最近TVのCMでよく登場する昔話の主人公たちですが、小さかった頃にTVで見たり話で聞いた「桃太郎」や「天の羽衣」などの、昔話や民話のことを覚えていますか?実は日本全国各地に、そんな昔話に関するいろいろな逸話が残っています。
あの頃、見たり聞いたりした話は、やはり本当にあった話だったのかもしれません?!昔話と、その舞台になったとされる代表的な場所をいくつかご紹介します。懐かしい昔話、民話の舞台を巡る旅に、ぜひおでかけください。
提供:雪国sakura
岡山市内は「ももたろう観光センター」をはじめとして、お土産のパッケージやネーミング、マンホールの蓋まで桃太郎づくしです。像やイラストなど、桃太郎に関係のあるものを探して歩くのも、楽しい旅になりそうですね。
香川県には他に、やはり桃太郎神社(熊野権現桃太郎神社)、鬼ヶ塚、そして桃太郎に成敗され、鬼がいなくなったといわれる場所には、鬼無駅があります。
桃太郎神社(愛知・犬山市)
愛知県犬山市の桃太郎公園にある桃太郎神社には、珍しい桃型の鳥居や、桃太郎のおばあさんが洗濯をした洗濯岩などがあります。例年こどもの日に「桃太郎祭り」が開催されています。神社入口にある、桃から「パッカ〜ン!」の桃太郎は必見です!
犬山市には木曽川が流れていますが、桃太郎の桃が日本ライン川の木曽川を流れてきたという桃太郎伝説は、岐阜県にもあります。岐阜県にも、桃太郎神社や猿啄城跡など謂れある場所が残っています。
三保の松原(静岡県・清水)
天の羽衣伝説で一番有名な場所は、やはり静岡県の三保の松原でしょう。富士山周辺の羽衣伝説は、主に、天女は天へ帰るのでなく、山(富士山)に帰っていくというものです。また羽衣を返してもらう代わりに、
天女は舞を披露したとされています。羽衣を掛けたといわれる現在の松の木は三代目です。
松林が広がる駿河湾越しの富士山は新日本三景のひとつとされ、海岸からは白砂青松の絶景が広がります。富士山と天女の舞う姿は、きっと美しかっただろうなぁと、想像が膨らむ場所です。
鹿児島県指宿市の龍宮神社
浦島太郎が竜宮城へ旅立った場所という謂れのあるのが、鹿児島県の最南端にある「長崎鼻」という岬です。別名龍宮岬とよばれ、岬にある龍宮神社には「豊玉姫(乙姫様)」が祀られています。ここは浦島太郎伝説発祥の地といわれています。
写真は白い貝殻に願い事を書く「貝殻祈願」です。願い事がたくさんありすぎて、何をお願いしようか迷ってしまいます…。
京都府の伊根町の「宇良神社」にも浦島太郎伝説が残っているようです。浦島太郎の伝説は、海が近い、風光明媚な場所が多いようですね。
昔話のカチカチ山の舞台とされるのが、山梨県にある天上山です。天上山ロープウェイの、1075mにある富士見台駅の展望台からは、河口湖畔や富士山の絶景を見ることができます。
金時山は大小様々な石も多く、結構急な山です。登山をされる方は、気をつけて登ってください!
童謡のモデルになった「證誠寺」です。境内には童謡の碑もあり、木更津駅ではメロディも聞けるそうです。もともとは證誠寺に伝わる「狸囃子伝説」からで、境内には狸塚も残っています。
幼い頃を思い出しながら、民話や昔話の舞台になった場所を家族で訪ねるのもいいですね。
素材提供:トリップアドバイザー
あの頃、見たり聞いたりした話は、やはり本当にあった話だったのかもしれません?!昔話と、その舞台になったとされる代表的な場所をいくつかご紹介します。懐かしい昔話、民話の舞台を巡る旅に、ぜひおでかけください。
1.桃太郎
Nao Iizuka
昔話の代表格はやはり「桃太郎」ですね。最近ではTVのCMにもなっているキャラクターですが、桃から産まれた桃太郎が、犬、猿、雉をお供に、鬼が島に鬼退治に行くお話です。桃太郎の謂れある場所は日本各地に残っています。吉備津神社(岡山県)
写真は吉備津神社です。岡山県では、桃太郎(吉備津彦命)が鬼(温羅)を退治して吉備国を治めたことが桃太郎の昔話になったということで、桃太郎発祥の地として、吉備津彦命を祀る「吉備津神社」があります。他にも総社市の鬼ノ城や桃太郎公園が有名です。提供:雪国sakura
岡山市内は「ももたろう観光センター」をはじめとして、お土産のパッケージやネーミング、マンホールの蓋まで桃太郎づくしです。像やイラストなど、桃太郎に関係のあるものを探して歩くのも、楽しい旅になりそうですね。
■ 基本情報
- ・名称:吉備津神社
- ・住所:岡山県岡山市北区吉備津931
- ・アクセス: JR吉備線吉備津駅から徒歩5分
- ・営業時間:8:00〜17:00
- ・電話番号:086-287-4111
- ・公式サイトURL: http://kibitujinja.com/
鬼が島の大洞窟(香川県)
Kentaro Ohno
香川県高松市の女木島、男木島は「鬼が島」だったといわれる場所です。香川県の桃太郎は岡山県の吉備津彦命の弟(稚武彦命)がモデルです。女木島で発見された大洞窟は桃太郎伝説と結びつき「鬼が島大洞窟」として公開されています。洞窟の長さは400m。ちょっと可愛い鬼たちに親近感が湧いてきます♬■ 基本情報
- ・名称:鬼ヶ島大洞窟
- ・住所:香川県高松市女木町
- ・アクセス:高松港第一桟橋から船で20分
- ・営業時間:8:30〜17:00
- ・定休日:無休
- ・電話番号:087-840-9055
- ・料金:大人500円 小・中学生250円
- ・公式サイトURL:鬼ヶ島観光協会http://www.onigasima.jp/index.html
香川県には他に、やはり桃太郎神社(熊野権現桃太郎神社)、鬼ヶ塚、そして桃太郎に成敗され、鬼がいなくなったといわれる場所には、鬼無駅があります。
桃太郎神社(愛知・犬山市)
愛知県犬山市の桃太郎公園にある桃太郎神社には、珍しい桃型の鳥居や、桃太郎のおばあさんが洗濯をした洗濯岩などがあります。例年こどもの日に「桃太郎祭り」が開催されています。神社入口にある、桃から「パッカ〜ン!」の桃太郎は必見です!犬山市には木曽川が流れていますが、桃太郎の桃が日本ライン川の木曽川を流れてきたという桃太郎伝説は、岐阜県にもあります。岐阜県にも、桃太郎神社や猿啄城跡など謂れある場所が残っています。
■ 基本情報
- ・名称:桃太郎公園・桃太郎神社
- ・住所:愛知県犬山市栗栖大平853
- ・電話番号:0568-61-1586
- ・公式サイトURL:犬山市観光協会 http://inuyama.gr.jp/nature-park/place3/618
2.天の羽衣
Wikipedia
「天の羽衣」の話は、天女が水浴びをしている間に男が羽衣を隠してしまい、天女は天に帰ることができなくなります。男と夫婦になった天女は、その後、羽衣を見つけ、子供(幸福)を残し天に帰っていくという話です。この羽衣伝説も、各地に残っています。 余呉湖(滋賀県)
日本最古の羽衣伝説として有名なのは、「近江風土記」の中に書かれている羽衣伝説で、舞台は琵琶湖にほど近い余呉湖畔です。琵琶湖とは、合戦で有名な賎ヶ岳により隔てられています。鏡のような湖面から、余呉湖は鏡湖ともよばれています。長浜・米原・奥琵琶湖観光協会
天女の銅像はとても美しくて、うっとりします。余呉湖畔には、天女が羽衣を掛けたといわれる「アカメヤナギ」の木があります。松ではなく、りっぱな大きなヤナギの木です。■ 基本情報
- ・名称:奥琵琶湖観光協会
- ・電話番号:0749-82-5909
- ・公式サイトURL:http://yogokanko.jp/
三保の松原(静岡県・清水)
天の羽衣伝説で一番有名な場所は、やはり静岡県の三保の松原でしょう。富士山周辺の羽衣伝説は、主に、天女は天へ帰るのでなく、山(富士山)に帰っていくというものです。また羽衣を返してもらう代わりに、天女は舞を披露したとされています。羽衣を掛けたといわれる現在の松の木は三代目です。
松林が広がる駿河湾越しの富士山は新日本三景のひとつとされ、海岸からは白砂青松の絶景が広がります。富士山と天女の舞う姿は、きっと美しかっただろうなぁと、想像が膨らむ場所です。
■ 基本情報
- ・名称:静岡県観光協会
- ・公式サイトURL: http://hellonavi.jp/shizuoka/shimizu_cv/shisetsu/1357.html
3.浦島太郎
浦島太郎は海岸で助けた亀に海の竜宮城に案内されます。竜宮城でもてなしを受け、時を重ねた浦島太郎は、家に帰る時に玉手箱をもらいます。そして海岸にもどって玉手箱を開けたところ、老人になってしまうというお話です。鹿児島県指宿市の龍宮神社
浦島太郎が竜宮城へ旅立った場所という謂れのあるのが、鹿児島県の最南端にある「長崎鼻」という岬です。別名龍宮岬とよばれ、岬にある龍宮神社には「豊玉姫(乙姫様)」が祀られています。ここは浦島太郎伝説発祥の地といわれています。写真は白い貝殻に願い事を書く「貝殻祈願」です。願い事がたくさんありすぎて、何をお願いしようか迷ってしまいます…。
■ 基本情報
- ・名称:龍宮神社
- ・住所:鹿児島県指宿市山川岡児ヶ水
- ・公式サイトURL:指宿市観光協会 http://www.ibusuki.or.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=109
浦島(香川県・詫間町)
香川県にある浦島太郎伝説の地は、三豊市詫間町にある荘内半島です。荘内半島にある大浜・積・生里・箱・香田・粟島・志々島は、昔は総称し『浦島』と呼ばれていました。海に浮かぶ島々の幻想的な風景は、浦島太郎が開けた玉手箱から出た煙が覆ったという「雲出山」から見ることができます。他にも三豊市の「箱」という地域は、浦島太郎が玉手箱を開けた場所とされ、太郎親子の墓が祀られています。京都府の伊根町の「宇良神社」にも浦島太郎伝説が残っているようです。浦島太郎の伝説は、海が近い、風光明媚な場所が多いようですね。
■ 基本情報
- ・名称:荘内半島
- ・住所:香川県三豊市詫間町
- ・電話番号:三豊市観光協会 0875-56-5880
4.カチカチ山(山梨県・富士河口湖)
カチカチ山は、おばあさんを殺したり悪いことをするタヌキを、ウサギが仇をとって懲らしめる話です。タヌキが背負った柴にウサギが火打石で火をつけ、それを怪しむタヌキに、「ここはカチカチ山だから」と応えます。また、ウサギが乗った木の船と、タヌキの泥の船の場面を覚えていある方も多いでしょう。昔話のカチカチ山の舞台とされるのが、山梨県にある天上山です。天上山ロープウェイの、1075mにある富士見台駅の展望台からは、河口湖畔や富士山の絶景を見ることができます。
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ロープウェイの上には、カチカチ山の昔話に登場するタヌキとウサギが乗っています。山の謂れや昔話の話を子どもたちと話すのも、きっと楽しい思い出になりますね。 ■ 基本情報
- ・名称:河口湖天上公園 カチカチ山ロープウェイ
- ・住所:山梨県南都留郡富士河口湖町浅川1163-1
- ・アクセス:河口湖駅下車 徒歩15分またはバス10分(ロープウェイ前バス停下車)
- ・営業時間:9:00〜17:10(※季節により変動有)
- ・定休日:無休
- ・電話番号:0555-72-0363
- ・料金:往復 大人 720円 小人 360円
- ・公式サイトURL: http://www.kachikachiyama-ropeway.com/
5.金太郎
♪足柄山の金太郎…と童謡にもある金太郎の話ですが、歌はしっているけれど話はよく知らないという方は多いかもしれません。金太郎は「坂田金時」という実在した武士の幼名ともいわれています。気は優しくて力持ちの金太郎が、源頼光に見初められ、武術に励み四天王のひとりになったという話です。足柄峠・金時山
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童謡に出てくる足柄山は、古くは金時山を含めた山の総称とされ、金時山には、金太郎が産湯をつかったとされる「夕陽の滝」や「金太郎の遊び石」などがありますので、探して歩くのもいいですね。金時山は大小様々な石も多く、結構急な山です。登山をされる方は、気をつけて登ってください!
■ 基本情報
- ・名称:金時山(日本三百名山)
- ・住所:神奈川県南足柄市、足柄下郡箱根町
- 静岡県駿東郡小山町
- ・標高:1212m
6.一休さん(京都府・京田辺市)
ご存知、一休さんは、頭脳明晰で機転の利いたとんち話が多く残っています。「屏風絵の虎」や「このはし渡るべからず」等々の有名なお話がいくつもありますね。Kyoto-Picture
一休さんは、室町時代の臨済宗の僧で、一休宗純という、実在した人物といわれています。実父は後小松天皇ということで、酬恩庵(一休寺)の境内にある一休の墓(慈揚塔)は、その敷地だけが宮内庁管轄で菊のご紋もあるそうですよ。■ 基本情報
- ・名称:酬恩庵(一休寺)
- ・住所:京都府京田辺市薪里ノ内102
- ・アクセス:近鉄「新田辺」駅下車 京阪バス「一休寺」下車徒歩5分
- ・営業時間:9:00〜17:00
- ・電話番号:0774-62-0193
- ・料金:500円
- ・公式サイトURL: http://www.ikkyuji.org/
6.證誠寺のたぬき囃子(千葉県・木更津)
童謡で知られている「證誠寺のたぬき囃子」の舞台です。童謡のモデルになった「證誠寺」です。境内には童謡の碑もあり、木更津駅ではメロディも聞けるそうです。もともとは證誠寺に伝わる「狸囃子伝説」からで、境内には狸塚も残っています。
■ 基本情報
- ・名称:證誠寺
- ・住所:千葉県木更津市富士見2-9-30
- ・電話番号:木更津市観光案内所 0438-22-7711
- ・公式サイトURL: http://www.city.kisarazu.lg.jp/14,753,40,267.html
素材提供:トリップアドバイザー