TANAKA Juuyoh (田中十洋)
遠野と言えば「かっぱ」「座敷わらし」などを想像するのではないでしょうか?でも遠野の魅力はそれだけではありません。今回はこれを知れば遠野に行ってみたくなる9つの基礎知識をご紹介いたします。
遠野とは?
遠野市は岩手県内陸部にある都市です。柳田國男の「遠野物語」のもととなった町であり、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」で知られています。
遠野の9つの基礎知識
遠野を知るにはこの9つのことを知っていれば大丈夫!
■ 遠野の9つの基礎知識
- 1.遠野物語
- 2.カッパ淵
- 3.映画『蜩ノ記』と遠野
- 4.曲り家
- 5.とおの物語の館
- 6.たかむろ水光園
- 7.遠野ふるさと村
- 8.早池峰神社と座敷わらし
- 9.めがね橋
1.遠野物語
「遠野物語」は、岩手県遠野市に伝わる民話・説話を遠野出身の佐々木喜善が柳田国男に語って聞かせた話を柳田国男が文章にまとめた説話集です。この「遠野物語」の中には、河童、山姥、座敷童、神隠し等の怪異の物語が多く、その多くが明治以降に起きたこととされ、早池峰山、猿ケ石川などの具体的な地名を織り交ぜて語られるところに魅力があります。
遠野物語に行く際には「遠野物語」を読んでから行くと、観光のワクワク感も倍増します。
2.カッパ淵
カッパ伝説が多く残る遠野で一番知られている場所がここ。その昔、土淵町の常堅寺裏を流れる小川の淵で武将が馬の足を洗っていたら、この淵からカッパが出てきて悪さをしたと言われています。
澄んだ水がさらさらと流れるカッパ淵は、うっそうとした茂みに覆われ、今にもカッパが現れそうです。
淵の岸辺には、カッパ神を祀った小さな祠があり、子持ちの女性がお乳が出るようにと願ををかけるとかなうといわれています。
「遠野物語」の中にも、小川に水を飲みに来た馬を引き込もうとするいたずら好きなカッパが登場します。
3.映画『蜩ノ記』と遠野
映画『蜩ノ記』は主人公役に役所公司、その妻に原田美枝子、それ以外にも堀北真希や岡田准一を交えオールロケで遠野の四季の美しさを映し出しています。全編の7割を遠野で撮影し、主人公・戸田秋谷が幽閉された山間地域の村として様々なシーンで遠野の地が映ります。
遠野ロケ地めぐりのためのエスコートブックというものがあるので入手して、ロケ地めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
4.曲り家
遠野地方の古民家は「南部曲り家」と呼ばれるものがほとんどで、現在では住居にしている家庭も少なくなっています。「曲り家」とはL字型になっており人が住む母屋と馬小屋がつながっている住居です。 曲り家は昔の生活が垣間見れる、懐かしい空気、時間を肌で感じ取れる場所です。
外から見てみると、屋根は茅で葺き、周りを土壁で塗りつぶし、柱や貫だけを露出させる。これを遠くから眺めると、自然の風景に溶け込んで、小さな山や丘に見えたといいます。
千葉家の曲り家
見晴らしの良い小高い丘の中腹に石垣を築き、前面に柵をめぐらした屋敷構えの家で、曲り家の最盛期に建てられ,保存状態も良く、上層農民の最高級の曲り家として典型的なものといわれます。「日本十大民家」の一つに数えられます。現在でも住居として利用していて、かつ見学もできるところです。遠野ふるさと村
ここには曲り家が数棟あり、田んぼや畑や森などがあり、のんびりと散策したりボーっとしたりと昔の遠野の農村を体験し癒される空間です。
村内には「まぶりっと」と呼ばれる守人達がおり、曲り家の手入れや体験指導などをしています。
5.とおの物語の館
造り酒屋の蔵を改築し、遠野地方に古くから伝わる昔話を紹介しています。広々とした蔵の中は、まさに昔話の世界。座敷わらしや雪女などの話を、切り絵やイラスト、映像などを使って紹介しています。
素朴で温かい遠野の方言で語り部が聞かせてくれる昔話や、大切に保存し継承してきた神楽をはじめとする多彩な郷土芸能を体感できる遠野座などもあります。
6.たかむろ水光園
日帰り入浴や宿泊も兼ね備えた施設で宿泊や飲食施設を完備し、太陽熱とトロンシステムで温めた「トロン温泉」を楽しめます。
また、6万2千平方メートルの広大な敷地では四季折々の自然に触れることができ、緑豊な庭園を備え自由に散策ができます。夏は釣り池で釣った魚をその場で塩焼きにして味わうなど、まさに「くつろぎのオアシス」として、旅行客や地元の人々から利用されています。
7.遠野ふるさと村
遠野ふるさと村は遠野の昔ながらの山里を再現した施設です。村内は江戸中期から明治中期にかけて造られた茅葺屋根の曲り家をそのままの形で移築しています。小川が流れ水車がまわり田畑があり炭焼き小屋がありと、遠野の昔ながらの集落を再現しています。
最近は、映画やテレビの撮影にも多く利用されていて、平成26年度日本アカデミー賞受賞作品となった「蜩の記」は映画の6割が遠野ふるさと村で撮影されました。
8.早池峰神社と座敷わらし
座敷わらしといえば幸運を招く存在としてとても有名で、座敷わらしが出るといわれる青森の旅館などは常に大人気だとか・・。そんな多くの人が出会いたいと思っている座敷わらしが沢山いるという神社が岩手県遠野市にある早池峰神社です。
早池峰神社では座敷わらし祈願祭というものが行われていて、座敷わらしのよりしろとなる日本人形をもった人が多く集まってきて、人形に座敷わらしをおろして貰うという儀式が執り行われるそうです。
境内にはご神木があるのですが、そこに座敷わらしが集まるともいわれています。
9.めがね橋
JR釜石線の通称「めがね橋」は半円が五つ連なるアーチ橋で、正式名称を「宮守川橋りょう」と言います。JR釜石線の前進である岩手軽便鉄道は、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」のモチーフになったとされていて、期間限定のライトアップもありさらに幻想的な風景が見られます。
東日本大震災の復興を支援しようと、岩手県のJR釜石線(花巻−釜石間)で蒸気機関車の観光列車「SL銀河」が運行しています。同線の前身「岩手軽便鉄道」が宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」のモデルとされていて、青色の車体に星座や動物が描かれています。
ライトアップされた「めがね橋」をSLの車両が通過すると宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」を連想させるような風景が広がります。
遠野へ行った方の声
岩手写真③。遠野ふるさと村。 pic.twitter.com/aqbR7G5NQC
— 環(たまき) (@LackAndAcquire) 2015, 5月 6
遠野市 銀河鉄道 pic.twitter.com/ONBhx6hTQp
— 弘好 (@pentaxk520) 2015, 5月 5
遠野へのアクセス
自動車
浦和IC-東北自動車道(6時間)-北上江釣子IC-国道107号・283号(1時間)-遠野花巻IC-国道283号(1時間)-遠野