呂があり、どれも眺めは最高です。福井県三国沖で捕れる越前がにはブランドがにとして高い評価を得ています。食事の時間に合わせ、新鮮なカニを調理し絶妙なタイミングで出してくれる宿泊客への心遣いがうれしいです。
  
    

2.城崎温泉　西村屋本館（兵庫県）

   開湯1400年の歴史が誇る城崎温泉郷、西村屋本館は庭園と竹林を眺めながら入るお風呂に心が癒されす。風情ある日本家屋の屋敷と門構え、入口からロビーに入ると、目の前に広がる日本庭園は、まさに芸術作品と言ってもよいでしょう。湯船から天上、壁に至るまで、檜を贅沢に使用している「吉の湯」は、屋外にある露天風呂と竹林の庭園とのコントラストが絶妙です。
かには松葉がにのブランドの一つ「津居山がに」を味わうことができます。
  
 

3.柴山温泉　かに座楽甲羅戯（兵庫県）

 
弱アルカリ性天然温泉で、男湯は星を眺めながら入る「星の湯」と女湯は月を眺めながら入る「月の湯」があり、どちらも季節によっては満天の星と綺麗な満月を眺める機会もあります。これ以外に、特別室にはそれぞれ部屋に露天風呂が付いているのもうれしいです。かには柴山港で獲れる松葉がにのブランド「柴山ゴがに」を刺身・茹で・焼きといろいろな食べ方で提供してくれます。
 
 

4.出雲玉造温泉　白石家（島根県）

 
奈良時代に開湯された神の湯とも呼ばれている玉造温泉の湯は、美肌作用があると評判の女性にはうれしい温泉です。ここ白石家では、女性だけに貸し出す浴衣は、色鮮やかで種類も豊富に取り揃えているところがこの宿のコンセプトである「女性にやさしいお宿」ということが納得できます。ここで味わうことのできる松葉がには「かに籠漁」という漁法で獲れるブランド名「隠岐松葉がに」で、籠でやさしく捕ることによりストレスが少なく、傷もあまりないことで知られており、松葉ガニの中でも最高級とも称されています。
  
     
  
 

5.三朝温泉　三朝館（鳥取県）

1000坪の庭園の中に四季折々の風景に包まれながら浸かる「庭の湯」と源泉の滝を望める「滝の湯」の二箇所のゾーンからなり、合わせて十二の湯処があるというスケールの大きさに驚く宿です。三朝温泉は、世界屈指のラジウム含量を誇り、新陳代謝や免疫力、自然治癒力を高める効果（ホルミシス効果）があるとされています。カニは、鳥取、島根両県の港で獲れる松葉がにの中でも、厳しい条件をクリアしたカニだけにタグが付けられるブランド「鳥取松葉がに」を味わうことができます。
     

 

6.やさしさの宿　まさつき（石川県）

同じく石川県生まれの明治の文豪泉鏡花の作品の中にも登場した老舗旅館です。36.5度と少し低めの源泉に加温している大浴場と、その中に低めの泉温そのままで入れる浴槽が設置したつくりが人気で、交互で入ることにより、血行をよくし、肩こり・腰痛などに効果があります。また、最上階にある白山連峰が望める展望露天風呂は、檜風呂・岩風呂・貸し切りと３種が楽しめます。石川県が誇るブランドガニは「加能がに」といい、この宿ではこの加能がにを一人一杯分を使用した、活加能がに懐石がおススメです。

7.京都昭恋館よ志のや（京都府）

ちょっと変わったお風呂が楽しめるよ志のやは、ステンドグラスを施したビードロの湯や円形の浴槽の周りにはバナナの木が茂る南国風の湯など、アートに満ちたお風呂が楽しめます。アメリカ人の彫刻家の作品もあるということです。京都のブランドガニと言えば「間人ガニ」ですが、ここよ志のやの先代が丹後では初めてのカニ料理のフルコースを考案したそうです。昔はカニの食べ方が茹でる焼くかしかなかった時代に、もっとカニを沢山味わってほしいという先代が考えたいうことで、カニへ思い入れを感じます。