大奥のロケ地でもあり京都の穴場スポット！「青蓮院」の魅力

京都にはたくさんの寺社仏閣がありますが、その中でも格式の高さでは青蓮院は特別です。美しい青蓮院の魅力についてまとめてみました。

1　青蓮院とは

青蓮院は、京都市東山区にある天台宗の寺院です。三千院、妙法院と共に、天台宗の三門跡寺院といわれる格氏の高いお寺で有名ですね。「門跡寺院」とは皇室や摂関家の親族が入寺する寺院のことです。特に、青蓮院は多くの親王が住職をつとめてきました。

江戸時代には仮御所となったことがあるために、「粟田御所」という別称もあり、美しい庭や立派な建物が多くあります。
まるで別世界に訪れたかの様な、静謐な空間が広がっています。

2　青蓮院の魅力とは…

格式高い青蓮院は、大正時代から多くの映画やドラマのロケ地になってきました。
とはいっても、大正から昭和の時代は青蓮院の格式の高さから、境内での撮影は許可されず門前での撮影が多かったそうです。

最近では「大奥」の撮影にも使用されました。劇中では、松島役の玉木宏さんと水野役の二宮和也さんが庭を眺めるシーンでも使われているんだとか。こういった意味でも、訪れると楽しいスポットです。

3　見逃せない3つのポイント

それでは、そんな青蓮院の魅力について3つのポイントで紹介しますね！

ⅰ池泉回遊式の庭園

青蓮院のお庭は、室町時代の相阿弥の作と伝えられています。東山区から見える粟田山を借景にして、その山裾を利用した趣のある美しいお庭です。また、秋になると紅葉が照り映え多くの観光客が足を運びます。

ⅱ青不動明王

通称「青不動」と言われる不動明王の姿を描いた仏画です。平安時代後期の作と言われ、長い間奈良国立博物館に寄託されていました。2014年10月に飛地境内の将軍塚に大護摩堂の「青龍殿」完成と同時に青蓮院に戻ってきたそうですよ。

ⅲ門前の楠の大木

青蓮院の魅力は、境内の中だけではありません。門前には、天まで届きそうな大きな楠が植えられており、親鸞聖人の手で植えられたとも伝えられているそうですよ！

4　声を聞かせて！

地図はこちら

素材提供：トリップアドバイザー