立山を楽しんだあとは「みくりが池温泉」へ！日本一高いところにある秘湯♪

肌寒くなるとホッと身も心も温まる温泉に入りたくなりますよね！今回は、日本一高所にある温泉・みくりが池温泉の魅力をまとめてご紹介します。

1.みくりが池温泉とは?

みくりが池温泉は、富山県の立山を望む場所にある温泉です。
室堂ターミナルからみくりが池方面へ歩くこと約15分ほどの場所にあり、みくりが池に隣接するように建てられています。

浴場からは、大自然の雄大な景色を望むことができる秘湯として人気の温泉です。

北アルプスの飛騨山脈の中部山岳国立公園、標高2460メートルの場所にある、日本で最高所の温泉宿なんです。露天風呂は無く内湯だけになっています。立山黒部アルペンルートの途中にあるので、ここへ登山を楽しむ人たちの憩いのスポットになって、1971年には、立山黒部アルペンルート開通した事により観光客も多く訪れるようになっています。なので宿泊者だけの利用ばかりではなく、日帰り入浴も可能なんですね。

みくりが池温泉の泉質・効能

みくりが温泉は源泉かけ流しの天然温泉で、無加水無加温が魅力です。泉質は単純酸性泉の白く濁ったお湯が特徴で、入浴するとお肌のピーリング効果がありツルツルになるのが嬉しいポイント♪立山トレッキングで疲れた体を癒してくれる筋肉痛・関節痛・疲労回復に効果がありますよ。

ここの温泉宿は、登山やトレッキング後の楽しみとして、みくりが池のロケーションと、癒しの温泉は、最高のご褒美と言えるでしょう。標高2300メートルの場所にある地獄谷温泉から引かれたお湯は源泉温度が70度と熱く、高所にあって45度のなかなかにいい温泉が楽しめます。単純硫黄泉で色は薄い乳白色は外の雲海の景色と相まって気持ちのいいものになっています。素晴らしい夕日や、雲海、眼下に広がみくりが池を見ながらの入浴は心の効能も最高ですよ。

高所温泉なので体調には注意！

高所にある温泉ですので、糖尿病・高血圧・心臓病などの持病をお持ちの方は事前にかかり付けのお医者さんに相談しておくと安心ですよ。
また急な体調変化にも対応できるよう常備薬をもっていくのもおすすめです。

無理な長湯も気を付けたいものです。空気が薄いので数回に分けてゆっくり入浴するといいでしょう。立山地獄からの硫化水素を含む単純硫黄泉は、火山ガスも発生するので、万が一ですが、浴室にある警報機が鳴ったら窓を開けるようにしましょうね。まぁかなりの標高なので真夏でもかなり寒くなる時もありますから、長湯には気を付けましょう。ここの宿泊者であれば、山の天候が悪かったり視界が悪い日には、室堂ターミナルからの送迎もしてくれますよ。

秘湯スタンプ帳

みくりが池温泉は、日本秘湯を守る会に加入しています。
秘湯スタンプをお持ちの方は、みくりが温泉のスタンプを押してもらえるので、忘れずに持っていってくださいね！

各温泉には、日本秘湯を守る会が用意している神社の朱印のように風格のある絵や、かわいい絵のスタンプがあります。ただスタンプを押して終わりなんじゃありませんよ。このスタンプ帳は、かなりの優れもので、一番最初に押印したスタンプから3年以内に全部で10個押印されていると、スタンプした中の希望の宿になんと無料で再度宿泊できちゃうんです。専用スタンプ帳の詳しい情報は、日本秘湯を守る会の公式サイトで確認してくださいね。

2.温泉の前に楽しめる！立山トレッキング

みくりが池温泉を訪れる人の多くは、立山トレッキングを楽しむ人たちです。
自然の厳しい山々を登ったあとに入る温泉は、より身に染み入るような感じがしそうですよね！

薬師岳から立山・室堂まで4日間かけて登山を楽しむツワモノも多く、山頂から見える景色は言葉もでないほどの絶景がまっています。

立山連峰の人智が及ばないような、素晴らしい景色と頭上に近い空を満喫しながら、自分自身を壮大な自然に向き合わせる登山は、えも言われる達成感がありますよね。綺麗な景色ばかりでは無い登山での、心臓破りのような斜面などを行く時は、頂上の眺めと、その後の憩いの温泉を想像しながら頑張って登って行きます。毎年4月の中旬から冬間近の11月下旬まで、この温泉は営業していて温泉を楽しめますので、龍王岳や五色ヶ原、乗鞍そして御嶽などの日本の百名山を堪能した後はここへ寄ってみてはいかがでしょうか。

３．お風呂上りはビールで一杯！

温泉に入浴後は、併設されているレストランみくりへ。
中ジョッキの生ビールを頼めば、富山の海の幸で作ったおつまみが付いてきます。

富山の自然を眺めつつ、ビールとおつまみを…至福のひとときになるはずですよ♪

プハァ～っと、気持ちよく疲れて温泉で癒された後の一杯は、何物にも代えがたい至福の時ですよね♪ここでももちろん壮大な雲海を眺めながら、ホッとくつろげられるように作られています。生ビールセットには、『白海老の唐揚げと枝豆』『げんげの唐揚げち枝豆』『烏賊の沖付けと枝豆』などが用意されていて富山の美味しい海の幸が楽しめますよ。でも、気を付けてくださいね、ここは何といっても標高が高いのでアルコールのまわりが早いですよ。

地図はこちら