山形の人気な温泉街「銀山温泉」で買いたいおすすめなお土産５選

銀山川を挟んで大正から昭和初期に建てられた建物が並ぶ、雰囲気たっぷりの銀山温泉。温泉街をぶらりとお散歩するのも、お土産屋さんをのぞくのも楽しみのひとつです。銘菓のおまんじゅうから伝統のこけしまで、銀山温泉オススメのお土産をご紹介します。

亀屋　亀まんじゅう

温泉街のお土産といえば温泉まんじゅうが定番ですが、銀山温泉にも「亀屋」さんという老舗のおまんじゅう屋さんがあります。看板商品は「亀まんぢう」で、昔ながらの製法で毎朝作られています。お茶うけとして出している旅館もある、銀山温泉銘菓です。

茶色い皮はほんのりと黒糖の風味が、中につまったつぶあんは小豆がしっかりしているのに甘さ控えめ。しっとりとしていて柔らかく、どこか懐かしい感じのする美味しいおまんじゅうです。銀山温泉の人気商品ですので午後には売切れてしまうこともあるほど。お土産の購入はお早めに！

めいゆう庵　ずんだ羊かん

菓子処めいゆう庵では、地元で受け継がれてきた秘伝豆系の実験栽培を銀山温泉の近隣で行ってきました。その中から土地相性の良いものを選りすぐり「天平秘伝豆」として栽培しています。かりんとうや餡、羊羹などのお菓子へ加工し、オリジナル商品として販売をしています。

カリッとした食感と風味が独特なかりんとうも美味しいのですが、オススメはずんだ羊かんです。鮮やかな緑色の羊羹は、甘すぎず、豆の風味がしっかりと残っています。「ずんだ」好きにはたまらない逸品ですよ！

伊豆こけし工房　銀山こけし

朝の連続テレビ小説「おしん」で一躍有名になったのが、「銀山こけし」です。銀山温泉で働くお母さんがおしんに買ってあげたこけし。それを母と思い頑張る健気な姿は涙を誘いました。銀山こけしは大正時代、鳴子の職人との交流によって伝授されました。現在は伊豆家が唯一の作り手として伝統を伝えています。

おしん効果で海外からも買いにくる人が来るほどのこけしですが、大きな目とおかっぱ頭が特徴的です。絵付け体験もできるので、自分だけの特別なお土産にもなります。最近は赤ちゃんが産まれた時の体重・身長のこけしを作ってくれる「誕生こけし」も人気です。

おしんめし

元々は、おしんが幼少の頃の時代にかさ増し目的で大根をご飯と一緒に炊いた「大根飯」が由来です。おしん放送30年を記念して、銀山温泉女将会が中心となって現代でも受け入れられるおいしい大根飯が開発されました。

本当の大根飯は、大根の風味が強く決しておいしいものではありませんでした。ですが、この「おしんめし」は大根と青菜の食感と胡麻の風味が効いたとてもおいしいご飯です。炊いたご飯に混ぜるだけなので簡単にできるのも良いですね。美味しくてちょっぴり懐かしい、銀山温泉の新しいお土産です。

上の畑焼陶芸センター　上の畑焼

江戸末期、日本最北の磁器の窯として作られていたのが上の畑焼です。地元の陶石を使用した産業をと始まったのですが、財政難のためわずか10年で途絶えてしまいました。現代に入り、幻の磁器は蘇り、現在様々な作品を展示、販売しています。

陶石を砕くところから全て手作業で作られている陶器は、東北地方では珍しく染付や鮮やかな色絵がついたものまで幅広いのが特徴です。インテリア用品や茶道具だけでなく、普段使いの食器なども揃っています。特に銀山の廃坑から出た鉄錆を使った渋いぐい呑みなどは、ご自身へのお土産にもピッタリです。