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都会のど真ん中にある湯島聖堂。こ近代教育発祥の地である湯島大聖堂は、はるか昔の江戸時代から受け継がれた学問教育を長い歴史と共に歩み、いつの時代にも学問を重んじてきた人々の心を感じる場所なのです。周辺には皇居や神田明神があり、散策にもピッタリ。また、グルメスポットもたくさん。今回はそんな湯島聖堂の魅力や周辺のおすすめスポットをご紹介していきます。1.湯島聖堂とは?
大正11年(1922年)に、湯島聖堂は国の史跡に指定されました。しかし、その翌年に関東大震災が起こり、わずかに入徳門と水屋を残し、すべてを焼失してしまいます。昭和10年(1935年)に、工学博士東京帝国大学伊東忠太教授の設計のもと、鉄筋コンクリート造りで再建され、昭和61年度(1986年)からの文化庁による保存修理工事により、現在の姿になっています。
孔子を祀っている大成殿
聖堂とは、湯島聖堂の中でも大成殿のみを指すようになったのは1797年幕府官立「昌平娑坂学問所」昌平黌と呼ばれる。「昌平」と孔子が生まれた土地の名前からつけられました。大成殿には、儒家の祖・思想家・学者・教育者として知られる孔子尊像と共に、人間の本性を善とする「性善説」を主張したことで知られる孟子と、孔子の門人の中でも最も優れた人物とされる顔子、孔子の思想を伝えるのに最も功績のあった一人である曾子、孔子の孫であり「中庸」の著者とされる子思の四配像が祀られています。
■ 基本情報
- ・営業時間:午前9時半~午後5時まで(冬は4時)
- ・定休日: 8月13日から17日、12月29日~31日
- ・料金:入場料無料
2.湯島聖堂の魅力
大成殿(たいせいでん)
屋上には、鋳銅製の鬼犾頭(きぎんとう)・鬼龍子(きりゅうし)と呼ばれる守護獣が置かれています。大成殿の屋根の両端に鎮座している鬼犾頭は、龍頭魚尾、二脚双角で頭を外側に向けて取り付けられていて、龍頭から鯨のように水を噴き上げています。鬼龍子は、聖堂の大成殿の屋根の流れ棟の四隅角に鎮座していて、想像上の霊獣で、孔子のような聖人の徳に感じて現れるといわれています。
櫂樹の木
櫂の木は、孔子の墓所に植えられている木で、今日まで植えつがれてきている。枝や葉が整然としているので、書道の楷書の語源ともなったといわれている。日本には、大正四年林学博士白澤保美氏が曲阜(中華人民共和国山東省曲阜、孔子の墓所がるところ)から種を持ち帰った。のちに牧野富太郎博士がこれに孔子木と命名した。性来雌雄異株であるうえ、花が咲くまでに三十年位もかかる櫂の木ですが、中国では、殆んど全土に生育していて、黄連木・黄連茶などの別名も多く、秋の黄葉が美しいといわれています。台湾では爛心木と呼ばれているそうですよ。孔子と楷とは離すことができないものとなっていて、特にこちらにあるものは、曲阜の樹の正子に当る聖木ということです。
孔子銅像
高さ4.75メートル総重量1.5トンの孔子銅像は、世界最大の大きさです。1975年に中華民国台北ライオンズクラブから寄贈されたものである。近くまで行って、見ることができますが、見上げるほどの大きさです!今にも動き出しそうなほど、リアルな作りで、優しげな表情をしています。緑の木々に囲まれていて、天気の良い日には、その緑に日の光がきらきらと輝きます。ここで、記念撮影をする方も多いようですね。世界最大という孔子銅像とならぶと、人間が小さく見えますよ。
神農廟
1698年4月神農廟を聖堂構内東北に祠堂を建て、神農像を祀った。この神農像は1640年徳川家光の命により建てられた。神農祭が毎年11月23日勤労感謝の日に行われています。一般公開は、この日のみ行われている。その他にも、仰高門(ぎょうこうもん)・入徳門(にゅうとくもん)・明神門(みょうじんもん)など見どころがある。
仰高門は、一般見学者用の入り口になる門で、平屋の鉄筋コンクリートでの切妻造りです。入徳門は、聖堂内、唯一の木造建造物で、宝永元年(1704年)に建造されています。平屋の鉄筋コンクリートでの切妻造りである明神門は、寛政11年聖堂・学舎の規模拡大時に創建され、現在も旧中山道沿いに建っています。神田神社(神田明神)へ通ずることからこの名が付いたそうです。
3.見どころ・お勧めスポット
神田明神
湯島聖堂から歩いて0.1キロメートルと近くにある。湯島聖堂の明神門は、神田明神に通ずるところから明神門の名称がある。商売の神様として拝め祀らています。5月に行われる神田明神祭は、江戸を感じる大きなお祭りです。神田明神は、天平2年(730年)に創建され、元和2年(1616年)に江戸城の裏鬼門守護地となる、現在の地に遷座されたそうです。江戸時代より続く全国的に有名なお祭り「神田祭」は、「日本三大祭り」「江戸三大祭り」の一つに数えられる有名な祭りです。二年に一度、本祭りが執り行なわれ、神田・日本橋エリアを練り歩く、神輿や曳き物などの豪華な大行列は、必見ですよ!
皇居
湯島聖堂から約2キロメートル離れたところにある皇居は、江戸の歴史を感じながら散策できる意味深いスポットです。春には桜、秋には紅葉、いつの季節にも楽しめる見事な松の木、皇居周辺に点在する公園は、東京に居ながらにして自然を楽しめるスポットです。東京都現代美術館、科学技術館、日本武道館などの文化・芸術施設や桜の名所として知られる「千鳥ヶ淵」などがある北の丸公園エリアと、江戸城天守台、大奥跡などの旧江戸城の名残を残し、四季折々の自然の中で人々が憩う皇居東御苑エリア、広大な広場や、皇居の顔とも呼ばれる「二重橋」があり、観光客で賑わう皇居外苑エリアの3つのエリアがありますよ。
東京駅丸の内駅舎
2012年10月1日、丸の内駅舎保存・復元工事が完成し、新しい東京駅と古き良き東京駅を感じることが出来ます。皇居からの近く東京の入り口である東京駅は、迷路のように巡らす地下街にはショッピングにお食事にと時間がたつのを忘れてしまい程のお店が満載です。東京を代表する有名ラーメン店が集合した「東京ラーメンストリート」や、大手製菓メーカーのアンテナショップが集まった「東京おかしランド」、NHKなどのテレビ局、トミカ、キティ、週刊少年ジャンプなどのグッズショップが揃う「東京キャラクターストリート」など、東京駅だけで、十分楽しめますよ♪お土産も、色々と選べて楽しいです!
4.湯島聖堂散策
http://www.b-kanko.jp/sanpo/course01.html
http://urabe0607.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-0009.html
http://yukinyan.jp/archive/001746.php
5.湯島聖堂の詳細
■ 基本情報
- ・名称: 湯島聖堂
- ・住所: 〒113-0034 東京都文京区湯島1−4−25
- ・アクセス: JR御茶ノ水駅 徒歩2分東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅 徒歩2分
- 東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅 徒歩1分
- 駐車場は利用不可
- ・営業時間: 午前9時半~午後5時まで(冬は4時)
- ・定休日: 8月13日から17日、12月29日~31日 休業日
- ・電話番号:03-3251-4606
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.seido.or.jp/index.html
6.周辺グルメ
炭焼豚丼 豚野郎
帯広発の豚丼をいただける「炭焼豚丼 豚野郎」。大きく「豚野郎」と書かれた看板が目印です。わずか10席ほどのカウンター席のみの店内はいつも煙と人でにぎわっています。ここの看板メニューは言うまでもなく、「炭焼豚丼」。秘伝のダレが染みこんだ豚肉を炭火で香ばしい仕上がり。どんぶりを大ぶりの豚が埋め尽くします。甘辛のこってり目のタレがごはんによく合い、食欲をそそります。小豚丼は500円~とコスパも抜群。大豚丼でも900円。
プラス200円でお茶漬けセットにしてひつまぶし風にアレンジできるのも嬉しい。まさに一杯で二度おいしい豚丼です♪
■ 基本情報
- ・名称: 炭焼豚丼 豚野郎
- ・住所: 東京都千代田区神田駿河台2-6-15 3F
- ・アクセス: 湯島聖堂から徒歩5分
- ・営業時間: 11:00~23:00
- ・定休日: 日曜日
- ・電話番号: 03-3219-9322
- ・参考サイトURL: http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13101419/
みじんこ
大人のための上質な空間で美味しいコーヒーをいただける「みじんこ」。ダークブラウンに統一された店内はブリキのおもちゃが飾られ、レトロモダンでオシャレな雰囲気が漂います。コーヒーの香りに包まれながらゆったりとした時間をお過ごしいただけます。こだわりのコーヒーはもちろんのこと、サンドウィッチやホットスイーツなどのメニューが大人気。特に分厚いホットケーキは表面はかりっと中はふわふわの仕上がり。一口食べるとバターの香りが口いっぱいに広がり、幸せな気分になりますよ。
その他、各種こだわりのメニューをそろえていますので、ぜひお試しあれ!
■ 基本情報
- ・名称: みじんこ
- ・住所: 東京都文京区湯島2-9-10 湯島三組ビル1F
- ・アクセス: 湯島聖堂から徒歩7分
- ・営業時間: 11:00〜20:00
- ・定休日: 火曜日
- ・電話番号: 03-6240-1429
- ・公式サイトURL: http://mijinco-coffee.com/
エイジング・ビーフ ワテラス
この霜降りはまさに芸術!絶品和牛の熟成肉をいただける「エイジング・ビーフ ワテラス」。明るく開放的な店内は焼肉屋さんでありながらまるでフレンチのお店のような造り。夜になれば夜景も楽しめるので、デートにもおすすめです。そのままでも美味しい霜降り和牛を熟成させ、さらに旨みを凝縮させたお肉。一口食べればもちろん美味。とろけるような味わいです。
平日限定ランチメニューが狙い目!お手頃価格で熟成肉をいただけます。小鉢にキムチやスープ、ライスにご希望の部位を組み合わせた松花堂弁当。絶品お肉を堪能すれば午後から元気いっぱいになりますね♪
■ 基本情報
- ・名称: エイジング・ビーフ ワテラス
- ・住所: 東京都千代田区神田淡路町2-105 ワテラスアネックス 2F
- ・アクセス:湯島聖堂から徒歩8分
- ・営業時間: 月~金 11:30~15:00/17:00~23:30 土・日・祝 11:30~22:00
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 03-6206-4501
- ・参考サイトURL: http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13153556/
cafe104.5
ブルーノート東京が手掛ける「cafe104.5」。開放的で明るくオシャレな店内ではフレンチをベースに和を融合させたお料理を堪能できます。カフェでありながらレストランのような本格的なお料理をいただけますよ。オープン以来の看板メニューの「和豚もちぶた」や新潟「山古志牛」などの貴重な食材を使用した日本人の口に合う幅広いメニューの数々。ランチタイムは週替わりランチやパスタランチ、ベジタブルランチなど、お値打ち価格でいただけます。
ここではクラフトビールもいただけちゃいます。美味しいお料理とビール最高ですね!
■ 基本情報
- ・名称: cafe104.5(カフェイチマルヨンゴー)
- ・住所: 東京都千代田区神田淡路町2-101 ワテラスタワー 2F
- ・アクセス:湯島聖堂から徒歩8分
- ・営業時間: 平日 11:00~23:00 土・日・祝 11:00~22:00
- ・定休日: なし
- ・電話番号: 03-3251-1045
- ・公式サイトURL: http://www.cafe1045.com/
チャントーヤ ココナッツカリー
ガラス張りの明るく、開放的な雰囲気が女性に大人気!白を基調としたまるでカフェのような空間でいただけるのは、マイルドなココナッツカレー♪独自に配合されたスパイスとココナッツミルクの相性は抜群。看板メニューの「チャントーヤカリー」をはじめ、ふんわり卵が大人気の「エビとフクロタケのふんわり卵カリー」や、クセになる美味しさに定評がある「カマンベールチーズとじゃがいもとトマトのカリー」など10種類以上のカリーがいただけます。
また、期間限定メニューも!その得でしか味わえない一皿に巡り合えたらラッキーです!一度食べたらやみつきになっちゃいますよ♪
■ 基本情報
- ・名称: チャントーヤ ココナッツカリー
- ・住所: 東京都千代田区神田小川町3-28-7 昇龍館ビル 1F
- ・アクセス: 湯島聖堂から徒歩10分
- ・営業時間: [月~金]11:00~22:00[土・日・祝]11:00~21:00
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 03-5281-4747
- ・公式サイトURL: http://www.chantoya.com/
タイ屋台料理 グリーンパッタイ
本格派タイ屋台料理がいただける「グリーンパッタイ」。黄色い外観とカラフルな食堂風の内装が印象的。本場タイさながらのムードの中で楽しくお食事いただけます。定番のガパオにグリーンカレーやパッタイ、トムヤムラーメンなどの定番メニューをランチタイムはお得な料金でいただけます。ここへ来たならぜひ名物の「グリーンパッタイ」をいただきましょう。
その名の通りグリーンのパッタイ。ほうれんそうなどが練りこまれた米麺は鮮やかな緑色。もやし、小松菜、人参など日本の食材と一緒に炒められ、干し海老や卵が良いアクセントに。ナンプラーを加えるとさらにコクが増すのでオススメですよ♪
もちろんドリンクメニューも充実。タイビール片手に美味しいお料理も良いですね!
■ 基本情報
- ・名称: タイ屋台料理 グリーンパッタイ
- ・住所: 東京都千代田区神田駿河台3-7-15 1F
- ・アクセス: 湯島聖堂から徒歩10分
- ・営業時間: 11:30~15:00/17:00~23:00
- ・定休日:無休
- ・電話番号: 03-5282-8205
- ・公式サイトURL: http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/125/
湯島聖堂の魅力をお伝えしました。いかがでしたか?アクセスの良さから散策にもピッタリですね!そして、湯島聖堂を訪れた際にはぜひ、周辺スポットやおすすめグルメへのお立ち寄りもお忘れなく。きっと楽しい一日になると思いますよ。さっそく出かけてみましょう♪