北・西・東と3方を山に囲まれた京都は大小たくさんの川があり豊富な水に囲まれて文化を育んできました。その豊富な水の中でも名水と呼ばれている湧き水が京都市内でも多数あります。
今回は名水の中でもご利益のある、パワーをもらえる名水を8つご紹介したいと思います。
1.梨木神社 染井の井
梨木神社は、三条実萬(さねつむ)とその子供、実美(さねとみ)を祭神としている神社ですが、公家を祀る神社は全国的にも珍しいそうです。ここは九世紀後半に栄えた藤原良房の娘明子(清和天皇の御母染殿皇后)の里御所の跡で「染殿」と言われたところで、宮中の染所としてこの井戸の水が用いられていたようです。
境内には約500株の萩が植えられており、別名「萩の宮」とも呼ばれています。染井
醒ヶ井(さめがい)、県井(あがたい)と並ぶ京都三名水の中で現存するのはここだけで、千年以上も沸き続けている唯一の井戸です。毎日多くの人々が水を汲みに来ています。不思議なはたらきをもつ水。神仏のご加護を受けられるという水という事でも有名です。パワーもさることながら、その水は、甘くまろやかな味で茶の湯にも適していると言われます。
境内には葉の形がハート形をした桂の木があり、別名『愛の木』と言われ、この木を撫でながら願いごとをすると願いが叶うといわれています。
■ 基本情報
- ・名称:梨木神社
- ・住所:京都市上京区寺町通広小路上ル
- ・アクセス:京阪電車「神宮丸太町駅」・「出町柳駅」より徒歩約15分
- ・電話番号:(075)211-0885
- ・拝観時間:6:00~17:00
- ・拝観料:無料
- ・公式サイトURL:http://nashinoki.jp/
2.清水寺 音羽の滝
世界遺産にもなっている清水寺。この裏の山から湧き出る水が澄んでいて、とても清らかであるという理由から「清水寺」の名の由来となったといいます。その湧水というのが音羽の滝です。音羽の滝
三筋の水それぞれにご利益が伝わっていて、滝に向かって左が学問成就、真ん中が恋愛成就、右が延命長寿の水です。どの願いにするのか1つに願いを定めて一口だけ水を飲むのが作法だそうです。■ 基本情報
- ・名称:清水神社
- ・住所:京都市東山区清水1-294
- ・アクセス:市バス「清水道」下車、徒歩10分
- ・電話番号:075-551-1234
- ・拝観料:清水寺拝観300円
- ・公式サイトURL:http://www.kiyomizudera.or.jp/
3.三十三間堂 夜泣き泉
1164年に後白河上皇の勅願で平清盛が建立しました。本堂内陣の柱間が33あることから三十三間堂と呼ばれています。正式な名前は蓮華王院本堂(れんげおういんほんどう)といいます。33という数字は、観音さまが33もの姿に身を変えて人々を助けてくださるという信仰にちなんでいるそうです。夜泣き泉
名前の由来はこの泉の流れる音が夜泣きのように聞こえることから「夜泣泉」と言われるようになりました。この夜泣きのような声を鎮める為にお地蔵様を奉ったら鳴り止んだので、そこから子供の夜泣き封じのご利益があるとされています。■ 基本情報
- ・名称:三十三間堂
- ・住所:京都市東山区三十三間堂廻町657
- ・アクセス:京阪電車七条駅から徒歩5分
- ・電話番号:075-561-0467
- ・拝観料:蓮華王院(三十三間堂)境内 拝観600円
- ・公式サイトURL:http://sanjusangendo.jp/
4.八坂神社 力水(祇園神水)
八坂神社は、656年(斉明天皇2年)創建で京都円山公園隣にあります。地元では「祇園さん」と親しまれ、祇園祭で有名な社です。本殿の下には池(龍穴)があり、青龍が住むと伝えられています。力水
本殿の下から湧き出る水が「祇園神水」です。地元では「力水」とも呼ばれ、龍穴から湧くパワーあふれる霊水として信仰を集めています。また「祇園神水」を飲んだ後に、末社・美御前社(うつくしごぜん)にお参りすると美人になるともいわれています。■ 基本情報
- ・名称:八坂神社
- ・住所:京都市東山区祇園町北側625番地
- ・アクセス:京阪四条駅より徒歩で約5分 阪急河原町駅より徒歩で約8分
- ・電話番号:075-561-6155
- ・料金:入場自由
- ・公式サイトURL:http://www.yasaka-jinja.or.jp/
5.錦天満宮 錦の社の御神水
Norio NAKAYAMA
菅原道真を祀り「錦の天神さん」として親しまれている錦天満宮は、京の台所と言われる錦市場の東の端にあります。鳥居が左右のビルに突き刺さっていることでも有名ですよね。錦天満宮付近は地下水がとても豊富であり、現在も湧いているのが「錦の社の御神水」です。
錦の社の御神水
知恵、学問成就のご利益がある天神さん(菅原道真公)のご霊験あらたかなご神水として、毎日たくさんの方が水を汲みに来ています。■ 基本情報
- ・名称:錦の社
- ・住所:京都市中京区新京極通四条上ル中之町537
- ・アクセス:阪急「河原町」下車徒歩5分
- ・電話番号:075-231-5732
- ・料金:入場無料
- ・公式サイトURL:http://nishikitenmangu.or.jp/
6.下御霊神社 下御霊神水
冤罪を受けて幽閉されその後自殺を遂げた桓武天皇の皇子伊予親王と、その母藤原吉子を祀り、その後にえん罪を受けた6人を祭神にしています。下御霊神水

http://blog.shinise.ne.jp/staff/2007/04/post_cf87.html
下御霊神社の「下御霊神水」は、枯れていた井戸を20年ほど前に掘り直して復活させた名水です。「くせがなく、甘くてまろやか」と水を求める人が絶え間なく訪れています。基本情報
- ・名称:下御霊神社
- ・住所:京都市中京区寺町通丸太町下ル下御霊前町
- ・アクセス:市バス河原町丸太町から徒歩3分
- ・電話番号:075-231-3530
- ・料金:入場無料
- ・公式サイトURL:http://shimogoryo.main.jp/
7.御香宮神社 伏見の御香水
初めは「御諸神社」と称していました。平安時代、境内より良い香りの水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったので、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったといいます。伏見の御香水
御香水は、環境庁が昭和60年に制定した「名水百選」に京都市内で唯一選ばれている名水です。桃山の伏流水であり、伏水・伏見(ふしみ)の地名の起こりともされ、現在でも霊水として病気平癒、茶道・書道、生活用水として地元の方に持ち帰られています。
基本情報
- ・名称:御香宮神社
- ・住所:京都市伏見区御香宮門前町
- ・アクセス:JR奈良線「桃山駅」から徒歩5分
- ・電話番号:075-611-0559
- ・料金:入場無料
- ・公式サイトURL:http://www.kyoto.zaq.ne.jp/gokounomiya/
8.出雲大神宮(亀岡) 真名井の水
京都府亀岡市にある「出雲大神宮」は島根県の出雲大社と同じく、縁結びにご利益があり、信仰を集めています。現在の本殿は足利尊氏によるものといわれ、重要文化財に指定されています。真名井の水
http://travelog-jpn.blogspot.jp/2010/08/photos-of-izumo-shrine.html
古来より昼夜を問わず流れ続ける真名井の水はこの地域の田畑を潤し立派な稲が収穫できることから、有りがたいお水だと崇められてきました。それを聞きつけた参拝者が絶えず御神水を汲みに来られています。御神水は、飲めば幸福を招き延命長寿にご利益があるとされています。
基本情報
- ・名称:出雲大神宮
- ・住所:京都府亀岡市千歳町千歳出雲無番地
- ・アクセス:バス(京都交通千歳経由馬路線)で出雲神社前下車(15分)
- ・電話番号:0771-24-7799
- ・料金:境内無料
- ・公式サイトURL:http://www.izumo-d.org/
いかがでしたか?どこも一度は訪れて飲んでみたい名水ばかりですよね。
名水の地を訪れ、不思議なパワーと癒しのエネルギーをもらって、元気に頑張りましょう。
