23区なのに池や天然記念物の植物群落もある！東京・練馬区の「石神井公園」の魅力

東京都にある「石神井公園（しゃくじいこうえん）」をご紹介します！春にはソメイヨシノやヤマザクラなど300本以上の桜の木が咲き乱れ、お花見スポットとしても人気のこの場所。街中にありながら、四季折々の自然も楽しめる広い公園です。

石神井公園とは？

東京都練馬区にある都立公園です。三宝寺池と石神井池の2つの池を中心とした公園で、武蔵野の自然がよく残された緑豊かな空間が広がっています。三宝寺池は古来より武蔵野台地からの地下水が湧き出る池として存在していたもので、それを1959年に市民が散策できる公園として整備し、「自然や野鳥と共存できるように」と造られました。（現在は池の水減少のため、人工的に地下水も利用しているそうです。）

石神井公園の魅力

公園を含む周辺の区域は、環境や景観を保持するため風致地区に指定されています。園内には沼沢植物群や雑木林があり、都心にあるとは思えないほどの豊かな自然が残されています。デートやちょっとした散策などにも人気の公園です♪その他にも3つの野球場や野外ステージ、ボート場、売店もあり、特にお子様連れのご家族などは丸1日過ごせるほど充実しています。

見どころ・関連情報

三宝寺池

池の一部が「三宝寺池沼沢植物群落」として、1935年より国の天然記念物に指定されています。石神井川の水源とされており、流域の豪族であった豊島氏もこの水の支配の為に、池の南の台地に石神井城を築城したとされているそうです。加えて「三宝寺池の鳥と水と樹々の音」が、環境庁選定の「残したい日本の音風景100選」に選ばれています。

石神井池

三宝寺池とともに武蔵野の景観を保護する目的で人工的に作られた池です。かつては、三宝寺池から水路が引かれ、田圃が広がっていたのだとか。現在ではボート乗り場が整備されており、池から周囲の緑を眺めてゆったりとすごすことができます。子供たちにも人気のスポットです。遊歩道も整備されているので、ぜひお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか？

石神井城跡

三宝寺池の南側台地には、先述した豊島氏の居城跡があります。豊島氏は室町時代に石神井郷を領有していましたが、文明9年（1477年）、太田道灌との合戦に敗れて城も落ちました。通常は文化財保護のため閉鎖となっているようですが、空堀と土塁の遺構がわずかに残っているそうです。園内には他にも「殿塚と姫塚」という豊島氏関連の遺構が残っています。

訪れた人の声・写真

おはようございます、今朝の一枚 立秋も過ぎ暑さも一息・・ 石神井公園の水辺に涼をもとめて・・池畔風景 pic.twitter.com/hmiFRcrDTR

— shakujiji (@shakujiji) 2015, 8月 16

大都会石神井公園 pic.twitter.com/Uc1EtYdQXP

— こみち (@FChalice) 2015, 7月 12

石神井公園駅に住んでるのに石神井公園に行ったことが無かったのでひとりで散歩してきた。 でっかい池２つあるしランニングコースもあるしとにかく広い。 こんなところが近くにあったなんて 笑 緑に包まれて気持ちよかった〜 pic.twitter.com/NsGcW3wZOs

— やす @ タビイク (@yasu_dayo_orz) 2015, 7月 12

基本情報・地図

いかがでしたか？まるで23区内とは思えぬほどの緑が生い茂る「石神井公園」。近隣住民の憩いの場やイベント会場などとしても人々に愛され続けています。ぜひ、都内で自然を感じたいときには足を運んでみてくださいね！