Festival Internacional de Música y Danza de Grana
【せっかくベルリンへ行くならコンサートホールへ】ベルリンにはフルオーケストラが8つ、オペラ座は3つもあります!今回はその中から特にオススメ楽団や施設を5つご紹介します!チケットの入手方法から音楽を聴く際のマナー、よくあるうっかりタブーなども合わせて一気にまとめました♪行ったらここをチェック!
1.フィルハーモニー
あの世界最高のオーケストラと言われる『ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1882年設立)』の本拠地。特に音響効果に優れた5角形型のホールは、残響音まで計算された設計。オーケストラを囲むように360度において客席が設置してあり収容人数は2,440席、室内楽ホールも併設。
2010年にはコンサートマスターに日本人の樫本大進氏が就任し話題になりました。
演目によりチケットの当日券は入手困難なケースも多々あるので、旅の計画を立てる際に公式H.P.でアカウントを作ってから、あらかじめ確保しておくと良いでしょう。運良く当日券が出る場合は、公演1時間前に開くアーベントカッセ(Abend Kasse)に並んで入手する方法も。
■ 基本情報
- ・名称: フィルハーモニー Berliner Philharmonie
- ・住所:Herbert-von-Karajan-Str. 110785 BerlinGERMANY
- ・アクセス: Potsdamerpl.駅から徒歩10分
- ・営業時間: [フィルハーモニー内チケット売り場]月~金15:00~18:00、土日祝11:00~14:00,[アーベントカッセ・チケット売り場]コンサートの1時間前から
- ・電話番号:+49 30 254 88-0
- ・オススメの時期: 9月~翌年6月
- ・公式サイトURL: http://www.berliner-philharmoniker.de/
2.コンツェルトハウス
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の本拠地。コンツェルトハウスは、元々はシャウシュピールハウスと呼ばれ1821年より演劇場としても親しまれていました。1826年ベートーベンの「第九」のベルリン初演もこの劇場で行われ歴史の深い建物です。1984年より現在の「コンツェルトハウス」へと変わりました。劇場内は一般的な固定椅子のホールとは違い、フロアーに椅子を並べた状態、至るところで歴史を感じずにはいられない建物です。
内装はシューボックス型といわれる、いわゆる天井が高く幅が狭いのが特徴的なホール。
チケット入手方法は公式H.P.より、又は演目主催者H.P.からでないと入手できない場合もあるので(当日券も同じく入手先が異なる場合があり)注意が必要です。
■ 基本情報
- ・名称: コンツェルトハウス Konzerthausorchester Berlin
- ・住所: Konzerthaus BerlinGendarmenmarkt 10117 Berlin
- ・アクセス: Hausvogteipl.駅から徒歩5分
- ・営業時間:【チケット電話受け付け】 月~土9:00~20:00、日祝12:00~20:00
- ・電話番号: +49 · 30 · 20 30 9 2333
- ・オススメの時期: 9月~翌年6月
- ・公式サイトURL: http://www.konzerthaus.de/
3.ベルリン国立歌劇場
Claire Dancer
シュターツカペレ・ベルリンと呼ばれる歌劇場附属の管弦楽団がある。現在の音楽監督はピアニストであり指揮者のダニエル・バレンボイム氏。実は2017年完工目標に向けて改装工事中です。場所を移しビスマルク通り沿いの『シラー劇場』で間借りをした状態でベルリン国立歌劇場の公演が行われている。場所を移してでも公演を続ける、文化芸術を大切にするドイツならではですね!
残念ながら写真の国立歌劇場内で公演を聴くことはできないのですが、日曜日にはこの歴史ある建築物の内部にて工事現場の見学ツアーが行われております。見学には人数制限があるため要予約。
■ 基本情報
- ・名称: ベルリン国立歌劇場,Staatsoper im Schiller Theater
- ・住所:Unter den Linden 7, 10117 Berlin, ドイツ
- ・アクセス: Ernst-Reuter-Platz,駅より徒歩8分
- ・営業時間:10:00~18:00
- ・電話番号:+49 30 203540
- ・料金: 工事現場見学ツアー(日曜のみ)大人一人15ユーロ、14歳以下は参加できません。
- ・所要時間: 2時間
- ・公式サイトURL: http://www.staatsoper-berlin.de/
現在ベルリン国立歌劇場の公演を観られるのは【シラー劇場】
■ 基本情報
- ・名称: シラー劇場 Staatsoper im Schiller Theater
- ・住所: Bismarckstr. 110, 10625 Berlin,ドイツ
- ・アクセス: rnst-Reuter-Platz,駅徒より徒歩5分
- ・営業時間: [チケット売り場]月〜日12:00〜19:00
- ・電話番号:+49 30 20354555
- ・公式サイトURL: http://www.staatsoper-berlin.de/
-
4.ベルリン・ドイツ・オペラ
DOBと略して呼ばれることもある。歌劇場付属のオーケストラは『ベルリン・ドイツ交響楽団』。1919年、シャルロッテンブルク・ドイツ歌劇場として誕生し、1957年より現在の現代風建物へと再建され、ベルリン・ドイツ・オペラの名称になったのは1961年より。内装は豪華な伝統的なヨーロッパ風とは違い、現代的なコンサートホールに近い使用になっています。
また、どの劇場や管弦楽団にも「ベルリン」「ドイツ」など良く似た語彙が使われているので混同してしまわないよう要注意です!
チケットは公式H.P.で予約の後、建物内のチケット売り場Tageskasseにてチケットを受け取れます。当日券も現地チケット売り場にて購入可能です。
・名称: ベルリン・ドイツ・オペラ Deutsche Oper Berlin
・住所: Bismarckstraße 35, 10627 Berlin, ドイツ
・アクセス:Deutsche Oper,駅下車すぐ
・営業時間: 月~土11:00~19:00、日祝10:00~14:00[チケットサービス]月~金8:00~18:00
・チケットサービス電話番号:+49 30 34384343
・オススメの時期: 9月~翌年6月
・公式サイトURL: http://www.deutscheoperberlin.de/
5.コーミッシェ・オーパー
KOBと略して呼ばれることもある。1957年に設立。ベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団が附属のオーケストラとして活動。現代風の外観と絢爛豪華なクラッシックな内装のギャップが面白い建築物。オペラ以外にも、オペレッタやコンサートなどの演目もある。名前のコーミッシェ・オーパーとは元々は「オペラ・コミック」というフランス語をドイツ語訳したものです。
当日券売場はBehrenstr.側の入口付近にあり、上演1時間前にオープン。チケットが手に入れば是非観劇をお勧めします。
■ 基本情報
- ・名称: コーミッシェ・オーパー Komische Oper Berlin
- ・住所: Behrenstraße 55-57, 10117 Berlin, ドイツ
- ・アクセス:Franzosische Straße駅から徒歩6分
- ・予約オフィス営業時間: 月~土11:00~19:00、日祝13:00~16:00
- ・電話番号: +49 30 47997400(コールセンター)
- ・オススメの時期:
- ・公式サイトURL: http://www.komische-oper-berlin.de/
ベルリンのクラシック音楽事情
【時期を外さないようご注意を!】ベルリンだけでなく、ドイツにおけるクラシック音楽のコンサート開催シーズンは毎年9月から翌年6月まで。期間中には毎日どこかの劇場で公演が行われているので「時期を外さなければ」安心です。時期が決まればあとはチケットを入手するだけ!
チケット入手方法まとめ4パターン
- 上記それぞれの劇場ホームページよりインターネットにて前売りを購入。【要注意】ホームページ購入後窓口受け取りの際、必ず購入の証拠となる画面をプリントアウトして持っておくこと!
- 当日券売り場に並んで買う方法。当日券発売は開演1時間前。【豆知識】前売り完売の場合でも稀に20席程度の当日券を販売する場合があります。
- 劇場・ホール入り口付近などで「Suche Karte」と書いた紙を持って待つ。たまたま余ったチケットを譲ってくれる場合も。チケット代は要交渉。
- 高級ホテルに泊まっている場合は、コンシェルジュにお願いしてみる。手数料が必要な場合は予め訪ねておくと無難です。チケットのお世話をしてもらったら、手数料とは別にチップも忘れずに。
— t_uchida (@t_uchida) 2015, 5月 9
フィルハーモニーでのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のチケットはかなりの人気の様子です。これは出発前から準備しておいた方が良さそうですね!その前日、ハンス・シャロウンのベルリン・フィルハーモニーにも。当日券僅か15ユーロでベルリンフィルの演奏聴けたよ。 #Hans_Sharoun #berlin #philharmonie https://t.co/OQjIuxNWFv
— sheena_ryo (@mcmlxxx) 2015, 3月 12
当日券を格安でGetなさった強運な方もいらっしゃったようです♪前売りが手に入らなかった場合はダメ元で開演前にホールへ行ってみるのもアリかもしれません!無事にコンサートホールへは入場出来たら…
冬に訪れたなら、かさばるコートはクロークへお預けください。この時、番号などの記してある小さなプレートを渡されます。帰りに自分のコートと引き換える際に必要になりますので、絶対に無くさないよう気を付けて下さいね!クローク前では皆さん順序良く並んでいるので行きも帰りも早めに並ぶことをお勧めします。コンサート中のマナー編
ちなみにベルリン某オケのパンフレットには「楽章間で拍手をしないでください」って書いてあった。ドイツ語だけでw
— MMatsunaka%外国行きたい (@mana613) 2014, 8月 20
そうなのです!楽章間での拍手はタブーです!日本語では書いていてくれないようなので要注意ですね。実はこれ、世界中どこのクラシックコンサートでも同じです。演奏者や指揮者が会釈をするのを確認してからなら、ほぼ大丈夫ですが周りのお客さんが拍手を送るまで待ったほうが無難ですね。飴の袋ガサガサ、ビラのビニール袋ガサガサをやる奴がいた。あのガサガサ音も開演前に注意すべき。
— y_classic (@classic_y_utk) 2012, 12月 19
自分にはいつもの飴袋の音量に聞こえても、かなりの大音量でしかも鮮明にホールの端のお客さんまで聴こえます。クラシック専用劇場では生楽器の響きが端々まで行き渡るよう特に工夫設計されているからなのです。休憩時間は?
演奏会では1回だけ、15~20分程度の休憩時間があります。お手洗いなどはこの時早めに!又、この際劇場内のカウンターバーでワインやコーヒー、ジュースや小さなお菓子などを買うことができます。座れる場所は少なく、立ったまま使える高さのテーブルなどで談笑しながらお茶を飲んで休憩ができます。合わせて読みたい参考ページ
オペラとクラシック音楽 マナー講座~楽しみ方編いかがでしたか?バッハ、ベートベン、ブラームスなど偉大な作曲家が生まれ育った国ドイツ。首都であるベルリンにはプロのオーケストラの他にも国立のベルリン芸術大学、音楽大学の学生オーケストラや少人数で演奏される室内楽なども一見の価値ありです♪演奏家が多く住むこの街には、その音楽を学ぶため世界中から優秀な音楽家の卵たちも集まってきているのです!では素敵な旅を♪