松尾芭蕉がかつて住んでいた！東京都文京区にある「関口芭蕉庵」とは

伊賀の里から江戸に活動の場を移した松尾芭蕉が深川に住んでいたのが芭蕉庵。そう呼ばれる庵は幾つかありますが、ここは隣には小さな神社や新江戸川公園があり緑に包まれた静かな場所です。芭蕉の愛した早稲田田園が見える庵の魅力を楽しんでください。

1、関口芭蕉庵とは?

深川芭蕉庵に住む直前に、神田上水の改修工事に携わった事から、松尾芭蕉はこのあたりに住居を構えていました。元は『龍隠庵』と呼ばれていましたが、芭蕉が住んでいた事から地元の人たちが敬意を込めて芭蕉庵と読んだのが関口芭蕉庵の始まりです。

2、関口芭蕉庵の魅力

天保4年に描かれた『江戸名所図絵』では芭蕉庵や五月雨塚等が残されています。正門は神田川に向かっていていますが、現在は入り口は別に作られているようです。松尾芭蕉が実際に住居として利用していたので、庭園も中には見ることが出来ます。趣のある庭園で、数々の俳句が生まれたかと思うとワクワクしてしまいます。

3、関口芭蕉庵の見どころ・近隣お勧めスポット

1、庭園

松尾芭蕉が住んでいただけあり趣のある庭園になっています。庵は崖下にあるので自然の湧き水が流れていて今でも飲むことが出来ます。ひょうたん池の景観も美しく、芭蕉もこの庵をこよなく愛していたそうです。

2、五月塚と芭蕉堂

碑には芭蕉の句の「五月雨にかくれぬものや瀬田の橋」が。早稲田田園を琵琶湖に見立て、この辺りの風景を愛したことが感じられます。この塚には直筆が埋められているようで、多くの俳人があやかろうと足を運んでくるそうです。

三十三回忌を期に建てられた芭蕉堂には、松尾芭蕉の像が祀られています。庭にはこの他にも句碑が多く、今でも俳人に愛され続けている事がよく解ります。

3、新江戸川公園

熊本藩細川家の下屋敷跡地で、現在は回遊式泉水庭園になっています。丘陵の豊かな自然をそのまま庭園としているので非常に広大で美しいのも名園としての魅力です。この公園をぐるりと回って芭蕉庵まで散策しながら一句詠んでみてはいかがでしょうか。

4、関口芭蕉庵を訪れた人の声

関口芭蕉庵 #waseda http://t.co/Fgg7upxTgP

— 早稲田大学 (@waseda_univ) 2014, 6月 23

わぁい関口芭蕉庵　あかり関口芭蕉庵大好き

— あかり大好きbot (@akari_daisuki) 2013, 8月 12

5、関口芭蕉庵の詳細

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