北海道の真っ白な丘にポツン…哀愁漂う「クリスマスツリーの木」にため息が出る

もうすぐクリスマスシーズン！北海道では記録的な雪になり、もうすっかり冬模様。そんな北の大地に、なんの装飾もないのに絵になる「クリスマスツリーの木」があるのをご存知ですか？自然に佇むその木は、ため息が出る美しさでした。

どうしてこんなところに…

畑の中に、ポツン…。上部の枝振りが星の形に見えることから、いつのまにか「クリスマスツリーの木」と呼ばれるようになった“トウヒの木”。広大な自然に、ひとつで根を張る木…。ちょっと感慨深いですよね。

生命力も感じます

ぼーっとしていると見落としそうなくらい、ひっそりと佇んでいるこの木。北海道上川地方のほぼ中央、美瑛町の銀世界に立っている姿は、たくましくもあり、繊細でもあります。

丘陵を赤く染める夕日もなんとも言えず美しい…。孤独にも見える様子が、なんだか哀愁を誘ったり。不思議と表情が見えてくるから面白いですね。

「近づけない」秘境感

このクリスマスツリーの木、実は畑の中にあるため近くまで行くことはできません。案内板などもないため、あらかじめ場所を知っていないと辿り着くのも難しいとのこと。しかし近くまで来れば、ひらけた丘の斜面に立つ木は存在感バツグン。

あまり知られていない穴場スポット、ぜひ雪のクリスマスに訪れたいですね。

あわせて行きたい、素敵なカフェ！

美馬牛駅近くには、おしゃれで素敵なカフェもあります。雪の中を歩いて凍えてしまったら、あったかいスープやココアでも飲んで、ほっこりしましょう♪

ゴーシュ

美味しいビーフシチューが評判の「Gosh」は、心地よい音楽と珈琲の香り、窓から見える美瑛の風景があわさったスペシャルな空間です。美馬牛駅から徒歩3分の立地も魅力♡

木のいいなかま

美瑛の野菜をふんだんに使ったお料理が美味しい「木のいいなかま」。残念ながら冬期は休業ですが、クリスマスツリーの木を見たあと行ったら、“木(気)の良い仲間”になれるかも？

クリスマスツリーの木を見に行こう！

こんな素敵なクリスマスツリーの木、実際に目にしてその佇まいに浸りたいですよね。北海道に訪れた際に立ち寄ってみてはいかがでしょう？たまにはこういったのんびりした旅も楽しいものです。美瑛町は自然も空気も綺麗で心癒される場所ですよ。美瑛町の空気や牧歌的な風景も含めて旅の時間にじっくりと身を委ね、心をリフレッシュしませんか？

車でも電車でもアクセスしやすいんです。あたりの風景や大自然をカメラのフレームや心のフレームに収め、素敵な美しい想い出を作りましょうね。

北海道のほぼ中央　美瑛町にあります

クリスマスツリーの木は、北海道のほぼ中央部分に位置する美瑛町（びえいちょう）の丘にあります。「パッチワークの路」や「青い池」で近年話題沸騰中のご存知人気スポットですね。美瑛町は札幌から車で約2時間半、鉄道でも旭川経由で約2時間半の距離です。のんびりと車窓を眺めながらピクニックの気分に浸るにはちょうどいいくらいの距離じゃないですか？

近郊富良野と合わせて北海道の原風景や牧歌的な自然に心癒される時間を過ごすことができます。美瑛町は他にも見所がたくさんありますので、近郊に宿を取って宿泊滞在をすることをオススメしますよ。

クリスマスの木へのアクセス方法

電車で見に行くなら

鉄道で訪れるなら、富良野線の「美馬牛（びばうし）」駅で下車します。クリスマスツリーの木は美馬牛駅より約2.5km離れた丘の中腹にあります。可愛い駅舎もほっこりしますよ♪

美馬牛駅よりクリスマスツリーの木へは徒歩でも行くことは可能ですが、美馬牛駅の裏にレンタルサイクル屋さんがありますので、こちらを利用することをオススメします。クリスマスツリーの木を見終わった後に美瑛の丘を散策しましょう、とっても楽しいですよ。

車でのアクセス

広い北海道の旅行はレンタカーが便利ですよね。北海道はワイウェイの乗り捨てシステムが充実しているので、電車と合わせて様々な旅行プランを組むことができます。うまく活用しない手はありませんよね。

札幌からは道央自動車道の旭川経由で美瑛町へとアクセスしましょう。「旭川鷹栖IC」を降りて、富良野線に沿って南下すればおよそ40分ほどで美馬牛駅に到着します。

レンタル自転車で美瑛の丘をサイクリング

駅前のレンタルサイクルショップ　【ガイドの山小屋】

グリーンシーズンに営業するレンタルサイクルショップ「ガイドの山小屋」を活用して、美瑛の丘巡りを楽しみましょう。美瑛町は丘陵地帯にありますので起伏や勾配も大変多いです。電気自転車なら爽快に丘巡りを楽しむことができます。丘を抜ける風と一緒になって心地よく斜面を疾走しましょう。

こちらの電気自転車はメンテナンスにも気を使っているので、どの機種も安心快適にサイクリングできますよ。冬季と雨の日は休業ですのでご注意くださいね。無料駐車場もありますのでお車の方でも安心ですね。

見学に行く前に

冬場は寒くない？

冬の北海道です。はっきり言ってめちゃくちゃ寒いです。雪も積もってますので雪歩きに慣れてない方はさらにつらいかもしれません。しかしクリスマスツリーと言ったら雪をかぶってナンボですよね。どうしても見たい！って方は雪歩きに適した格好で防寒を万全に整え見学に行きましょう。

雪をかぶり一層神秘的な佇まいのクリスマスツリーの木を見たら、訪れるまでの苦労も吹っ飛んでしまいますよ。静寂に包まれた白い丘の木は凛とした輝きを放ってます。

見学ルールーを守りましょう

クリスマスツリーの木近辺には駐車場はなく、路幅もそんなに広くありませんので、交通の妨げにならないよう十分に配慮して見学しましょうね。また農作業中の場合もあり、農作業車も通りますので、邪魔にならないよう見学させてもらいましょう。

また畑への立ち入りは禁止となってますので注意ください。遠くから眺めるだけでも十分楽しめますよね。以上を踏まえ、季節ごとの丘陵地帯の風景と合わせてクリスマスの木の装いを楽しみましょうね。

クリスマスツリーの木の近郊オススメスポット

大自然豊かな美瑛町は、定番のパッチワークの路や青い池、白髭の滝などは勿論、他にも見所がたくさんあります。せっかく来たのだからいろんな魅力を満喫しませんか？

新栄の丘展望公園

クリスマスツリーの木の西側、パノラマロードの中間にある展望公園「新栄の丘」からの景観は素晴らしいです。美瑛の丘陵地帯を一望することができ、広い空となだらかな丘陵に心洗われますよ。あたりにはジャガイモ畑が広がり、開花の時期は白い花も楽しめます。

特に夕暮れ時の風景は必見です。360度のパノラマの中、雄大な大地に沈みゆく夕陽は北海道でも一番との評判です。十勝岳連峰や旭岳、夕張岳、芦別岳なども一望できます。園内のお花畑散策も楽しいですよ。

丘の雑貨屋ぐー

とってもかわいいオーナーさんの手作り雑貨が並ぶ「丘の雑貨屋ぐー」。所狭しと並ぶ手づくり感満載の小物に目移りしてしまいます。オリジナルのポーチやバッグ、帽子などの手芸雑貨やラベンダーのポプリ入りのぬいぐるみが人気ですよ。

西美の杜美術館

画家としても知られる俳優・榎木孝明氏の水彩画と、農作業中の事故で両手を失いながらも義手で幅広く活動されてる大野勝彦氏の詩画と、画家・横山大二郎氏の作品を、常設展示する美術館です。どれも優しいタッチで、生きることの楽しさや美しさを筆に乗せた作品群に、ホンワカあたたかい気持ちになりますよ。

廃校になった小学校をリノベーションした建物を改修してバリアフリーで造られてますので、どなたでも楽しい気分で美術鑑賞を楽しむことができます。

コーヒー茶屋　ラ・マルタ

美瑛エリアで愛され続けて25年のお店「ラ・マルタ」はボリューミーなランチが人気のお店です。趣あるログハウスの店内には薪ストーブが置かれ、木のぬくもりがいっぱいの落ち着くリラックス空間です。店内製造のパンはビックリするくらい大きくておなかイッパイになりますよ。手づくり感たっぷりの素朴で香ばしいオイシサにファンもいっぱいです。

オーナーさんは一つ一つのメニューを丁寧に仕上げてくれるので料理が出てくるのがとてもゆっくりですけど、それも美瑛町の時間の流れ方です。リラックスして旅の時間を楽しみましょう。その分を埋め合わせるぐらいのボリュームに大満足必死ですよ！

派手ではないけど、なぜか魅了されます

【雪の中のクリスマスツリー☆】 @北海道美瑛町 クリスマスの時期になると雪でいっぱいの美瑛町に一本のクリスマスツリーが。1度は見たい世界で一本のクリスマスツリーです♡ pic.twitter.com/VVGv3mUPz0

— 1度は行きたい観光SPOT (@kankobots) 2015, 9月 23

美瑛町 クリスマスツリーの木。 冬場が主役の木ですが、 夏でも人気で、 春夏秋冬イロイロな顔が 見れます。 #hokkaidolikers #北海道Likers3周年 pic.twitter.com/GyvSYHKzr8

— NaoAkimoto (@naochin_s1973) 2015, 5月 12

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雪の中でも、緑の世界の中でも、いつでも凛々しく美しい「クリスマスツリーの木」。これから何年経っても、地元の人にも観光客にも愛される存在であり続けてほしいですね。