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京都の玄関口である京都駅のほど近くにある「平安貴族のくらしと文化展示室」。絵巻で見るような華やかな平安時代の邸宅は、建物の配置が非常に複雑に出来ています。大規模な邸宅で当時の人がどんな暮らしをしていたのかを知ることの出来るそんなスポットなのです。1.「平安貴族のくらしと文化展示室」とは?
2. どんな魅力が?
巨大模型で当時の邸宅が復元されています。出土した遺物も同時に展示されているので、平安貴族の暮らしぶりが手に取るように感じられます。平安貴族の邸宅は現存していないために、はっきりしたものをみる機会がありませんでしたが細かなジオラマで確認できるのは古典好きには堪らないのではありませんか?
3.見どころ・お勧めポイント
寝殿造は平安の象徴
平安時代の貴族の邸宅様式で、周囲を土塀でめぐらせ寝殿を正殿として南向きのコの字に建物が配置されています。寝殿と対が中心になり渡殿っ呼ばれる細長い建物で繋がれ行き来できるようになっています。源氏物語を読んだ人は解ると思いますが寝殿は主人の住居とない対は親近者の住居として使われます。北は主人の妻の居所になるので「北の方」「対の君」を妻の別称として呼ぶのは「北政所」と呼ばれた豊臣秀吉に細君ねねでも有名です!!
寝殿造の内部構造
座る場所や寝る場所のみに畳や筵を敷いて調度品を配置するなどの様子をジオラマで確認できます。儀式により部屋の広さを調節できるようにしているのが当時の様相なんですね。
居住空間と儀礼
昔の民家でも、祝い事により襖を取り去り部屋を広く使う事がありました。寝殿造の屋敷は、元服や例祭等の屋敷の行事を行ったりするためのスペースをもった広さが必要であると左右対称であるのが理想です。東西どちらかを正門としたので東北や西北には対はないのが普通です。このような配置も、こちらではありありと見ることが出来るので江戸時代の書院造りとの差も比べてみると面白いですね。
4.口コミ
京都リサーチパークまでどうやって行こうか と JRの場合 京都駅から山陰本線かチャリか歩きか.. pic.twitter.com/6zuKLdzd15
— 豊彦 (@toyopiko) 2015, 8月 6
《京都リサーチパークへのアクセス》