1、妻恋神社とは?
日本武尊が三浦半島から房総への東征途中で大暴風雨にあった時に、妃の弟橘姫が海に身を投じて海神の怒りを鎮めたと伝わっています。その後、湯島の地に滞在した折に、郷民が日本武尊と弟橘姫を祀ったのがこの妻恋神社の発祥と言われています。
2、妻恋神社の魅力
湯島は「聖なる水際の地」の意味があることから、低地では早くから稲作が行われていたそうです。五穀神の稲荷を祀ったことから、江戸時代には妻恋稲荷とも言われ王子稲荷とともに参詣者が多くなったとか。神社に伝わる木版刷りの由緒物「夢枕」はめでたい宝船と鶴亀の2種で、正月二日の夜に絵を枕の下に敷いて寝るとよい初夢を見るとも言われています。「吉夢」を求めて参拝される方が多いようですが元旦のみに御朱印も拝受出来ると賑わいを見せる神社となりました。
3、妻恋神社の見どころ・近隣お勧めスポット
1、夢枕
木版刷りの宝船や鶴亀の絵が手漉きの和紙に描かれている夢枕。これを正月二日の夜、枕の下に敷いて寝ると縁起の良い初夢が見られると人気です。この版画は江戸時代に使われていたものらしく、それだけでも歴史的な価値がありますね。恋愛成就だけでなく、こちらも元旦にゲットしたいですね。
2、江戸国学発祥の地
湯島聖堂の後ろに神田明神の大鳥居がり、そちらに入ると江戸国学発祥の地が見えます。国学者荷田春満がはじめて国学を教える場所として、神田神社の社家芝崎邸内を利用したそうです。蘭学と並び江戸時代を代表する学問で、日本の思想や文化などを古典などから見出そうとしたわけですね。
3、湯島天神
菅原道真を祀る湯島天神は、泉鏡花作の名作『婦系図』の舞台としても有名です。鏡花の筆塚もあるので、日本文学好きなら足を運びたい場所の一つでしょう。銅製の鳥居や、迷子探しの奇縁氷人石など見ごたえも充分にあるので妻恋神社の帰りには立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
4、妻恋神社を訪れた人の声
御茶ノ水にあります「妻恋神社」。この七福神の絵ほしい… pic.twitter.com/KFfsCAsPUT
— +Green Plus+ (@MajicalpoP) 2015, 3月 10
妻恋神社例大祭/年に数回しかいただけない御朱印 pic.twitter.com/N0Jbw3jHmm
— いももち (@imo_mochi) 2015, 3月 8
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