昭和37年に建てられた聖フィリッポ教会は、美しいステンドグラスや思わず笑みのこぼれるナチュラルで愛らしい内装が魅力のスポットです。そして、聖フィリッポ教会を語る時にはずせない人物となるのが、戦国時代に天下統一を果たした豊臣秀吉。彼がどんなふうに聖フィリッポ教会と関係してくるのか、その歴史を紐解いてみましょう。
聖フィリッポ教会は、日本二十六聖人が聖人位となって100周年を記念し、建てられた教会です。日本二十六聖人とは、豊臣秀吉によるキリシタンの迫害によって殉教した26人のことを表しており、愛らしい教会の外観とは裏腹に、少し悲しい歴史が刻まれているスポットでもあります。
ひと目見て、そのセンスの高さを伺うことのできる外観は、建築家・今井兼次のこだわりの結晶。教会でありながら、コンクリートの打ちっぱなしで仕上げられた外観は、建築界でも話題を呼びました。近代建築の調査・評価組織DOCOMOMO Japanによる「日本におけるDOCOMOMO150選」にも選ばれており、現存する近代建築の中でも国内外から高い評価を受けている建築のひとつといえるでしょう。
素材提供:トリップアドバイザー
1.聖フィリッポ教会とは?
2.聖フィリッポ教会の見どころ
1.サグラダ・ファミリア風の双塔
聖フィリッポ教会を外から眺めると、目につくのが2本の尖塔。これは、天からの恩恵と人々の祈りをそれぞれ表現しているといわれており、聖フィリッポ教会の大きな特徴のひとつとなっています。世界的に有名な建築家ガウディの研究家であった今井兼次が設計に携わったこともあり、スペインにあるサグラダ・ファミリアを彷彿とさせるデザインにもなっています。2.モダニズムを感じる外観
3.和風建築を思わせるような内観
さらに聖フィリッポ教会の魅力を加速させているのが、その内観。日本人の心にもしっくりとなじむ空間の秘密は、ところどころに和風のエッセンスが効いているから。特に天井部分は垂木が密な感覚で並べられており、西洋の教会にはない、日本人の設計による教会ならではの魅力です。4.壁にところどころ空いたステンドグラスの小窓
ついつい写真におさめたくなってしまうステンドグラスの小窓は、ひとつひとつ色の異なる丸い形で、ここが教会だということを一瞬忘れそうになってしまうほどオシャレなしつらえ。ポップにも思える小窓たちですが、このステンドグラスのおかげで教会の中の雰囲気が明るく保たれているのかもしれません。3.聖フィリッポ教会に訪れた人の声
眼鏡珈琲店で知り合ったアツシさんに連れて来てもらった聖フィリッポ教会が素晴らしかった! ガウディを彷彿させる♪ @ 聖フィリッポ教会 http://t.co/AHQlCVzNro
— TSURU(N2B / Kompis) (@tsuru92) 2014, 5月 19
島の教会とは打って変わって、なかなかモダンな内装だなー。 @ 日本二十六聖人記念聖堂 聖フィリッポ教会 http://t.co/lcsjpD7d
— かおりん (@lemewks) 2012, 11月 10
聖フィリッポ教会がやっぱりヤバかった。日本にガウディを紹介した方によって建てられてるんだよね、エントランスの気だるい感じもすごく好み、笑 http://t.co/zxEex44F http://t.co/2D7aCRWv
— ▲▲▲▲▲▲ (@chocochop) 2011, 10月 20
4.聖フィリッポ教会についての詳細
基本情報
- ・名称:聖フィリッポ教会
- ・住所:長崎県長崎市西坂町7-8
- ・アクセス:JR長崎駅から徒歩5分
- ・営業時間:5:30~18:30
- ・定休日:なし
- ・電話番号:095-822-6000
- ・料金:無料
- ・公式サイトURL:http://www.26martyrs.com/
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