Greg Knapp
海外旅行の魅力は、日本では見られない桁違いの大自然、異文化の街並みや文化に触れられることではないでしょうか。世界には日本より遥かに古い文明遺産があり、人類の英知に想いをはせるとぐっと胸が熱くなります。
今回は海外旅行を検討している人におすすめする40スポットをお届けします。1.アンコールワット(カンボジア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%8…
広大なジャングルの奥深くにあるアンコールワットの遺跡群は、カンボジアの都市“シェリムアップ”の北にあります。12世紀前半に、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世により、ヒンドゥー教寺院として、30年以上の歳月を費やし建立されました。境内は、東西1,500メートル、南北1,300メートル、幅190メートルの濠(水のある堀)で囲まれています。 アンコールの語源はサンスクリット語で“王都”、ワットはクメール語で“寺院”という意味です。現地までの公共交通機関がないので、タクシーやトゥクトゥク、レンタサイクルなどを利用するのが一般的です。また、写真を撮る際は、午前中は西向きで逆行となるため、午後の観光がおすすめです。
2.ウユニ湖(ボリビア)
http://www.myzakuro.com/archives/343
ウユニ湖(ウユニ塩原)は、ボリビア中央西部の都市“ウユニ”から車で1時間ほどの場所にあります。アンデス山脈が隆起したとき、海水がそのまま山の上に残されたためできた場所です。標高は3,700mで、南北約100km、東西250km、面積は約12,000km²(岐阜県とほぼ同じ大きさ)に及ぶ広大な塩の固まりになっており、高低差が50cmしかありません。そのため、「世界中でもっとも平らな場所」でもあります。雨季に雨で冠水すると、水が波も立たないほど薄く広がるため、「天空の鏡」と形容される巨大な鏡ができあがります。昼間だけではなく、夜の星空を反射した景色も美しいですよ。
3.グランドキャニオン(アメリカ)
http://www.imart.co.jp/grand-canyon.html
グランドキャニオンとは、アメリカのアリゾナ州北部にある峡谷のことです。約6,000万年前に地殻変動が起きて隆起したコロラド高原一帯が、コロラド川の浸食作用により削りだされた地形です。カンブリア時代(約20億年前)からペルム紀(約2億9,900万年前)までの地形の重なりを見ることのできる場所もありますよ。地球の歴史を秘めているとともに、雄大な景色から1979年に世界遺産に登録されています。ラスベガスからのオプショナルツアーが一般的で、飛行機(片道45分)かバス(片道5時間)で現地に向かいます。日の出から3時間、日没前3時間が一番美しい時間帯です。
4.エアーズロック(オーストラリア)
http://plaza.rakuten.co.jp/shogo917/diary/?ctgy=5
エアーズロックは、オーストラリアの先住民であるアナング族の居住地であり、正式名称を“ウルル”と呼びます。ケアンズから2時間30分、シドニーからは3時間30分のところにありますよ。高さは335m、標高868m、周囲は9.4kmでオーストラリアのほぼ中央に位置するため、“世界の中心”という意味合いで“地球のヘソ”とも呼ばれています。実は世界で2番目に大きい一枚岩で、1番は“マウント・オーガスタス”(西オーストラリア州)でエアーズロックの倍以上の大きさがあります。こちらはアクセスが不便なのと、大きすぎて山と見間違われることから観光対象から外れてしまったようです。一枚岩を形成する砂岩は鉄分を多く含むため、外観は鉄分が酸化した赤色になっています。太陽の当たる朝陽と夕陽により赤色がより鮮やかになります。精霊や水場の位置が描かれた壁画があり、最も古いものは1千年程度前のものと推定されています。
5.イスタンブール(トルコ)
http://www.cocosys.co.jp/blog/date/2014/02/26
アジアとヨーロッパにまたがるイスタンブールは、かつてローマ帝国・ビザンチン帝国・オスマン帝国という3代続いた大帝国の首都でした。博物館や宮殿、モスク、教会などの美しい建造物は独特の文化で発展を続け、見所は尽きません。また、観光だけではなくショッピングでも大いに楽しむことができます。グランドバザールはイスタンブールの代表的なバザール(屋根付き市場)の一つで、毎日観光客と地元の人たちでごった返しています。ベストシーズンは春から秋にかけて。冬はオフシーズンなので、地方によっては交通機関が動いていない可能性があります。
6.ベネチア(イタリア)
トリップアドバイザー
ベネチアはイタリアの北東部に位置し、 中世にはヴェネツィア共和国の首都として栄えた都市です。別名「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などと呼ばれ、宮崎駿監督の「紅の豚」のモデルになったことでも有名です。土地は干潟に作られた人工島で、網の目のように運河が張り巡らされています。主な交通機関は、ヴァポレット(水上バス)やゴンドラなどの舟が主体です。道が細く、ここは車はおろか、自転車も進入禁止になっているので、その静けさに驚きますよ。イタリアの中でも治安の良い場所です。
7.ホノルル(ハワイ)
Edmund Garman
ハワイ諸島のほぼ真ん中に位置するオアフ島のホノルル。初心者からトップランナーまで誰でも楽しめる世界最大級の市民マラソン“ホノルルマラソン”でも有名な場所です。温暖な気候に恵まれたリゾートとして世界的に知名度が高く、市内のワイキキビーチの砂は柔らかくサーフィンに適しています。また、モダンなショッピングセンターが集約しているのも魅力です。ハワイはアメリカ合衆国50番目の州ですが、移民労働者を積極的に受け入れてきた歴史から、多民族が暮らし、それぞれの文化が融合した独特の社会を形成しています。
8.マチュピチュ(ペルー)
Bruce Tuten
標高2,280mの頂上にあるマチュピチュ。原住民のケチュア語で“老いた峰”という意味です。山裾から見つけることができないため“空中都市”とも呼ばれているこの遺跡は、スペイン人から逃れるためにインカの人々が作った秘密都市だったとも言われています。1911年にアメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガムが発見してからも未だ解明されていないことも多く、たくさんの謎に包まれた美しい神秘の遺跡です。現地には空港がないので、ペルーの南東に位置するクスコから移動します。日帰りもできますが、1泊して翌日の早朝から探索がおすすめです。
9.バチカン(バチカン市国)
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イタリアのローマ市内にあるバチカン市国の面積は45ヘクタールで、日本の皇居の半分以下。世界一小さな国としても有名です。世界最大のカトリック教会、サンピエトロ大聖堂があり、ミケランジェロのピエタ像や、システィーナ礼拝堂など世界最高峰の芸術の国でもあります。人口は約800人で、ローマ法王もここで暮らしています。バチカンの居住権は聖職者をはじめ、バチカンで職務についている期間に限って与えられるそうで、たとえバチカン市国内で生まれてもバチカンの国籍が得られるわけではないそうですよ。
10.ニューヨーク(アメリカ)
トリップアドバイザー
ニューヨークはアメリカのニューヨーク州にある都市です。人口は800万人以上、全米最大、世界2位の市内総生産を誇る街です。自由の女神、セントラルパーク、メトロポリタン美術館などを回ってから、クロイスターズ美術館や、図書館を見物するのがお決まりコース。観光客が多く集まるミッドタウンは5番街、ブロードウエイ、ロックフェラーセンターなど活気に溢れ、南側のロウアーマンハッタンは、莫大なお金が動くアメリカ経済の中心地。1回の訪問でニューヨークを制覇するのはなかなか難しいので、自分の目的に合わせて訪れるエリアを選んでおくことがおすすめですよ。
11.ドブロブニク(クロアチア)
fjakone
ドブロブニクはクロアチア最南端の街で、ボスニア・ヘルツェゴビナの唯一の海港であるネウムが回廊状態で分断しているため、クロアチア本土とは陸続きにはなっていません。13世紀以降に地中海交易の拠点として栄えた歴史を持ち、ゴシック、ルネッサンス、バロック様式の教会や僧院、宮殿、噴水など美しい街並みを誇っています。 ドブロブニクの旧市街を取り囲む城壁は遊歩道となっていて、エラフィテ諸島の島々が一望できます。現在は、1990 年代に起こった戦争から立ち直り、再び観光客が集うようになりました。 アドリア海とジナルアルプス山脈の間にあるこの街は、交通の便が良くと手軽に楽しめる場所としてヨーロッパ人に人気です。
12.バンフ(カナダ)
Alaskan Dude
アウトドア好き必見スポットであるバンフは、ロッキー山脈に囲まれた場所にあります。北アメリカ特有の大自然に恵まれおり、キャンプを始めとするたくさんのアクティビティを楽しむことができます。野生動物も数多く生息しており、エルク(大型のシカの仲間)や、ビッグホーン・シープ(丸く巻いた大きな角をもつヒツジの仲間)など日本では見る機会のない動物との出会いがあるかもしれません。冬は完璧なパウダースノーでスキーやスノーボードの人気スポットです。バンフ国立公園にある尖塔型の岩柱“フードゥー”も必見ですよ!アクセスは、カルガリー空港からバスで2時間の場所。日本からカルガリー空港までの直行便がないので、バンクーバーを経由するのが一般的です。
13.ナポリ(イタリア)
トリップアドバイザー
南ローマから2時間の場所にある南イタリア最大の都市であるナポリは、ローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市です。世界有数のオペラ劇場があり、歴史のあるモニュメントを多く観ることができることから野外博物館とも呼ばれています。家族連れの多いプロムナード(散歩道)からは、ナポリ湾に沈む美しい夕日が堪能でき、紀元前 79 年のヴェスヴィオス山噴火により火山灰に埋まったポンペイやヘルクラネウムの街からの発掘物は、国立考古学博物館で見学することができます。ナポリで有名なのがマルゲリータピザ、ドルチェ(お菓子)、コーヒー。ナポリに行く前に美味しいお店のチェックを忘れずに。お洒落なバール(飲食店)に入って小さなお菓子とカフェを試してみてくださいね。
14.モンサンミッシェル(フランス)
http://sumapo.com/image/15504.html
モンサンミッシェルは、フランスの西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島と修道院の名称のことです。潮の干満の差が激しいこの島は、もともとはケルト人の聖地でした。その後、百年戦争中に要塞として使用されたり、フランス革命の時代には監獄として使用されました。現在は、修道院として復元され、観光スポットとして脚光を浴びています。1979年にユネスコの世界遺産に登録され、1994年にはラムサール条約の登録地となりました。建築様式と歴史主要部はゴシック様式ですが、内部はノルマン様式やロマネスク様式、フランボワイヤン・ゴシック様式など、さまざまな建築様式によって構成されています。
15.カッパドキア(トルコ)
http://blog.livedoor.jp/sweet_tooth_tommy/archives/51111067.html
アナトリア高原中央部にあるカッパドキアは、100km²近くにわたって岩石地帯が広がる台地です。標高1,000メートルを越える場所にキノコや煙突のような形の奇岩が林立し、巨岩がそびえる景観はまさに自然の驚異。何億年もかけて形成された広大な大地は、気球ツアーで上空から眺めるととさらに迫力満点ですよ。幽霊の出そうな“妖精の煙突”、地下何メートルにも広がる都市や教会などのすべてが、この世のものとは思えない現実離れしたオーラに包まれています。カッパドキアには2つの空港があり、イスタンブールから90分以内で行くことが可能です。
16.パリ(フランス)
http://www.madameriri.com/2011/12/10/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%81%AB%E6%9C%9F%E5%BE%…
パリは、数多くの世界遺産があり、食通を満足させる料理のある魅力溢れる街です。天候は東京と大きく変わらず、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ大通りといった有名観光スポット巡ってから、ルーブル美術館やノートルダム寺院などの芸術に触れてみてはどうでしょうか。パリは、1区から20区までの区画に分かれており、東京よりも小さいので歩いて観光する事も可能です。セーヌ川沿いをのんびり散策するのもおすすめですよ。メトロは色と番号で分かりやすく行き先が明記されているので、誰でも気軽に乗車することができます。
17.ナスカ(ペルー)
http://homepage3.nifty.com/sapporo_ono/peru.html
年間平均降水量5ミリの世界で最も乾燥した砂漠地帯に残されたナスカの地上絵。100以上の図柄に18種類の植物や動物の絵が描かれています。一般的なアクセスは、首都リマからバスで4時間程のところにあるピスコ空港へ。そこからセスナに乗り30分で砂漠地帯にあるナスカの地上絵上空へ到着します。約1時間半のフライトが一般的なツアー内容。地上絵を見せるため旋回を繰り返すので、 乗り物酔いの薬は必須です。地上には、ミラドールと呼ばれる展望台があります。パン・アメリカンハイウェイ(南北アメリカ大陸の国々を結ぶ幹線道路網)の道路沿いにあり、最上階に行くと、“木”と“手”の地上絵を見ることができますよ。
18.カイロ(エジプト)
http://jptopic.org/%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF/%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83…
カイロはエジプトの首都です。古代都市であると同時に、近代的な大都市でもあり、交通渋滞や騒音問題は、カイロがアフリカ・アラブ世界で最も人口の多い都市であることを物語っています。静寂ささえ求めなければ、1000のミナレット(塔)が建ち並ぶカイロは、エジプトの歴史や文化を知ることができる素晴らしい都市です。 タクシーなどの金額交渉はかなり面倒で、サギが横行しているため、基本的にはホテルに用意されているパッケージ・ツアーがおすすめです。現在エジプトへの渡航を検討されている場合はリスクを考慮の上、各国政府の渡航情報を確認しましょう。
19.クスコ(ペルー)
http://www.wallpaperlink.com/bin/0709/03880.html
クスコは11~12世紀頃に建設されました。クスコ=ケチュア語 で“へそ”を意味し、太陽神を崇拝するインカ帝国の都として栄えました。ペルーの南東アンデス山脈中の標高3,400mにあり、人口約30万人の街です。クスコの石畳の通りには、コリカンチャ宮殿やサントドミンゴ教会に代表される、インカ帝国とアンデスのバロック様式の建物が混在しています。アメリカンインディアンとメスティーソ文化が混在するクスコは、素晴らしい織物や賑やかなサマーフェスティバル、考古学の世界を楽しむことができます。
20.ミラノ(イタリア)
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イタリア第2の都市である北イタリアの首都ミラノは、ヨーロッパの歴史の中で何度も占領や統治を繰り返してきました。ルネサンス時代にはレオナルド・ダ・ビンチが20年以上滞在していたことでも有名で、現在でも世紀の大傑作「最後の晩餐」は観光の大きな目玉となっています。現在は、世界のファッションの中心地となり、 世界中から新鋭クリエータが集まっています。芸術的なブレラ地区では高級革製品、ヴィア モンテナポレオーネでは高級ブティックでのお買い物を満喫できます。 美しいモザイクとガラス製のアーチ型天井を取り入れたガレリアヴィットリオエマヌエル2世のアーケードは、まるで美しい絵画に飛び込んだような気持ちに。 ショッピングの後は、スカラ座でオペラ鑑賞がおすすめです。
23.フィレンツェ(イタリア)
トリップアドバイザー
花の都フィレンツェは、トスカーナ州に位置する人口約35万人の街です。かつてのフィレンツェ共和国、トスカーナ大公国の首都であり、イタリア統一後、短期間ではありますがイタリア王国の首都でもありました。今もルネサンス時代の華やかな雰囲気が残り、メディチ家の紋章(百合の花と丸薬)をいたるところで見かけることができます。フィレンツェには美術、建築の傑作が数多く残されています。アカデミア美術館には、ミケランジェロの作品が多数展示されており、そのミケランジェロは、フレスコ画に囲まれたサンタクローチェ聖堂に眠っています。 ヴェッキオ橋は、メディチ家のフェルディナンドによって肉屋や八百屋が撤去され、豪華な貴金属店のみの営業が許された歴史があります。第2次世界大戦でもその美しさゆえドイツ軍に爆破されなかったそうです。
24.グラナダ(スペイン)
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グラナダはスペイン南部の都市、アンダルシア州グラナダ県の県都です。かつてはイベリア半島最後のイスラム王朝ナスル朝グラナダ王国の都で、城塞の性質も備えた壮麗なアルハンブラ宮殿が有名です。シエラネバダ山脈が抱える“ベガ”と呼ばれる肥沃な平野を基盤にして栄え、スペインの中では突出して肥沃で水が豊富、作物もよくとれます。そのため物価も非常に低い所です。街には、1492年にレコンキスタで滅ぼされるまで続いたムスリムの文化が華やかに残っています。かつては国際的な大都市であり、ヨーロッパで最も早く大学が出来た場所でした。 学生の街でもあるグラナダでは、バラエティ豊富なナイトライフも楽しめます。
25.ストックホルム(スウェーデン)
トリップアドバイザー
ストックホルムは、同じ北ヨーロッパに属するデンマーク、ノルウェー、フィンランドのみならずバルト三国、ロシア、ポーランド、ドイツとの間でも戦争や外交が展開された歴史を持ちます。近代においては武装中立を国家の方針とし、世界有数の福祉国家を建設しました。14の島から成る水の都で、石畳の続く美しい街です。古い教会や美術館があり、「北欧のヴェネツィア」とも呼ばれています。高緯度なことから夏の日照時間は18時間、冬は6時間と格差が激しくなりますが、気候はメキシコ湾流の影響により温暖で四季を感じることができます。旧市街はガムラ・スタンと呼ばれ歴史的な建造物や教会、博物館などがあり魅力的な散策コースとなっています。19世紀に造られた“スカンセン”は世界初の野外博物館であり、スウェーデンの歴史を知るのに最適な場所です。
26.マッターホルン(スイス)
http://jisdavos.org/photo.html
マッターホルンは、アルプス山脈に属する標高4,478mの美しい山で、名称はドイツ語で牧草地を表す“matt”と、山頂を表す“horn”に由来しています。 山頂にはスイスとイタリアの国境が通っていて、麓の町はスイス側にツェルマット、イタリア側にチェルヴィニアがあります。一般的な観光ルートは、ツェルマットから登山鉄道やロープウェイに乗って展望台に向かいます。周辺には初心者でも気軽に楽しめるハイキングコースがたくさんあり、なかでもゴルナーグラート鉄道で上った後に、「逆さマッターホルン」を眺めながら下るコースが人気です。
27.ローマ(イタリア)
http://taosangha.com/fun-goods/interview-2/
歴史の街ローマは、コロッセオや凱旋門など、歴史の授業や映画で見たままの風景が溢れる街です。「ローマは、一日にして成らず」「すべての道はローマに通ず」など有名な格言がありますが、1日で観光するのは難しいでしょう。 圧倒的な数の史跡が寄せ集められており、街全体がまるで野外の大きな美術館のようになっています。 トレビの泉にコインを投げ、コロシアムやパンテオンの有名スポットを見学後、ショッピングを楽しみながらカプチーノでひと休みするのが一般的なコースです。パスタやフライドアーティチョーク、オックステールシチューなど、食事が大変美味しいことでも有名です。
28.コペンハーゲン(デンマーク)
john.anes
コペンハーゲンは、デンマークの首都であり、北ヨーロッパを代表する世界都市でもあります。総面積は約4万3000平方kmでスカンジナビア最小の国。ドイツと国境を接し、ヨーロッパ大陸に続いています。かつてはバイキングの漁業の街として栄えましたが、古代スカンジナビアの名残が今も残っており、現代建築と、17世紀を代表する建築物であるラウンドタワーなどの歴史ある建築物が共存しています。人魚姫のアンデルセンでも知られているこの街は、美しい森と酪農だけではなく、レゴブロックやロイヤル・コペンハーゲン、そして“北欧デザイン”を代表する建築や工芸に優れたデザイナーたちで溢れています。
29.バルセロナ(スペイン)
http://slp80.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-6360.html
バルセロナは、サルバドール・ダリがここで一時期を過ごし、カタロニアの有名建築家アントーニ・ガウディが街のいくつかの建物を設計しているスペイン人気ナンバーワンの観光の町。めったに雨が降らない温暖な気候に、フランスの影響を受けた地中海料理など、バルセロナの魅力は尽きません。見所満載のバルセロナですが、町自体はパリやロンドンほど大きくはありません。海と丘に挟まれた町なので、徒歩での散策でも迷うこともないでしょう。地下鉄やバスも発達していて、しっかりプランを組み立てれば1日でもしっかり観光できますよ。
30.ルクソール(エジプト)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AB
ルクソールは、カイロの南670kmにあり、紀元前2100年から750年までの間は宮殿都市でした。現在も数多くの遺跡が残っおり、ナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿、西岸には、王家の谷や王妃の谷があり、市内にある遺跡の多くが、古代都市テーベとその墓地遺跡として世界文化遺産に指定されています。なかでも、カルナック神殿は必ずと言っていいほど訪れる、メジャーな観光スポット。第1塔門からアムン・ラー神至誠所までの道のりが大変素晴らしく見所満載です。広い敷地内には、山のように遺跡があり、いまだ発掘中の場所もあります。
31.バンコク(タイ)
トリップアドバイザー
黄金に輝く宮殿や水上マーケットなど、豪華絢爛な寺院と近代的なビルが交錯するタイの首都バンコク。50の地区に分かれており、トンブリー地区には荘厳なワットアルン寺院、プラナコーン地区には寝釈迦仏で知られるワットポー寺院があります。チャオプラヤー川の西岸から、1782年に東岸へと遷都されてから発展を続けてきたバンコクは、高架鉄道が走り、高層ビルが林立しています。まるで未来都市のようなその足元には、渋滞する大勢の人々がごったがえしており、露店がどこまでも続いています。
32.ロンドン(イギリス)
http://ryoko-tatsujin.net/europe/4768/
ロンドンは、歴史と芸術、ファッションの街です。 東京のように大きいわけではないので、地下鉄を使えば、短時間でたくさんの場所を訪れることが可能です。アートに興味があれば、モダン美術館やロイヤルオペラハウス、ファッションに興味があればオックスフォード通りでショッピングなど誰もが楽しめる観光地です。テムズ川沿いの観光は、ロンドン塔→タワーブリッジを→ロンドン市庁舎→テートモダン→ミレニアムブリッジ→セントポール大聖堂という順番が一般的です。ウェストミンスター宮殿とビッグベンは、隣接するウェストミンスター修道院とともに世界遺産に 登録されています。夏は国会会期中、冬は毎週土曜日にツアーがあり、中に入ることができますよ。
33.北京(中国)
http://www.epochtimes.com/b5/5/7/2/n973324.htm
北京は中国の首都でありながら、世界でも随一の観光都市でもあります。人口は1100万人を超える巨大都市。三方を山に囲まれていて、山地が総面積の62%を占めています。北京は世界遺産が多く、故宮・万里の長城・頤和園・天壇公園など、いずれも世界遺産に登録されています。万里の長城は、長さが2万kmにおよび、たくさんの場所がスポットで公開されていますが、北京市内に比較的近くて観光地としても最も有名なのが“北京八達嶺”です。大陸性気候の特徴を持つ北京は、四季がはっきりしていて、春と秋が短く、冬と夏が長く続きます。1年の平均気温は11.8℃。日本から4時間前後で行けるのでアクセスも便利です。
34.オスロ(ノルウェー)
http://blogs.yahoo.co.jp/dhtsc229/2378893.html
ノルウェー王国の首都にして最大の都市であるオスロは、フィヨルドの最奥部という素晴らしい場所に位置しています。王宮、行政、立法、司法などの機関が集まり、街の向こう側には大自然が広がっています。観光スポットは、ヴィーゲラン彫刻公園、ヴァイキング船博物館、ムンク美術館、ホルメンコッレン、ノーベル平和センター、ホロコーストセンターなどバラエティに富んでいます。便利なのが、“オスロパス”。これがあれば、公共交通機関、駐車場、多くの博物館や観光名所が無料で利用することができるんですよ。
35.メテオラの遺跡(ギリシャ)
Javier Vieras
メテオラとはメテオラ修道院群の総称で、ギリシア北西部にあるセサリア地方北端の奇岩群と、その上に建設された修道院共同体のことをいいます。その地形と、ギリシア正教の修道院文化の価値から世界にたった29件しかない複合遺産(文化遺産と自然遺産、2つの価値を持つ世界遺産)のひとつとして指定されています。名称は、ギリシア語で“中空の”を意味する「メテオロス」に由来します。11世紀頃に建てられた修道院は、15.16世紀には24ヶ所にまで増えましたが、現在は6ヶ所の修道院が活動するに至ります。修道院を見学するには男女問わず長めのスカートを履かなければなりません。(入り口で貸し出し可)中では、フレスコ画をはじめとするビザンチン芸術を見ることができますよ。
36.ホバート タスマニア島(オーストラリア)
http://community.travel.yahoo.co.jp/mymemo/tabininn/blog/135120.html
タスマニア最大の都市ホバートは、南西海岸に位置します。過去と現代の文化が混在しており、数世紀前に建てられた倉庫を改装して作られたウォーターフロントのカフェやレストランからは、港を行き交うヨットや漁船が見えます。街を囲む山々の標高はそれほど高くありませんが、世界でも最も山岳地帯の多い島のひとつでもあります。ノコギリのような稜線は、タスマニアが何百万年も昔に、南極大陸とつながっていたことを示しています。アクセスは、シドニーから国内線で約2時間。札幌の緯度とほぼ同じの南緯43度に相当します。夏は気温20℃くらいで、快適に過ごせます。
37.アブ・シンベル(エジプト)
http://www.tripadvisor.jp/Tourism-g297540-Abu_Simbel_Aswan_Governorate_Nile_Rive…
アブシンベルは、歩いて散策できるコンパクトで魅力的な街です。観光の目玉は、アブシンベル大神殿。正面座像の高さ21メートルが4体。岩山をそのまま彫刻し、30年間の歳月をかけて紀元前1250年頃に完成したそうです。1960年代にアスワンハイダムの建設で水没の危機に合いましたが、 ユネスコにより移築されて、神殿内部の貴重な壁画や彫刻も保護されました。湖と砂漠越しに荘厳な神殿を眺めると壮大な気持ちになれます。現在エジプトへの渡航を検討されている場合はリスクを考慮の上、各国政府の渡航情報を確認しましょう。
38.サントリーニ島(ギリシャ)
http://plaza.rakuten.co.jp/aremo/diary/200812040000/
サントリーニ島は、世界で最も美しいサンセットと絶賛されるギリシャのエーゲ海に浮かぶ島です。大爆発を起こした火山が形成したカルデラ地形になっており、本島を含めた5つの島々の総称としても用いられます。断崖の上に建つ白い家々と青い海が人気のリゾート地として有名です。この島の人気スポットに、火山性の黒いビーチであるペリッサビーチとカマリビーチがあり、人々を魅了して止みません。キクラデス諸島の巨大なラグーンに沿って湾曲したサントリーニでは、空高くそびえる街からの素晴らしい眺めや、厳選された食事、美しい絵画を楽しめます。
39.ヘルシンキ(フィンランド)
http://blogs.yahoo.co.jp/meteorshowerjp/27160110.html
ヘルシンキは、フィンランドの首都。近代的な国際都市です。バルト海に面し、多島海のヘルシンキ湾が美しい海岸線を作っているため、別名「バルト海の乙女」とも呼ばれています。市内を歩けば北欧独特のパステルカラーの建物が立ち並ぶ美しい街並みと、最先端のデザインが入り乱れ、大都会へ成長していく街の一面を見せてくれます。“ヘルシンキカード”を利用すれば、無制限にバス、フェリー、メトロを利用することができます。スオメンリンナ城砦、セウラサーリ島の歴史ある村、岩の教会にはフィンランドのユニークさが存分に現れています。緯度の関係で1日中明るい夏も、凍えるように寒い冬も違った楽しみが味わえますよ。
40.ストラスブール(フランス)
http://eurobuildings.info/wallpapers/france_jp.html
パリから東に約480kmのところにあるストラスブールは、フランス北東部のライン川左岸に位置する都市です。ライン川の対岸にはドイツの都市ケールが存在しますが、シェンゲン協定によりパスポートチェック無しで自由に往行が可能です。歴史の上では何度もフランスとドイツを行き来しました。今でも街の各所にドイツの名残を見ることができます。国が移り変わった戦争の歴史の反省により、ヨーロッパの平和はストラスブールからというイギリスのチャーチル元首相の提案で、様々な国際機関が置かれています。