おぼろ昆布
永平寺でも使用されている、おぼろ昆布。お出汁に溶けたとろとろの昆布は香り豊かでとってもおいしいですよね。職人の手作業で削られた薄さは是非試してみたいですね。
木目調になっているのが特徴的な「とろろ昆布」は、手でほぐして食べると口のなかでトロトロに溶けていくのがまたたまりませんが、おぼろ昆布は昆布の表面をカンナで削っているので1枚の板のようであり、とろろ昆布よりも甘みが強く香りも豊かです。肉厚で、上質な昆布を使う為にとろろ昆布よりも高価になるのですが、福井の昆布か香りも歯ごたえも最高級です。
■ 基本情報
- ・名称:増井弘海堂
- ・住所:敦賀市神楽町1丁目1-12
- ・営業時間:8:00~20:00
- ・定休日:不定休
- ・電話番号:0770-22-1051
- ・公式サイトURL:http://www.masui-koukaidou.jp
「昆布さぶれ」
おぼろ昆布が有名な福井県敦賀市。永平寺の精進料理に使われていることからも「福井県を代表する加工食品」である事は間違いありません。この名産「おぼろ昆布」を使ったお菓子も忘れてはいけません。小堀菓舗「昆布さぶれ」は、サブレ生地におぼろ昆布を練りこんでおり、サクサクと独特のとろととがマッチングしています。平安神宮・明治神宮の献上銘菓にもなっているので、これを食べずに敦賀は語るべからず!!
■ 基本情報
- ・名称: 小堀菓舗
- ・住所: 福井県敦賀市神楽町1丁目2-34中央ビルA 1F
- ・営業時間: 9:00~19:00
- ・定休日: 0120-019-145
- ・公式サイトURL: http://www.hokurikumeihin.com/kobori_kaho/index.html
豆らくがん
大豆を原料に伝統的な製法で一つ一つ丁寧に作られ、程よい甘さと大豆の風味豊かな一品です。豆らくがんの「お多福」の形は、気比神宮の御祭神である神功皇后を象徴すると伝えられており、両頬高く鼻低く笑みを含む福相は殊の外縁起がよいとされます。大豆粉・水あめ・砂糖といった材料で作られる豆らくがんは、とても素朴でどこかほっとさせるお菓子です。大豆特有の芳ばしい香りとともに口どけもいいことからとても人気があります。万人受けするお菓子はお土産の定番ですね。
この豆らくがんは、菓子屋だけでなく実は昆布屋にいっても購入ができます。江戸の末期には、敦賀は昆布で有名でしたが同時に大豆も多く陸揚げされていたのです。この豆をなんとか生かしたいと思い、浅草の菓子職人から製法を学んだことからこの豆らくがんが出来上がりました。通常のらくがんと違い、豆の風味が生かされていて香ばしい香りがするのが特徴的。豆の香りがとても食欲をそそり、濃いめのコーヒーと頂きたくなりますね。笑福堂ではらくがんだけでなく「羽二重もち」も美味しいので、こちらもお忘れなく!!
■ 基本情報
- ・名称:銘菓処 笑福堂
- ・住所:〒914-0812 福井県敦賀市昭和町2-21-31
- ・営業時間:11:00~19:00
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号:0770-22-4747
東浦みかん
敦賀市の北東部、敦賀湾に面した東浦地区では江戸時代から温州みかんの栽培が行われてきました。適度な酸っぱさがあり、味の濃さがよくわかり、甘いみかんよりも、酸っぱさが残り、「懐かしいみかんの味が」特徴の敦賀東浦みかんです。季節には多くのみかん園でみかん狩りが楽しめます。適度な酸味が特徴で毎年訪れるファンがいるほど人気で、毎年3000人を超える来場者でにぎわっています。入園料は大人1000円、子ども700円です。
みかんと聞けば「和歌山県」が有名なのですが、福井県敦賀でも美味しいみかんが食べれるとあり、北陸地方ではスーパーにも敦賀みかんが並んでいます。福井観光のラストには、みかん狩りを楽しんでから帰って頂きたいと思います。越前海岸を望む敦賀で、美味しいみかんを食べて帰ってください。例年は、10月20日~11月30日まで、福井県敦賀市東浦海岸一帯でみかん狩りが楽しめるようになっています。
■ 基本情報
- ・名称:東浦みかん園
- ・住所:福井県敦賀市
- ・アクセス: 国道8号線沿い大比田・元比田(敦賀市内より約13㎞、越前市内より約15㎞)
- ・営業時間: 9:00~16:00
- ・電話番号:0770-22-2500
かまぼこ
日本海の新鮮な海の幸が水揚げされる敦賀港。新鮮なタラやグチなどの生魚のすり身を調味し、香ばしく焼き上げる各種かまぼこ。長さ150mの見学コースで工程を見ることができる。みやげの一番人気は宮内庁御用達の小牧かまぼこです。新鮮な魚だからこその凝縮された旨味を味わうことができます。かまぼこといっても種類は様々で、季節によっても違うものを楽しむことができます。ご家族で、かまぼこ体験に挑戦してみるのも楽しそうですね。
北陸では福井・富山がかまぼこの名産地。福井のかまぼこが板に乗っているのに対して、富山は巻きかまぼこが主流です。同じかまぼこでも、形状も異なるのですが、実際にかまぼこの歴史が長いのは敦賀なんです。神功皇后が敦賀に滞在していた時に、魚肉をすり潰し丸くしたものを串に盛り付けて、焼いて食べていただいたそうです。その形が「鉾」に似ていたことから「かまぼこ」と名付けられたそうです。
- ・名称: 小牧
- ・住所: 〒914-0016 福井県敦賀市余座13−1-1
- ・営業時間:9:30〜17:00
- ・定休日:年末年始
- ・電話番号:0770-22-0611
- ・公式サイトURL: http://www.komaki-kamaboko.co.jp/pages/about/honten/index.html
浜焼きサバ
夏場、いたみ易いサバを保存するために考え出されたのが、鯖の浜焼きです。丹念にじっくり、鯖を丸ごと1本、独特の串の刺し方で豪快に焼き上げた一品です。福井といえば”鯖”は有名ですが、その中でも丸ごといただけるのが、この浜焼きサバです。生姜醤油につけて豪快にかじってみたいですね。 外はカリッ、中はジューシー。贈答用にもとても喜ばれているようですよ。
鯖街道があるように、日本海の中でも敦賀は鯖が非常に良く獲れるスポット。そもそも鯖は水揚げすると「足が速い」と言われるように傷みが早くなってしまいます。少しでも保存を長くするために、浜焼きにしたことから敦賀の名産として有名になりました。江戸時代には、浜焼きにして京都に舟で運搬していたそうです。この浜焼きサバを使った寿司も美味しいですよ。ほぐした焼きサバをお茶つけにすると香ばしくまた格別です。
■ 基本情報
- ・名称:矢部魚問屋
- ・住所:福井県敦賀市白銀町6-41 1F
- ・アクセス:JR敦賀駅より正面2つ目の交差点徒歩2分、
北陸道敦賀I.C.より市街地へ車で3分 - ・営業時間:9:30~20:00
- ・定休日:年中無休
- ・電話番号:0770-22-4708