高知県立のいち動物公園
動物は自然が大好き、自然の中でのびのびいきいき暮らしたい。そんな動物たちが自然な姿で暮らしている姿を間近に見れるのが『のいち動物園』。「こんな動物園に行きたかった!」と思える動物園です。のいち動物公園は、高知県にある動物園の1つ。1991年のオープンから来場者は400万人を超え、飼育・展示されている生き物を間近に見ることができるよう工夫がされています。野生での生態や不思議も、ここでならじっくり知ることができますよ!見れば必ず行きたくなる、この動物園の魅力をご紹介します。
高知県立のいち動物公園
1.のいち動物園とは?
高知県立のいち動物公園
「人も動物もいきいきと」を合言葉に、動物たちの本来の生息地である森や草原を可能な限り再現した動物園です。いきいきと暮らしている動物たちの自然な姿を間近に見ることが出来ます。一歩踏み込めば、帰りたくなくなるほど癒されること間違いなしですよ。2011年、日本経済新聞の「生態がよくわかる動物園」ランキングで、この動物園の「ジャングルミュージアム」が日本国内10位に入ったことが示すように、画期的で独創性に富む展示を行っています。教育にも熱心で、保育所から高校まで楽しめるプログラムを揃えているのです。
2.のいち動物園の見どころ
高知県立のいち動物公園
園内はテーマごとにゾーン分けされ、見どころ満載。動物の生態に合わせて、「失態の森」「熱帯の森」「アフリカ・オーストラリアゾーン」「ジャングルミュージアム」「こども動物園」に分かれており、ポイントごとにピクニック広場や自然散策路、コウモリ舎などが点在しており、様々な楽しみ方ができます。
温帯の森
「温帯の森」では四季がある地域、温帯林を再現しています。美しい自然溢れる私達の日本も温帯に属しています。「みんなで一緒に散歩しているツクシガモ、かわいい姿が微笑ましい」
高知県立のいち動物公園
「なんでかのぞいているカワウソさん。こっち見ているの?案外あれでぼーっとしているだけなのかも」
高知県立のいち動物公園
湿帯森が広がる分布は日本も含まれていて、四季の移り変わりがはっきりしていることに特徴があります。水鳥などは、割と馴染みのある気がするのは、この為ですね。このゾーンで見ることができる動物は、ビーバー、レッサーパンダなどです。
熱帯の森
高知県立のいち動物公園
「熱帯の森」では赤道付近の高温多湿地帯の熱帯雨林を再現しています。地球上の動植物の中でも最も豊かな生態系を持っている地域です。「尾が輪のような模様だから“ワオ”キツネザルって名前なんだって!」
高知県立のいち動物公園
「ルリコンゴウインコの『ガル』」
高知県立のいち動物公園
高知も温暖な場所ですが、熱帯雨林は更に赤道に近く、年間平均気温が25度以上です。降雨量も2,500~4,000ミリに達し、最も多くの動物が生息する地帯です。エジプトルーセットオオコウモリ、シロテナガザル、フラミンゴ、キンカジューなどを見ることができます。ジャングルミュージアム
高知県立のいち動物公園
「ジャングルミュージアム」は日本初となる本格的な熱帯雨林館です。近年の地球規模の環境問題によって失われつつある貴重な熱帯雨林への関心と現実への理解と、熱帯雨林地域に生息する希少な動物の繁殖を目的としています。「この場所、この体勢が妙にしっくりきているミナミコアリクイ」
高知県立のいち動物公園
「仲良しなオニオオハシのおふたり」
高知県立のいち動物公園
平成7年にオープンしました。建物は鉄筋コンクリート3階建てで、地上部は2階あり、全天候型の完全屋内施設です。中南米と東南アジアのゾーンに大別され、カピパラ、フタユビナマケモノ、マレーグマなどの他、爬虫類や両生類もこのゾーンに展示されています。
アフリカ・オーストラリアゾーン
高知県立のいち動物公園
「アフリカ・オーストラリアゾーン」はアフリカサバンナの広大な草原を再現しています。大型草食動物や鳥類が一緒にのんびりしています。「動かない鳥」で有名な?ハシビロコウあまり動かない・・・でも時々、あいさつしてくれるかも?
高知県立のいち動物公園
みんなでこっち見てる?ミーアキャット。姿勢が同じでみんなソックリに見えるけど、それぞれ個性がありますよ。
高知県立のいち動物公園
平成9年7月にオープンしたこのゾーンは、周囲の3か所から見ることができます。北側の展望台からは、「キリン目線」を体験できますよ。このゾーンは身体の大きな動物が多いのですが、性質は憶病です。静かに観察しましょう。こども動物園
高知県立のいち動物公園
「こども動物園」では、ペンギン、プレーリードッグ、ミゼットポニーなどが暮らしています。間近にかわいい動物達を見ていると、もー癒されちゃいます。「よーく探してみないと見つからないよ!」
ガラス越しに泳ぐペンギン達は、結構力感があります。プレーリードッグの展示場は地下トンネルをくぐり、ドームの中から顔を出すと、同じ目線で見ることができます。モルモットの触れ合いコーナーもありますので、触ってみましょう。
高知県立のいち動物公園
「ポニーの乗馬体験も出来ます」
高知県立のいち動物公園
どのゾーンも魅力的で大満足間違いなしです。一瞬一瞬で違った姿を見せてくれる動物達を見ていると、時間が経つのを忘れちゃいます。帰りたくなくなってしまいますよ、きっと。
どのゾーンも魅力的で大満足間違いなしです。一瞬一瞬で違った姿を見せてくれる動物達を見ていると、時間が経つのを忘れちゃいます。帰りたくなくなってしまいますよ、きっと。
3.動物を間近に感じるポイント
どうぶつ科学館
どうぶつ科学館は園内にある2階建ての施設で、1階が「情報ゾーン」、2階が「体験ゾーン」と別れています。情報ゾーンでは大きなスクリーンで動物の生態について上映したり、園が行っている保護活動などについてを学習可能。体験ゾーンでは着ぐるみを着て動物の特徴を知ったり、骨格標本や模型を見て不思議な生態について学ぶことができるのです。ゲームで動物と自分の能力がどれほど違うのかを体感できるコーナーもあるので、大人から子供まで楽しめる場所ですよ。
1階では「アサギマダラ」という、渡りをする蝶が紹介されています。のいち動物園にも飛来してくるそうです。保護活動についても、ここで学ぶことができます。2階では標本やはく製、図書コーナーがあり、より掘り下げて知る機会になりますよ。双眼鏡も、ここで貸し出しています。
飼育日記
のいち動物公園の公式ホームページでは、飼育員による展示動物たちの飼育日記が公開されています。フラミンゴやミナミコアリクイ、アシカなどの妊娠~出産、成長過程までを写真と詳しい情報付きで掲載。いろんな動物の赤ちゃんたちがどうやって生まれるのか、生まれてすぐの状態から育っていく過程を見ることができますよ♪生まれたての可愛らしい赤ちゃんたちが立派に大人になり、展示室に行くまでを紹介してあります。
2016年7月時点で16種類の動物達が紹介されています。動物の可愛さ、飼育の大変さなどととても詳しく書いてあり、それぞれのドラマには胸を打たれます。是非、時間をかけてじっくり読んでみましょう。意外に知られていないことがたくさん載っていますよ。
お楽しみタイム
園では毎日お楽しみタイムを設けています。これは飼育員による餌やりを見学したり、小動物たちに触れる機会が与えられるもの。生き物に触れて間近で知ることができるチャンスなんです。平日はモルモットとのふれあいやカワウソの食事タイムがありますが、土日祝は馬への餌やり体験、乗馬体験、展示されているペンギンやアシカ、ハイエナなど多数の動物のごはんタイムが見られます。どんなふうに何を食べるのか観察するにはピッタリなお楽しみ時間ですね。
モルモットとの触れ合い、からくり時計の演奏、カワウソとチンパンジーのお食事は、平日、土日祝日ともに実施されています。その他は土日に行われ、時間もそれぞれことなるので、見逃さないためには、事前にスケジュールをホームページでチェックすると安心です。
イベントにも動物いっぱい!
年間イベント
のいち動物公園では年間を通して様々なイベントが開催されています。私たちが普段親しんでいるイベントを動物たちにも味わってもらおうと企画しており、クリスマスには特性のケーキ、節分には特製恵方巻を与える企画も行われています。この他、来場者も楽しめるペーパークラフト作りやスイーツパーティー、展示動物たちを収めた写真で参加する写真コンテストなども行われ、いつでも生き物に触れる機会があるんです。
毎月イベント
年間イベントの他、毎月決まった日に行われているイベントも見逃せません。毎月第一日曜には解説役の園長と公園内を見て周る「園長と散歩」、第ニ日曜は飼育員のお仕事をのぞける「動物園の裏側探検」で、いつも以上に動物が近く感じられます。また第四日曜日には紙芝居を使って生態を知ったり、動物たちの面白い行動について学べるイベントが行われるので、これらを目当てに訪れる人も多いんです。
入園料をお得にしちゃおう!
のいち動物公園の入園料をお得にする方法があるので、以下に当てはまった人はラッキーですよ♪・竜馬パスポートを持ってる…入園料が20%引き
・やなせたかし記念館の入園券の半券を持ってる…のいち動物公園の入園料が大人1名のみ団体料金
・JAFの会員証を持ってる…大人は20%割引、18歳未満(高校生以下)は無料
・土佐くろしお鉄道・ごめんなはり線を利用した…のいち駅の売店で入園割引券をもらえば団体料金に
この4つの条件に当てはまった場合、のいち動物公園の入園料が割引になります。持っている場合は提示してお得に入園しましょう。
ランチを食べるならここ!
ピクニック広場
園内の中央にあるピクニック広場には、広い芝生と椅子があるのでお弁当を食べるのに最適♪木陰のベンチに座って食べたり、シートを敷いて芝生で食べたりと、ピクニック気分が味わえますよ。この広場内にはアスレチック遊具もあるのでお子さんも大はしゃぎ!ふわふわな素材がクセになるドーム型の遊具や、登ったり下りたりのアクティブな遊びができるアスレチックなど、夢中になれるスペースなんです。動物を見た後はここで遊んでもいいですね。
レストラン ラクーン
のいち動物公園にあるレストランラクーンは、ランチタイムにぴったり!お子様から大人までみんなで楽しめるメニューがいっぱい揃っているんです。大人向けには和定食(土日祝のみ)や、ボリューム満点のラクーンランチがおすすめ。お子様には見た目もかわいく熊やウサギをかたどったプレートなど、品数が豊富。ラーメンやうどん、ケーキなどもあるので本格レストランさながらのお店なんです。
最後はここも見ておきたい!
売店 のいちご
お土産や記念品を買うなら売店「のいちご」へ立ち寄ってみては?動物園のゴーフレットやクッキーなどのお菓子類だけでなく、珍しいアイテムやここでしか買えないものがいっぱいなんですよ♪人気なのは展示動物たちをモチーフにしたふせんや、ハシビロコウのメモ帳などで、この動物園の限定商品。ノートやストラップ、ボールペンなどどれも展示動物たちが大集合なんです。ハシビロコウのオリジナルぬいぐるみは小高坂更生センターの方々によるハンドメイドなのでぬくもりたっぷりですよ。
ソーラーバイオシェル
駐車場の中にある銀色のアーチ型設備は「ソーラーバイオシェル」と呼ばれるものです。これはのいち動物公園で駐車場の1部を覆うようにかぶさっているのですが、単なる屋根ではありません。上部にはソーラーパネルがぎっしり!太陽光の熱を取り込んで、電力の供給に生かそうというエコへの取り組みなのです。動物園のテーマである”自然”を大切にするという行動の現れなんですね。
のいち動物園を訪れた人の声と基本情報
http://minkara.carview.co.jp/userid/832067/spot/702353/
動物の飼育施設・飼育環境は本当に素晴らしいです。ほぼ全てがいわゆる無柵放養式展示。
http://shinshin.cocolog-nifty.com/redpanda/cat23297817/index.html
基本情報
- ・名称:高知県立のいち動物公園
- ・住所:〒781-5233 高知県香南市野市町大谷738
- ・アクセス:【車】高知自動車道「南国」ICより、南東方面に車で20分
- 【電車】JR土讃線→土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線「のいち」駅下車、北方面に徒歩で約20分
- ・開園時間: 9:30〜17:00(入園は16:00まで)
- ・休園日:毎週月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月27日〜1月1日)
- ・電話番号:0887-56-3500
- ・入園料:大人/460円 ※18歳未満・高校生以下/無料
- ・オススメの時期:年間を通していつも
- ・公式サイトURL:http://www.noichizoo.or.jp/
のいち動物公園での動物たちとのふれあい、イメージできたでしょうか?単純に観察するだけでなく、その生態をより身近でリアルに感じられるような工夫がいっぱいなんですね。訪れればきっと生き物たちの虜になっていまうかもしれませんよ♪じっくり園内を周って、思い切り動物と触れ合ってみてくださいね。
素材提供:トリップアドバイザー