京都市にある「檀王法林寺(だんのうほうりんじ)」をご紹介します。400年以上の歴史と寺社にまつわる最古の招き猫伝承が残るこの寺院は、猫好きさんはもちろん穴場の寺社巡りが好きな方にもお勧めですよ!
京都市左京区川にある浄土宗の寺院です。正式な寺名を「朝陽山 栴檀王院 無上法林寺」といいます。かつて第2世住持の團王良仙が人々から親しみを込めて「だんのうさん」と呼ばれていた事から、寺の呼称も”檀王法林寺”として定着したのだそうです。創建年は慶長16年(1611年)です。
檀王法林寺に祀られている「主夜神(しゅやじん)尊」は、「恐怖諸難を取り除き、衆生を救護し、光を以って諸法を照らし、悟りの道を開かせる」と説かれる神様です。さらに主夜から守夜と転じて夜を守る神として崇められ、盗難・火災などを防いでくれるご利益を持っています。檀王法林寺では、江戸の中頃から主夜神尊の銘を刻んだ招福猫が作られ、民衆に受け入れられていたことが伝わっているそうです。
その「右手招き猫」は他が模作することを禁じられるほど固有の信仰を集めていたそうで、寺社関連の招き猫としては最古のものとする説があります。 現在、毎年12月の第1土曜日に行われる「招福猫・主夜神大祭」では、秘仏である主夜神像が御開帳されます。機会が合えば足を運んでみてください。
いかがでしたでしょうか?鴨川からほど近い場所にある寺院ですので、鴨川散策などと併せてぜひ足を運んでみてくださいね!
檀王法林寺とは?
檀王法林寺の魅力
細い入り口からは想像ができないかもしれませんが、中へ入ると広々とした境内が広がっています。こちらの寺院には寺社関連としては日本最古の”黒招き猫”の伝承が残されており、招き猫の形をしたお守りなども販売されています。猫好きにはたまらない、一度は訪れておきたいスポットです!見どころ・関連情報など
檀王法林寺の歴史
全てが明らかではないものの、この寺院の前身は浄土宗三条派祖の道光了恵上人が文永9年(1272年)に開創した「悟真寺」であるとされています。その後、悟真寺は応仁の乱や度重なる天災人災の被害によって永禄年間(1558‐69)に焼失したと伝えられています。そして、後に悟真寺の縁地に新しく檀王法林寺を築いたのが袋中(たいちゅう)上人です。袋中上人が3年間琉球王国にとどまっていたことから寺院と沖縄との交流が盛んで、近年には庫裏屋根にシーサーが奉られました。ぜひ見つけてみてください♪”日本最古の黒招き猫伝説”とは?
その「右手招き猫」は他が模作することを禁じられるほど固有の信仰を集めていたそうで、寺社関連の招き猫としては最古のものとする説があります。 現在、毎年12月の第1土曜日に行われる「招福猫・主夜神大祭」では、秘仏である主夜神像が御開帳されます。機会が合えば足を運んでみてください。
国の重要文化財
境内には仏像や絵画、書籍など多数の貴重な宝物が伝わっており、その中には国指定の重要文化財や京都市指定有形文化財も含まれています。中でもこちらの寺院はかつて”屏風寺”と呼ばれるほど多くの屏風を保有していたそうで、現在も残る十数点の屏風は毎年4月上旬に虫干しをかねて本堂にて一般公開されています。訪れた人の声・写真
檀王法林寺。本堂で特別公開中の「日吉山王祭礼図」を見る。祭りの熱気、人々の高揚感が伝わってくる。薄暗い所で中腰で見続けていたので結構腰にきた・・・ pic.twitter.com/S4iAL0BWz4
— えみこ (@emiko_pilgrim) 2015, 5月 14
昨日は檀王法林寺で沖縄フェスタがありました。琉球國祭り太鼓さんの演舞素晴らしかったです。 #沖縄 #琉球國祭り太鼓 pic.twitter.com/t7c1sOTRFO
— ミツヒコ (@09bibinnba13) 2015, 5月 18
10日まで特別公開中の檀王法林寺のお守り&御朱印。これは猫好きにはたまりませんわ。 pic.twitter.com/LiQIrprali
— 3tunobori (@3tunobori) 2015, 5月 8
今日、金戒光明寺の前に行った檀王法林寺のクロにゃー御神籤とお守り。主夜神さまという夜の防犯の神様で黒猫の招き猫で親しまれてるそうです。御神籤のオマケの猫キンタロアメが可愛い( ´ ▽ ` )ノ pic.twitter.com/msWFQJAl6P
— ぺんまる@8/30 東4く60b (@penmarup59) 2015, 5月 1
基本情報・地図
■ 基本情報
- ・名称: 檀王法林寺
- ・住所: 京都市左京区川端通三条上る法林寺門前町36
- ・アクセス:京阪電気鉄道「三条」駅または京都市営地下鉄東西線「三条京阪」駅下車すぐ。
- ・電話番号: 075-771-0870
- ・公式サイトURL: http://www.dannoh.com/
いかがでしたでしょうか?鴨川からほど近い場所にある寺院ですので、鴨川散策などと併せてぜひ足を運んでみてくださいね!