日本には美しい伝統工芸品がたくさんあります。地方によって特徴のある伝統工芸品の中でも、特におすすめのものを厳選して選びました。お土産はもちろん、海外の方に送っても良いですね!
1 西陣織 京都府
柏翰 / ポーハン / POHAN
京都を代表する伝統工芸品が西陣織です。西陣織の歴史は古く、京都に都が置かれる平安時代より前からこの地域では活発に織物職人が活躍していたそうです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E4%BB%81%E3%81%AE%E4%B9%B1
「西陣織」という名前になったのは、室町時代を過ぎてからです。当時の京都は応仁の乱の真っ只中でした。戦火を逃れ職人たちは地方に散っていましたが、乱が終わると京都に戻ってきました。応仁の乱の当時、陣が敷かれていた西陣に住み着いて産業を発達させていったことから、西陣織という名前になったそうです。 http://be-kyoto.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/be9-2aad.html
西陣織といえば、着物や帯をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、カードケースやミラーケース、ストラップやタンブラーなどお土産にしやすいアイテムもたくさんあります。京都を訪れた時はチェックしてみて下さいね。2 江戸切子 東京都
http://arihana.sakura.ne.jp/wp/?p=251
美しいガラスの切子作品たち。東京を代表する伝統工芸品の一つです。江戸切子と言われ、江戸時代にビードロ屋の加賀屋久兵衛がガラスの表面に彫刻で模様を施したのが始まりと言われています。 http://v511000.bizloop.jp/s1/
見ているだけでも美しい切子のグラス。ちょっとしたフォーマルなシーンでも活躍してくれる切子たちは、プレゼントにも喜ばれる一品です。3 会津漆器 福島県
http://country.huanqiu.com/image/showimage/acid/2689/aid/11667
福島県を代表する伝統工芸品が会津漆器です。16世紀後半に、当時の領主が会津漆器の基礎を完成させてからは長く人々の生活を支えてきました。 http://yasuthugu.exblog.jp/d2012-02-20/
生活の洋風化で、会津漆器を生活の一部で使用することは減ってきていますが、職人さんたちの努力によって、現在まで受け継がれています。美しい会津漆器の器は見ているだけで溜息が出そうですね。4 八女提灯 福岡県
http://gift.japanprize.com/product.html
美しい八女提灯は福岡県の伝統工芸品です。主に、お盆の時期になると家々に飾られますので見かけた方もいらっしゃるかもしれませんね。 http://fmfukuoka.co.jp/yame/archives/2011/01/post-73.php
最近は間接照明の一つとして提灯をインテリアに取り入れる動きも生まれています。八女提灯も、形を変えながら現代に生き続ける伝統工芸品として活動を続けています。福岡に足を運んだ時は、ぜひチェックしてみて下さいね。5 九谷焼 石川県
http://blogs.yahoo.co.jp/hokusando/38132708.html
日本を代表する磁器の一つである九谷焼。石川県で隆盛し、以来多くの名品が登場しました。1837年にはウィーンで開催された万国博覧会にも出品され、日本を代表する工芸作品の一つとして海外の人にも知られています。 http://fujimoto2.hikari-syokubai.com/article/909776.html
大皿などになってくると、手が出にくい値段になりますが最近は若手の作家さんが求めやすい値段のお皿や猪口などを発表しています。お土産の一つとして、持ち帰るのも素敵ではないでしょうか。6 さるぼぼ 岐阜県
http://www.moncher-refle.com/blog/2011/08/
「さるぼぼ」とは「猿の赤ちゃん」という意味です。岐阜県飛騨地方でお守りとして長く人々に愛されてきました。 http://www.sayama-f.co.jp/staffblog/2011/09/entry4244.php
岐阜県では土産物屋さんで必ずと言っても良い程に見かけることができます。定番のお土産でもありますので、一つ連れて帰ってあげても良いですね。7 寄木細工 神奈川県
http://xi-tian.blog.so-net.ne.jp/2010-05-26
寄木細工は様々な種類の木材を組み合わせ、それぞれの色合いの違いを利用して模様を描いたものです。神奈川県では箱根地方で多く作られています。 http://www.izumiyayosegi.com/products/detail178.html
開け方に工夫が必要な秘密箱も寄木細工で作られています。こういった、少し手の込んだ作品は海外の人から好評だそうですよ!ぜひお土産に一つどうぞ。8 別府竹細工 大分県
http://monoten.exblog.jp/i5/2/
別府竹細工の歴史は古く、最古の記録では日本書紀にも登場しています。大々的に生産が始まったのは室町時代。市場が整備され、多くの優れた作品が大分から各地に知られていきます。 http://hanabeppu.jp/blog/?p=34
竹細工で作られた籠などがお土産品としても有名ですが、職人たちはそのフィールドに留まるだけでなく常に新しいものへと挑戦しています。伝統工芸品も、新しいステージへ挑戦している作品が多くあります。そういったものを旅先で探すのも楽しいかもしれませんね。