いつも使っている「紙」がどのように製造されているか、お存じでしょうか。紙の歴史や製造方法、紙のリサイクル法などを知ることが出来る場所、「紙の博物館」が東京都北区にあるんです!見て楽しい、体験して楽しい「紙の博物館」についてご紹介します。
紙の博物館は、1950年(昭和25年)に和紙・洋紙を問わず、古今東西の紙に関する資料を幅広く収集・保存・展示する世界有数の紙の総合博物館として、「洋紙発祥の地」として知られる東京の王子に誕生しました。明治初期に製紙工場のさきがけとなった抄紙会社(後の王子製紙王子工場)が王子に設立されました。その後、王子製紙は1949年(昭和24年)、占領政策の過度経済力集中排除法によって苫小牧製紙・十條製紙・本州製紙の3社に分割されました。これを機に翌年1950年(昭和25年)、社会教育に貢献するために王子工場で唯一焼け残った発電所の建物を利用して「製紙記念館」が設立され、製紙紙業史料室の資料を一般公開しました。その後、工場跡地を離れることになり、1998年(平成10年)飛鳥山公園の中に「飛鳥山3つの博物館」のひとつとして新装オープンとなりました。
また、折り紙・紙人形・拓本・ペーパークラフトなどの講習会、紙すき教室などの紙の創作活動を通して、体験の場を提供しています。
紙の博物館では、紙に関するさまざまなイベントが開催されています。過去には「野菜から紙をつくろう」と題して、身近な野菜から取り出した繊維で手すきハガキをつくるというイベントや、子どもの日に「新聞紙でカブトをつくろう」と題して、子どもの頭にちょうど入る大きさのカブトを新聞紙でつくるいうイベント、「紙を知ろう」と題して、紙の基礎からリサイクルまで紙の秘密を体験も交えながら学べるイベントなどが開催され、何度訪れても楽しめます。
子供と夏休みにぜひいってみたい場所の一つ。紙とあなどるなかれ!紙の歴史や年代がわかっているものとしては最古の印刷物などが展示されている。また和紙で作られた紙衣も見所です。そして、土日は牛乳パックを原料とした紙すき体験もあって、実際に紙を作るところから、はがきなどを作成する。オトナは300円小中高生は100円というリーズナブルな料金設定もうれしい♪ とても身近になるのに今まで知らなかった紙のことや製造過程を学ぶことが出来て興味深かったです。紙とは思えないほど見事な作品も展示してあって見応えがありました。
いかがでしたか。ぜひ1度「紙の博物館」を訪れて、知らなかった「紙の世界」を覗いてみてはいかがでしょうか。
紙の博物館とは?
紙の博物館の魅力
紙の博物館では、紙の製造工程や歴史、種類や用途、紙を使って作られた美術・工芸品をはじめ、世界最初の抄紙機の模型、紙以前の書写材料、手すき和紙の資料といった展示を行っています。紙に関する資料は50、000点を超え、紙に関する専門性の高さが魅力といえます。また、折り紙・紙人形・拓本・ペーパークラフトなどの講習会、紙すき教室などの紙の創作活動を通して、体験の場を提供しています。
見どころ・おすすめポイント
紙すき教室
毎週土・日に実施される「紙すき教室」。牛乳パックの再生原料から透かしなどの入ったオリジナルハガキを作ることができ、紙のできるしくみがよくわかる紙の博物館で1番人気の体験教室です。子どもから大人まで、どなたでも参加できますよ!お1人10分程度で出来上がりすぐに持ち帰ることができるので、このオリジナルハガキをお友達に送ってみるのもいいですよね。講堂にてイベントがある場合には、中止になりますのでご注意ください。色々なイベント
3つの展示室
紙の博物館には、第1,第2、第3展示室と3つの展示室があります。第1展示室には、現在の製紙産業における原料・製造工程・製品・製造機械などが展示されています。第2展示室には、紙のしくみとリサイクルについて、小学生向けにわかりやすく解説されています。紙について楽しく学べるパソコンクイズや、紙についてのQ&Aコーナーもあります。第3展示室には、紙以前の書写材料から、紙の誕生と伝播、和紙の歴史、製造工程、世界の手すき紙の歴史などが展示されています。各種紙の風合いを実際に触って確かめられるコーナーもありますよ!口コミ
http://www.jalan.net/kankou/spt_13117cc3290030130/kuchikomi/
http://www.jalan.net/kankou/spt_13117cc3290030130/kuchikomi/
■ 基本情報
- ・名称:紙の博物館
- ・住所:東京都北区王子1−1−3(飛鳥山公園内)
- ・アクセス:JR京浜東北線 王子駅南口から徒歩5分
- 東京メトロ南北線 西ヶ原駅から徒歩7分
- 都電荒川線 飛鳥駅から徒歩3分
- 都バス(王40甲・王55・草64系統)飛鳥山バス停から徒歩4分
- 北区コミュニティバス 飛鳥山公園バス停から徒歩2分
- ・開館時間:10:00〜17:00(最終入館16:30)
- ・休館日:月曜日
- ・電話番号:03ー5907ー7511
- ・入館料:大人300円(240円) 小中学生100円(80円) ( )内は20名以上の団体料金
- ・公式サイトURL:http://www.papermuseum.jp
いかがでしたか。ぜひ1度「紙の博物館」を訪れて、知らなかった「紙の世界」を覗いてみてはいかがでしょうか。