京都の舞鶴は、太平洋戦争終結後、引揚船が行き来したことで有名な港です。
この舞鶴湾の近くに建つ、舞鶴引揚記念館とは、どのような記念館で何があるのでしょうか。
京都観光の中心部から離れ、日本海側の舞鶴に平和の大切さを知りに行ってみませんか。
*現在、引揚記念館は改造工事のため、赤レンガパークの一部で展示を行っています。
基本情報は赤レンガパークの住所を載せています。
再開は平成26年10月頃の予定だそうです。
若い方は「引揚(ひきあげ)」という言葉をご存知でしょうか?引揚とは、太平洋戦争で海外へ出兵していた兵士や満州などの海外で生活していた日本人が、終戦の後に国内へ帰ってくることを言いました。
舞鶴引揚記念館では、引揚に関する様々な資料を展示することにより、当時の人々の苦労や平和の大切さを訴えています。
また、引揚の夢かなわず、シベリア収容所で強制労働を課された人々などの様子も知ることができます。
収容所での生活を説明するだけでなく、抑留中に実際に使用していた使用した食器類や衣類をはじめ、労働で使用していた道具や、終戦の玉音放送が流れた当時のラジオなどが展示されています。
強制労働の過酷さや収容所の環境の悪さ、そしてそこで引揚の夢かなわず亡くなっていった人々の無念を知ることができます。
主に当時の新聞や写真などで引揚の様子を知ることができます。また舞鶴での引揚援護態勢、引揚に関する証明書類などをはじめとして、当時の紙幣や舞鶴引揚援護局の様子などが展示されています。
また、舞鶴の港に立って出征したまま行方の知れない夫や子供の帰りを待ち続けた女性たちの姿を語る資料は涙を誘われてしまいます。いわゆる岸壁の母や岸壁の妻です。
平和のありがたさとともに、当時遠い異国にいた人たちが祖国の地を夢見た気持ちが良く分かります。
“戦争の記憶”
2015/02/22に投稿しました 終戦後、13年間にわたり大陸からの引揚者の受け入れ港となった舞鶴。 その方たちの、大陸での生活品や引揚証明書、また日本に戻ってきてから 記憶として残そうと思った絵画や文章などが展示されています。 これらを見ていると、胸が熱くなるものがありますし、戦争とはと思い知らされます。 こちらは今ユネスコの世界記憶遺産に登録されるべく申請中だそうです。 戦争の記憶がすたれないためにも、ぜひ登録されて欲しいと思います。 ニーナ さん
くどいようですが、平和の尊さについて勉強するには、貴重な資料が数多くある記念館です。
この舞鶴湾の近くに建つ、舞鶴引揚記念館とは、どのような記念館で何があるのでしょうか。
京都観光の中心部から離れ、日本海側の舞鶴に平和の大切さを知りに行ってみませんか。
*現在、引揚記念館は改造工事のため、赤レンガパークの一部で展示を行っています。
基本情報は赤レンガパークの住所を載せています。
再開は平成26年10月頃の予定だそうです。
1.「舞鶴引揚記念館」とは?
舞鶴引揚記念館では、引揚に関する様々な資料を展示することにより、当時の人々の苦労や平和の大切さを訴えています。
2. どんな魅力が?
舞鶴引揚記念館は、当時の人々が実際に使用していた日用品や新聞・雑誌などの資料の展示、また必要に応じて模型により視覚的に説明することで、引揚に関することのみならず、終戦後の人々の生活をうかがい知ることができます。また、引揚の夢かなわず、シベリア収容所で強制労働を課された人々などの様子も知ることができます。
3.見どころ・お勧めポイント
終戦と強制収容
終戦後、強制収容所に抑留された人々がどのような生活を送っていたかを知ることができます。収容所での生活を説明するだけでなく、抑留中に実際に使用していた使用した食器類や衣類をはじめ、労働で使用していた道具や、終戦の玉音放送が流れた当時のラジオなどが展示されています。
強制労働の過酷さや収容所の環境の悪さ、そしてそこで引揚の夢かなわず亡くなっていった人々の無念を知ることができます。
引揚の様子や帰りを待つ人々
また、舞鶴の港に立って出征したまま行方の知れない夫や子供の帰りを待ち続けた女性たちの姿を語る資料は涙を誘われてしまいます。いわゆる岸壁の母や岸壁の妻です。
次世代へのメッセージ
赤塚不二夫、北見けんいち、森田拳次、ちばてつやをはじめとするマンガ家たちによる、遠い異国から故郷を夢見る様子などを描いた絵や、三波春夫、宇野宗佑などが平和を願って我々の世代に残したメッセージを見ることができます。平和のありがたさとともに、当時遠い異国にいた人たちが祖国の地を夢見た気持ちが良く分かります。
4.口コミ
2015/02/22に投稿しました 終戦後、13年間にわたり大陸からの引揚者の受け入れ港となった舞鶴。 その方たちの、大陸での生活品や引揚証明書、また日本に戻ってきてから 記憶として残そうと思った絵画や文章などが展示されています。 これらを見ていると、胸が熱くなるものがありますし、戦争とはと思い知らされます。 こちらは今ユネスコの世界記憶遺産に登録されるべく申請中だそうです。 戦争の記憶がすたれないためにも、ぜひ登録されて欲しいと思います。
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称 : 舞鶴引揚記念館(赤れんがパーク3号棟「まいづる智恵蔵」2階)
- ・住所 : 〒625-0080 京都府舞鶴市字北吸1039番地の2
- ・アクセス: 京都から JR山陰線([特急]約1時間40分)→JR東舞鶴駅 下車
- 大阪から JR福知山線([特急]約2時間20分)→JR東舞鶴駅 下車
- 敦賀から JR小浜線(約2時間)→JR東舞鶴駅 下車
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・休館日 : 年末年始、毎月第3木曜日(8月と祝日を除く)
- ・電話番号: 0773-68-0836(舞鶴引揚記念館事務所)
- ・料金 :大人:300円(赤レンガ博物館共通券:400円)
- 小学生ー大学生:150円 (赤レンガ博物館共通券:400円)
- ・所要時間:30分
- ・オススメの時期: 通年
- ・公式サイトURL: http://m-hikiage-museum.jp/
くどいようですが、平和の尊さについて勉強するには、貴重な資料が数多くある記念館です。