覚王山日泰寺は知る人ぞ知るお寺

覚王山日泰寺は、名古屋の隠れた名所です。お寺の周辺には魅力的なお店が数多く立ち並び、地元住民だけでなく、多くの観光客にも人気のスポットです。今回は日泰寺についての情報や、日泰寺周辺のグルメスポットや人気のお店についてご紹介します。

基本的には名古屋市民と寺社マニア以外あまり知られている事の無い日泰寺ですが、実はすごい寺と言う事は殆ど知られていないでしょう。そこで今回は日泰寺の真の姿と周辺環境についてリサーチしていきたいと思います！

そもそも日泰寺とは？

日泰寺とは日本で唯一のいずれの宗派にも属さない日本の全仏教徒のための寺院で、お釈迦さまのご真骨をタイ国より貰い受け、仏教各宗代表が協議し奉安する為に1904年に建立された由緒正しき寺です。お釈迦様を表す「覺王」を山号とし、日本とタイ（当時はシャム）の友好を象徴して覺王山 日暹寺にっせんじとして創建されました。その後、昭和14年シャム国のタイ王国への改名に合わせて、昭和17年日泰寺に改名されました。運営に当っては現在19宗派の管長が輪番制により３年交代で住職をつとめ、各宗の代表が役員として日常の寺務に携わっている。 年中行事としては３月15日の涅槃会・４月８日の花まつり・５月のウエサカ祭・６月15日の奉安記念法要・11月15日の奉遷記念法要・12月８日の成道会・春秋彼岸会法要、等々数多く有ります。特に毎月21日弘法大師の縁日は境内一円に露店が出店され終日にぎわい、名古屋市民の信仰と憩いの場所となっている事は言うまでも有りません。

各宗派が交代で住職を務めることもあり、宗派の違うお経を上げることもあるそうです。境内北側に設置されている僧堂だけは曹洞宗が管轄しています。境内には真舎利を日本に寄付したラーマ5世の像があり、在日タイ大使は誕生日に参拝するのが習わしになっています。

日泰寺が出来るまで（詳細）

1898年イギリス人のウィリアム・ペッペという人がネパール国境に近いインド北部で人骨の納められた古い壷を発見しました。その壷に刻まれていた古代文字を解読したところその人骨は仏舎利であることが判明しました。そこで当時インドを治めていたイギリス政府は仏教国であるタイのチュラーロンコーン国王陛下に寄贈し、そこからビルマ（現ミャンマー）やセイロン（現スリランカ）、日本といった国々に分与されました。建立地は仏教各宗派の代表と協議の結果名古屋市となり、山号は釈迦を意味する「覚りの王」の覚王山となり現在に至ります。

タイ王国から寄贈された真舎利を安置するために創建された日泰寺は、現在では在日タイ大使や在日タイ人などが参拝に訪れる国際的な寺院なんですよ。僧堂は現在曹洞宗の専門修行道場となっているため管轄が曹洞宗となっています。

覚王山祭りとは？

日泰寺の麓の覚王山では毎年定期的に覚王山春祭・覚王山夏祭・覚王山参道ミュージアム・覚王山秋祭・弘法さまの縁日（毎月21日）などが開催され、そのたびに多くの出店が出て活気にあふれています。それぞれのイベントの詳細については公式サイトからどうぞ。
公式サイトhttp://www.kakuozan.com/festival/index.html

毎月21日、定期的に行われる縁日では境内と約600メートルの参道に日用雑貨や生鮮食品、外食屋台などが約100店舗も立ち並びます。その光景はレトロ感溢れ、多くの人で賑わいます。この日だけ見ることができる仏様もあるので要チェックですよ。

日泰寺周辺の見どころ・お食事処は？

日泰寺で五重塔や本堂などさまざまな建造物を眺めて目を満足させた後はお腹を満足させたり他の見どころを巡りましょう☆日泰寺周辺でおすすめのお食事処やショップ情報などをご紹介！タイ王国にまつわる寺院だからタイ料理？そんなことはありません☆和食からフレンチ、居酒屋などのお店がたくさんありますよ

１、よし川 レトワール・ドゥ・ジェアン

都会の喧騒を忘れフランスアルザス地方を思わす木立の中のフレンチレストランで、25歳でフランスへ渡りレストラン“ドゥケノア”にて副料理長として活躍した佐伯シェフオリジナルのヘルシーフレンチは、厳選された素材と香り立つソースが自慢の体に優しい料理で食べる人の心も癒してくれます。個室も完備されているので、記念日にピッタリのメニューで2人だけの思い出を作りませんか。

ディナーはそれなりのお値段なので、気軽に訪れるならやっぱりランチ☆アルコール類を一緒に楽しむなら安いコースでグラスワインやシャンパンをいただくのもアリ♪お子さま連れも大歓迎で子ども用の椅子も用意してくれます。

２、バル・イスパニヤ 4

スペインの庶民的な居酒屋“バル”を名古屋で再現してから、20年目になるお店の4号店です。マドリードの老舗レストランをモデルにしたのでスペインの雰囲気が心地よく感じられ、パンとオリーブが食べ放題と言う大盤振る舞いです。ウリは「小エビのガーリックオイル煮」と「ミックス・パエリア」で本場のスペイン料理をいかがでしょう。

賑やかな雰囲気で楽しめるテーブル席とちょい呑みやしっかり食事もできるカウンター席があります。池下駅1番出口すぐなので待ち合わせにも便利！おすすめの「小エビのアヒージョ」はぷりっぷりのエビをガーリックとオリーブオイルで仕上げた一品。パンと一緒にいただくとさらに絶品☆

３、ザラメ ナゴヤ

モーニングといえば「ザラメ・ナゴヤ」！日泰寺の参道を歩いて少し行った場所にあります。周囲のお店を見ながら歩くと楽しいですよ。モーニングはサンドイッチセット、リコッタパンケーキセット、トーストセットがあります。物足りない時は追加でドーナツもおすすめ☆

http://tabelog.com/aichi/A2301/A230107/23033987/（食べログ）

４、味仙　今池本店

１００種類以上もの台湾料理メニューを揃える名古屋名物として評判の台湾ラーメン発祥の店「味仙　今池本店」です。ピリ辛の一品料理が多く濃い味つけが評判でそんな多彩な料理の代表格がやはり『台湾ラーメン』で、唐辛子が効いたスープと辛ミンチの相性が良く絶大な人気を誇る逸品でこの店発祥だが今では「名古屋の味」として全国的に広く知られています。

名古屋で台湾ラーメンといえばここ！辛さやミンチを増すこともできます。辛さの中にも味わい深いものがあり、一度食べるとヤミツキになりそうです♪夜中でも繁盛している人気店！台湾ラーメンと人気を二分する青菜炒めもおすすめ。

5、庭園ギャラリーいち倫

日泰寺の西側にある庭園ギャラリーいち倫は、和風の情趣あふれる古民家カフェです。黒塗りの木塀と入り口の門が格式の高そうな雰囲気を出していますが、店先の看板にはコーヒーやドリンクのメニューがかわいらしく書かれていて、それだけでもうお店に入ってみたくなります。

お店は昭和初期の住宅を改装したもので、現代ではほとんど見ることのない純和風の庭園は見事に手入れが行き届いています。客席は座敷と洋間があり、好みに合わせて選べるのもいいですね。

季節によってメニューの変わるランチセットや、三種の甘味を少しずつ食べられる味くらべセットなど、心づくしのおもてなしが立ち寄る人を癒してくれます。数量限定のメニューもあるためご予約をおすすめします。

素晴らしい日本庭園と和風住宅はコーヒーじゃなく、抹茶を頂きたくなります。食事をする場合は予約が必要になります。緑と花に囲まれたお店は都会感がなく、お部屋の中まで花の香りが漂います。和空間を満喫したい方が多いので座敷の方が人気のようです。

6、えいこく屋インド料理店

日泰寺の参道にあるえいこく屋インド料理店では、本格的なインドカレーを味わうことができます。チキンカレーやバナナカレーなどのたくさんの種類のカレーから、タンドリーチキン、サモサといったサイドメニューまで豊富なメニューがそろっています。

インド料理屋であると同時に、えいこく屋は紅茶の輸入・販売店でもあります。インド産の紅茶をはじめ、世界各地の紅茶を取り扱っています。パッケージがかわいいのでお土産にもおすすめです。

お店で紅茶を楽しむことができるのはもちろん、珍しい紅茶をお値打ち価格で購入することができます。そのほかにもスパイスやカレー、ドライフルーツの販売もしており、世界各地の味わいを身近に楽しむことができます。

カレーと紅茶がウリの老舗☆店内は照明を抑えて落ち着きのある雰囲気。カレーはライスとナンが選べます。ランチもディナーもセットメニューでオーダーするのがほとんど。色々なセットメニューがあるので複数人で来た時はシェアするのもいいですね♪

7、シェ・シバタ 名古屋

こちらも日泰寺の参道にあるスイーツ店でいつもたくさんのお客さんでにぎわっています。スイーツはテイクアウトもできますが、カフェスペースでいただくこともできます。白を基調としたスタイリッシュな店内
で、ティータイムを楽しんでみてはいかがですか。

ショーウインドウに並べられたケーキたちは、1つ1つこだわってつくられていて芸術品のよう。おいしくて見た目にも綺麗なシェ・シバタのケーキをぜひ味わってみてくださいね。

12時〜15時半の時間、数量限定でアフタヌーンティーセットが提供されています。サンドイッチやスコーン、スイーツがセットになった贅沢なセットで、シェ・シバタの味を満喫できますよ。

8、覚王山アパート

古いアパートを改装した建物で、カフェや雑貨店などいろいろなお店が入っています。いろんなアーティストの人が自分のつくった雑貨や作品を販売しています。おしゃれな雑貨から、覚王山のお土産などを買うこともできる、地元の人にも観光客にも人気のスポットです。

1階には古本カフェ「甘露」があり、隠れ家的な雰囲気の店内でゆっくりと本を読みながらチャイやカレーなどをいただくことができます。ちょっとした休憩にもぴったりのカフェです。

覚王山アパートに入っている雑貨コーナーでは、その雑貨をつくった作家さんが接客をされていることが多いです。作家さんとコミュニケーションをとりながら買い物ができるというのも覚王山アパートの楽しいポイントです。

9、歩知歩智

歩知歩智は、日泰寺参道にある陶芸教室＆ギャラリーです。陶芸教室では月4回で1万円の会員制の教室ほか、1回3,000円の一日体験もあるので覚王山で陶芸体験をしてみたいというかたにおすすめです。またお店にはうつわや小物などの販売コーナーもありお土産選びにもぴったりのお店です。

こちらで販売されている陶器の置き物たちは、ユニークでかわいいものが多いです。招き猫もだるまも愛嬌があっておしゃれで、どんなインテリアにもよく馴染みます。

お店の前にも個性豊かな作品が置かれているのでそれを眺めてみるだけでも楽しいです。陶芸体験を希望する場合はお電話で予約してからお出かけくださいね。

10、メルクル

日泰寺参道にある、チーズとハチミツを販売しているお店です。ほかではあまり見ないような、いろいろな種類のチーズとはちみつが売られています。買って帰るだけでなく、イートインスペースで食べることもできるので、おいしいチーズをつまみにちょっとお酒をのみたいなというときにいかがですか。

イートインスペースではコーヒーや紅茶などもいただけるのでカフェとして利用することもできます。天気のいいときは2階のテラス席でいただくと、とっても気持ちがいいですよ。

チーズやハチミツに詳しくなくても店員さんが丁寧に説明をしてくれるので問題ありません。めずらしいチーズやハチミツを買って帰って、ご家族やお友達へのお土産にしてもいいですね。

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覚王山日泰寺周辺には様々なお店が軒を連ねています。参道には商店街があり、歩いているとおいしそうな香りが漂ってきます。ここでしか買えない珍しい商品も数多くあります。覚王山に行くときには日泰寺や、その周辺の観光スポットに足を運んでみてください。

素材提供：トリップアドバイザー